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葵東【がれき受け入れ賛成都民】 @aoi_azumaさんとの議論

11NATROM:2012/06/15(金) 12:34:46 ID:L2k4JaWA
葵東さんのつぶやきにはFAQもあるから、気が向いたものから答えていこう。そのうちまとめるかも。別途質問がある方はここに書きこんでくだされば答える用意があります。

Q 化学物質過敏症の症状の原因が心因性であることを疑う根拠は?
A 二重盲検下での負荷試験におけるネガティブな結果、および、臨床における反応のパターンが主な根拠である。

化学物質過敏症は、超微量の化学物質への曝露によって症状が誘発されるとされる。よって、実際に超微量の化学物質への曝露させ、症状が誘発されるかどうかを調べることで化学物質過敏症と診断できると主張される。しかし、

ブラインドテストの必要性
ttp://members.jcom.home.ne.jp/natrom/blindtest.html

でも述べたように、二重盲検下においては化学物質過敏症患者に超微量の化学物質を曝露させても必ずしも症状が誘発されないことが複数の研究において示されている。「実験室では現実社会が再現できない」ゆえに、盲検下での負荷試験の結果はあてにならないという反論が予想される。

しかしながら、いくつかの点でその反論は無効であると思われる。一つは、盲検下での負荷試験の結果はあてにならないのであれば、化学物質過敏症の診断のゴールドスタンダードであるという臨床環境医たちの主張が誤っていることになる。わかりやすく言うとこう。

1.「実験室で微量の化学物質を負荷すると症状が生じる。これで化学物質過敏症が診断できる」
2.「いやでも、盲検下だと症状が生じたりしなかったりするんですけど」
3.「何言ってんの。実験室と現実社会は違うだろ」

3.の主張を言うなら、1.の主張を撤回しないと。1.の主張に基づいて診断や原因物質の特定、さらには特定された原因物質による誘発中和法などの治療を臨床環境医は行ってきたわけで、1.の主張が誤りであれば臨床環境医の主張は根幹から覆されることになりかねない。

さらにいうなら、実験室下において、プラセボに対して症状が悪化することもあるという事実は、「超微量の化学物質への曝露だけでなく心理的な要因でも症状が悪化することもある」ことを示している。

化学物質過敏症の症状の原因が心因性であることを疑う主な根拠の二つ目「臨床における反応のパターン」については、おおよそ常識では考えにくいような反応のことである。たとえば「3メートル先の野菜の残留農薬」がわかると主張されることがある。あるいは「ありとあらゆる電気製品に、一瞬触れただけで全身が脱力して倒れこむ」ような症状が出たりする。化学物質の曝露とは無関係に症状が起こるとしか考えられない。

葵東さんは「化学物質過敏症は放射能に敏感という主張は間違いである」と言っているが、実際のところ、主観では「放射能に敏感」と感じている人がいるのは確かである。上記したような化学物質過敏症患者の症状とどう異なるのか、私にはわからない。

念のため。化学物質過敏症の症状誘発のすべてが心因性であるという強い主張はなされていない。化学物質過敏症患者の少なくとも一部は、あるいは、同一患者における症状誘発の少なくとも一部は、心因性であるという主張がなされている。それから心因性と「気のせい」は異なる。「化学物質過敏症の症状誘発は心因性による」という主張に対し、「私の症状が気のせいだというのか」と反論する人は、すべての心因性の疾患を「気のせい」とみなしていることになろう。


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