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福島の甲状腺がんの諸問題の考察〈おもに過剰診断と検診有効性〉

68nagaya:2018/05/12(土) 12:42:32 ID:DKkqQRio
1か月のうち9日が休みだと、実働日数は3分の2です。
だから月刊の雑誌や発行日が月単位で固定されているシリーズの文庫や書籍はその期間で作ることになるわけです。
ゴールデンウイークだからといってページ数を減らすわけにも行きませんしね。

というわけで、ちょっとレスが遅れ気味ですが重要だと思う論点を順番に。

>>2

>「過剰診断だから将来成長は止まるはず」との主張は同語反復で意味がありません。成人の甲状腺がんの多くは「将来成長は止まる」と言えますが、それは「過剰診断だから」ではなく、観察事実からです。小児の場合は外挿せざるを得ませんが、それでもかなりの蓋然性を持って「将来成長は止まる」もしくは「症状が出てからの治療介入で間に合う」と言えます。

まず、「成人」を細分定義しましょう。20歳と70歳ではガンの進行も過剰診断の可能性も違うのではないでしょうか。
小児甲状腺がんの検討をしているのに、余命が20年しかない「成人」のデータ、しかも死亡率を指標としたデータから過剰診断を導いても意味はありません。
そのうえでお聞きしますが、

>それは「過剰診断だから」ではなく、観察事実からです。

この観察事実とはどういったデータですか。
具体的には、手術適応以上に成長したガンを一定期間観察したら、成長が止まったというデータがあるんでしょうか。
もし有効なものであれば成人のデータだとしても、検診基準、手術ガイドラインの見直しにつながります。
提示していただけますか。

特に気になるのは「成長」をいう場合、腫瘍径だけでなく浸潤や転移が指標化できているかです。
腫瘍の成長は止まりました、が、遠隔転移してましたじゃ意味がありませんからね。
特に福島の場合は、リンパ節への浸潤が多く、どういった自然経歴でこれが進むのかの検討の方が重要かもしれません。

これはリンパ節への浸潤や転移をどこまで放置していいのかという検証にもつながります。

>それでもかなりの蓋然性を持って「将来成長は止まる」もしくは「症状が出てからの治療介入で間に合う」と言えます。

これは矛盾しています。ほとんどが成長が止まることがエビデンスをもって知見とできるならなら治療介入は必要ないからです。
そのうえで問題を提起しますが、「症状が出てからの治療介入で間に合う」というのは甲状腺の機能の保持(積極的な部分切除推奨)という観点から見た場合、どうなるでしょう。
言葉を換えると、甲状腺の機能を残すことを目的とする場合、自覚症状後で間に合うのでしょうか。
成人前の成長期で出産前ですから、このあたりは重要だと思うんですけどね。

「いや自覚症状後でも機能は残るよ」
「いや、手術適応にはなってるけど、放置しても症状が出るのは30年後くらいだから成長期は終わってるよ」
「ほかへ転移するかもしれないけど、それでも自覚症状があってからで十分だよ」

みたいに患者や検診受検者に対して落とし込んだ説明ができないと、患者は自分がどうしたらいいか判断できないと思いますよ。

しかも、福島の場合は事故によって有病割合がどのくらい上がって、そのうちで医療介入すべき症例がどのくらいあるかわかってないのですから、なおさらです。


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