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福島の甲状腺がんの諸問題の考察〈おもに過剰診断と検診有効性〉
875
:
NATROM
:2018/09/21(金) 00:54:20 ID:9GSsx8w2
【治療】
●治療法の進歩はがん検診の有効性を高めることもあるし、高めないこともある。
治療法が進歩すればがん検診の有効性が高まると無条件に考えておられるのかもしれませんが、実際にはケースバイケースです。私の私見ですが、内視鏡下の治療の進歩は大腸がん検診の有効性を高めたと思われます(探せば論文はあるかも)。開腹手術をすることなく低侵襲で安全にポリープを切除できるようになれば、(大腸ポリープの)過剰診断が少々増えてもがん検診の有効性は増します。(なお、大腸がん検診と子宮頸がん検診は、「がん」を発見するわけではないところにアドバンテージがあります。余計な不安を招かない)。
一方で、化学療法の進歩で乳がん死が減ると、乳がん検診の有効性が落ちえます(これは実例あり。ランダム化比較試験で差が出なかった理由を化学療法のためではないかとする論文がある)。極端な話、治療法が進歩して乳がん死がゼロにできれば、検診しようとすまいと乳がんでは死にませんので、乳がん死で評価した検診のメリットはゼロになります。
実際には、「化学療法が十分に進歩する以前は、検診で発見可能になってから自覚症状が生じるまでに微小転移を起こし、検診なしだと手術後に再発して死亡に至っていたような例が、化学療法が十分に進歩した後は、微小転移は自覚症状が生じてからの治療介入でも抗がん剤によってコントロールされ再発せず死亡にも至らない」というようなことだと思われます。
甲状腺がん、特に小児では予後がよいため、いまさら治療法が改善されたとしても検診の有効性が増す方向への変化はあっても微々たるものであると考えます。がんにもいろいろありますが、小児甲状腺がんは、おおよそ検診の有効性がありそうもないがん種です。
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