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110
:
ミケ
:2018/06/22(金) 14:15:10 ID:hmI6xcyU
>>108
参照
「メカニズムとしての自然選択説の反証可能性」
「自然選択による進化の個別事例の反証可能性」についてのお話。
>>109
の続きで
このような、自然選択の構成要素の否定による反証は工業暗化の例で実際に試みられています。
たとえば、(捕食者への保護色として有利であったという説明に対して)
「蛾の止まる場所から考えて、黒だろうが白だろうが効果がない」という反論がありました。
それを確かめるため、蛾の止まる位置や数種の鳥が黒と白のどちらを食べているか等詳細な実験を組まれ
結果として鳥の捕食圧が暗化個体の頻度変化の主要因であると結論付けられました。
この実験の結果如何では、工業暗化が鳥の捕食圧による自然選択の結果だという仮説は反証されていました。
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A5%E6%A5%AD%E6%9A%97%E5%8C%96#%E6%8D%95%E9%A3%9F%E5%AE%9F%E9%A8%93
「工業暗化は、保護色による自然選択の結果である」は、上記のように反証可能であり、
間違いであれば反証できるデザインで実験が組まれ、結果として反証できずに、支持される結果となりました。
工業暗化についてもう少し語りましょう。
黒いことが保護色以外の別の点で有利なのかもしれません。
たとえば黒い色は温度を吸収するのに有利です。
あるいは、別の点で有利だったものが遺伝子の多面発現としてたまたま黒い色を発色する場合も考えられます。
このような場合、自然選択によって黒くはなりますが、上記のデザインでは反証できません。
では、「自然選択によって黒くなった」自体を反証することはできないのでしょうか?
いいえ、やはり同じように自然選択の前提の成立条件を疑った実験があります。
たとえば、蛾の黒化は、煤煙に含まれる化学物質によるものではないか、という反論がありました。
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A5%E6%A5%AD%E6%9A%97%E5%8C%96#%E5%8C%96%E5%AD%A6%E7%9A%84%E8%AA%98%E7%99%BA%E8%AA%AC
もし繁殖成功度の違いよりも
煤煙に含まれる化学物質によって引き起こされた程度のほうが重要であったとしたら
自然選択によって黒化したとは言えません。
もっと極端にいえば、
上で述べた日焼けの例のように
黒くなるか白くなるかが遺伝的ではなく後天的に決まることを示すことができたなれば
「どのような利点かはともかく、自然選択によって黒くなった」ということ自体も反証できるわけです。
以上が、方法の説明が手っ取り早い「自然選択説に必須な構成要素を崩す」ことによる反証です。
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