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ヒト起源について

54shinok30:2007/09/01(土) 04:56:56 ID:n54teYTI
>>49
>著書より論文のほうが、、、という指摘に「そうなんでしょうね」と答えるなら
>あなたよりはマシとかくだらない自己満足に浸っていないで、
>論文を読んだり探したりの訓練をするほうがあなたには先決なのではないですか?
>さらにその前にあなたの場合は、進化学の考え方や方法論の基礎を積んだほうが良い気もしますね。

雄さんは,行動様式や骨格について,プロコンスルと現生チンプで「大差ない」「区別できない」人ですからね
(要するに,「ヒトとヒト以外のサル」という区分なんでしょう)
行動様式の進化について語る以前に,行動様式の分類や認識があやしいということです

雄さんの考えるヒトとチンパンジーの共通祖先はどんなものなのでしょう
1.プロコンスルのような樹上四足歩行者
2.現生チンプのように樹上ぶら下がり行動に適応しているが,現生チンプと違って二足歩行はまったく行わない
(たぶん,雄さんは1と2の区別ができないでしょうが)
普通に事実(現生チンプとヒトの行動様式と骨格)に即して考えれば,分岐直前の共通祖先は
3.樹上ぶら下がり行動に適応し,現生チンプと同程度には二足歩行も行っていた
でしょうし,それを否定する証拠は現時点では特にないんですけどね

しかし,樹上ぶら下がり行動に関しては(私がなんども主張しているように)化石の証拠から,
少なくともテナガザルの系統とゴリラ・ヒト・チンプの系統とオランウータンの系統で独立に進化したらしいですし,
もし,樹上ぶら下がり行動が二足歩行の前適応であるなら,
ゴリラ・ヒト・チンプの二足歩行とオランウータンの二足歩行は独立かもしれません

また,二足歩行の前適応としては,樹上ぶら下がり行動の他に,
垂直木登り行動やナックル歩行を重視する説もあり,
特に類人猿の多くで見られるクモザル型の垂直木登り行動の後肢の筋の使い方が
ヒトの垂直二足歩行と共通点が多いという研究もあります
>木登り運動と直立二足歩行の進化
ttp://inago.hus.osaka-u.ac.jp/images/kiyou/29/29-05_hira.pdf
プロコンスルの木登りは,その骨格からみて,
おそらく(クモザル型よりも前肢の力を多く使う)ニホンザル型の木登りだったと推測されますが,
ヒトとチンプの分岐直前には,少なくとも現生チンプ程度にはクモザル型に進化し,
それが直立二足歩行の前適応となったと推測するのはそれほど無理なことではないでしょう


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