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トンデモネタに対する突っ込み用情報ソース備忘録
109
:
ミケ
:2018/06/22(金) 14:13:42 ID:hmI6xcyU
>>108
参照
「メカニズムとしての自然選択説の反証可能性」
「自然選択による進化の個別事例の反証可能性」についてのお話。
自然選択説の反証の方法の説明が一番手っ取り早いのは
前述のCA211の例「突然変異の累積を阻止するメカニズム」のように
「それが起こりえないこと」を示すこと、すなわち、
自然選択説に必須の構成要素・前提を否定することです。
まず自然選択による進化の構成要素を整理してみましょう。
自然選択による進化は
・生物の個体間である性質に差があり
・それら異なる性質がそれぞれ遺伝するものであり
・かつその性質の差が繁殖成功度に差をもたらし
・それによってより繁殖成功度の高い遺伝的性質が集団に広まりその生物集団全体の性質(の平均値)が移動することによって起こります。
・さらに突然変異によって新たな性質が供給され上記の過程を繰り返すことで、もっと大きな変化も生じることになるわけです。
これらを満たしたときに、自然選択による大規模な性質の変化が起こるわけで
逆に言えばこれらが否定されれば自然選択説は反証されるということです。
どれを否定するのでも構いません。
生物の個体間に差がないことを示せれば、そもそも自然選択による進化は起こらないと言えます。
これを証明できれば自然選択説は反証できます。
生物の個体間に差があっても、その差が遺伝に起因するものでなければ、自然選択による進化は起こらないと言えます。
これを証明できれば自然選択説は反証できます。
「突然変異の累積を阻止するメカニズムを発見できれば反証になる」というのはこの最後の部分の否定ですね。
「科学と疑似科学とを判別する」スレッドのレスNo.77において
「自然選択説が反証不能ではないか」と疑問を呈したKenさんご本人が
体色の変化が自然選択であることを反証する困難さの例として
【紫外線量に影響される人間の肌】を挙げておられますが
上記観点から考えると
この例は逆に自然選択説が反証可能であることを示す好事例なんですね。
(実際のヒトの肌の色は遺伝の影響も受けますが)
もし環境でしか変化しない性質であれば、
自然選択に必要な前提条件
・それら異なる性質が遺伝するものである
が満たされていないことになり、この性質について自然選択は起こりません。
その性質が自然選択によって変化したという言説は反証されるわけです。
※実際には、人間の肌の色は遺伝と環境の両方の影響を受けるので自然選択で変化しえますが、
環境の影響しか受けない性質の場合は自然選択にかかりません。
>>92
も参照。
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