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福島の甲状腺がんの諸問題の考察〈おもに過剰診断と検診有効性〉

579TAKESAN:2018/07/31(火) 13:09:38 ID:???
「介入」と「検診」の語義について。

用法自体にブレはあります。分野や文脈によります。
臨床研究法などでは、観察研究に対する意味で介入の語が用いられます。狭義です。この場合の介入は、むしろtreatmentの訳語です。心理学方面で、「処遇」などの表現もされます。

Interventionは、「干渉」と訳す人もいますが、NATROMさんがPICOで例示なさったように、曝露と同じような意味でも用いられます。疫学において曝露要因は、社会的な要因、性別などの属性まで含む、相当広い概念です。

検診については、あくまで「発見」する所までのプロセスを指す場合もあります。あるいは、「スクリーニング」と「検診」を分け、スクリーニングを確定診断までの事前検査に充て、検診を、確定診断まで含めた全体を表現する語として採用する場合もあります。

RCT等の臨床研究の文脈では、当然、検診群と非検診群を対照する訳ですが、この場合は、検診が曝露因子となり、それは、診断後の処置等も含めた概念として捉えておくのが至当です。

ちなみに、一つ前の投稿で引用した本では、発見するまでをスクリーニング、その後の処置を介入、と表現しています。

いずれにしても、このあたりは、場面によって意味合いを摺り合わせて使えば良いのであって、専門分野の用法を理解せず闇雲に、自分はこう思わない、と言った所で、それは無意味です。

念のため。

各分野における用法やコンテクストを全く逸脱した使いかたをするのは問題外である、のは言うまでもありません。sivad氏による、死亡率と致死率の混同、など。


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