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福島の甲状腺がんの諸問題の考察〈おもに過剰診断と検診有効性〉

542nagaya:2018/07/29(日) 22:43:21 ID:egfLao9I
>>541

いいですか。
甲状腺においてはガン検診が有効でないこと、ほぼすべてのガン種において小児がんの検診が有効でないことはこの議論の共通前提なんですよ。
そのことは自然発症の場合は専門家が介入方法に織り込み済みで論点ではありません。
つうか、そこからですか、マジで。スタートラインにも立ってない。

問題なのは、真の増加が将来にわたってどれだけある状態かわからない公害における予防検診の有効性の評価なんです。
箇条書きしますが、
・事故によってどれだけの被害があったかを調査するのは行政および加害者の責任である。
・被曝は晩発性なので基本的には生涯にわたる見守り制度が必要である。
(この2つは子ども支援法に根拠があります)
で、具体的な検診の効果ですが、
・被曝による発病の有病率の増加による発病の心配をケア。
・被曝起因の場合の、よくわかっていない特有の疾患特性や増悪度を観察によって見極め、その知見を治療に活かせる。
・早期発見機会を逃すことでの死亡リスク、機能喪失リスクの回避できる担保となる。
・検査のプロトコルを統一することにより、全体として進行の判断ができQOLに反映させやすい。
・法的根拠がある検診のため検診対象者は集団的に賠償を受けやすい。

これらにひとつひとつ評価を下し、必要があればあり方を改善いくことが重要なんです。

一般的に小児がんが有効でないのは「進行が速く有効期に検診で拾えない」「有病率が少ない」の2つの理由ですが、被曝で有病率が桁違いに増えた場合の甲状腺がんでは両方ともクリアして検診が有効かもしれないんです。
実際に救った命だってあったかもしれない。

まあ、成人後は成長が鈍化するのはわかっていますから、検診のあり方は考えてもいいかもしれません。
ただし、発ガンに対してきちんと「賠償」する制度をつくることが前提です。
責任逃れのために代案もなく検診不要論を唱える輩がいますが、彼らは賠償ではなく「補償」しか言いませんからね。
加害者側の責任から逃げきろうとする思惑に惑わされ、子どもに不利益を押しつけてはいけない。

ちなみに私の将来的な案はこれです。

相当因果認定での甲状腺がん救済制度案
・現行の検診受検者を対象に認定
・全国の甲状腺専門医にて(本人の意思で)定期的に検診、方法を統一
・所定データを第三者機関に報告
・甲状腺の検診および治療費は無料
・ガンで手術をした者には賠償金
・年齢を定め、将来の発ガンも賠償
・原資は、賠償は東電、医療費は県(経産省)


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