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科学と疑似科学とを判別する

542diamonds8888x:2019/11/15(金) 06:15:32 ID:ar7QZyDs
>>541
>もちろん誰でもそう疑うことでしょう。でもいくら考えても何が異なっているのか分からない時に、どのような結論を出すべきかというのが私の問題提議です。筋が通った理論は、いつも必ず見つかるという保証はありません。謎が謎のままという状態が何十年も、あるいは何百年も続くことがあります。

 当然です。それがどうかしましたか? どのような結論を出すべきかと言えば、謎は謎と認めて、つまり今のところ正しい理論は出せないと認めて、ひたすら努力するだけです。

 それから「いくら考えても何が異なっているのか分からない」というのは病気や生物のレベルではありえませんよ。個体同士は違っていて当たり前ですから。むしろ「どんなに観察しても、どんなに同じ条件にしようとしても必ず何かが異なる」ものです。分子以下のレベルではもちろん「すべての分子は全く同じ、すべての電子はまったく同じ」というのが現在までのコンセンサスです。

>そして、diamonds8888xさんが唱える「基準」とは、そういう時でも、正しい科学的アプローチと正しくない(疑似科学的)アプローチを区別するのではありませんか?

 そうですよ。無理して矛盾した理論など出す人はいませんよ。むろん自分では矛盾はないと思って出す人はいます。それに対して「矛盾あり」と反論する人もいたりして、科学は進んでいくわけです。

>ところが実際の光(電磁波)を観察すると、粒子・波動両方の特徴を示すのです。

 つまり光(電磁波)は粒子・波動両方の特徴を示す何かであり、従来の概念での波や粒子とは異なる何かであるという観測事実がでたのですよね。だったら従来の、どうしても背反関係にある波や粒子の概念には当てはまらないものなのですから、背反関係にある必然性はなくなったのです。
 具体的には、干渉性という従来の波の属性と、量子化による瞬間的な相互作用という従来の粒子の属性とを併せ持つものであることがわかったのであり、ここでは第3の分類を作るのが必然です。ですから誤解を避ける厳密な言い方としては波でも粒子でもなく量子と呼ぶのです。

>3.波動と粒子は背反関係としか結論しようがない理論

 結論じゃなくてほとんど公理ではありませんか。この「波動と粒子は背反関係」という理論を廃棄すべきであり、「P∧¬P」は廃棄する必要はありません。

> この場合「Q」とはどんな理論になるのですか?

 なんでも同じでしょ。そんなに論理が信頼できないのですか? [>>540]の単純な話なのに。でもまあ例示すれば。

  例1)P「xは波である」およびQ「xは媒体を持たない」
  例2)P「xは波である」およびQ「xは粒子である」

 それから(Q≡¬P)ではなくて(Q→¬P)を否定すれば十分ですね。というか(Q←¬P)は間違いであることは明らかなので。


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