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トンデモネタに対する突っ込み用情報ソース備忘録
92
:
ミケ
:2013/05/08(水) 01:51:05 ID:N/ivHP72
第一掲示板に書くとちょっと流れが速くなりすぎるかなということでメモ。
といってもこのあたりの話はあまり詳しく勉強していないのでちょっと自信のない部分もあります。
鵜呑み禁止!訂正歓迎!
遺伝率とは?
・その形質の分散に遺伝的要素がどの程度寄与しているのかを示す数値。
大きさなどの量的形質(cm、kgなど数値で測れる性質)は、
いくつもの要因の影響を受けており、
多くの遺伝子と、さらに遺伝子だけでなくその他ランダムな要因でも前後するものとして知られています。
ということは、
その形質(たとえば嘴の大きさ)に個体間のばらつき具合について、
仮に遺伝的要素がほとんど寄与していなかった場合……、
もしもある環境で有利なもの(嘴の大きなもの)が生き残ったとしても、
その形質の差を生み出していたのは遺伝によるものでないわけですから、
次世代の子供における嘴の大きさの平均値や分布は、
親世代が子供の頃のものと変わらないことになります。
要するに遺伝率がゼロだったら
いくら自然選択をかけても
その形質は有利な方向には進化しないと考えられるわけです。
そこで自然選択によって形質が変化したかどうかを調べるには
(量的形質のような遺伝と環境両方の影響を受けそうな形質では)
遺伝率を測ることが必要となるわけですね。
遺伝の影響がどの程度なのかを知らなければならない。
今回の第一掲示板での獲物さんは、
「ある環境の中で生き残った親から生まれた子が、推定遺伝率に遠からぬ形質を持って生まれきた」
(それだけのことで当たり前なので小進化ではない)
と言っていますが、
ある環境の中で生き残った親から生まれた子が、
推定遺伝率0.74に遠からぬ値の形質を持って生まれてきたとしたら
要するに環境による選択の効果が次世代に引き継がれたということですから
まさしく自然選択によって形質が変化した実例であり、
しかも遺伝率がゼロでないことは遺伝子頻度も変化していることを示しますので
すなわち遺伝子頻度の変化=進化であるわけですが、
おそらく彼はそんなことを理解してしゃべってはいないでしょう。
っていうか多分その数値が何を意味しているかも理解してなさそう。
ソース提示はまたあとで……。
時間のあるときに遺伝学系の教科書を探してみます。
どこかに埋まってそう。
そのときに訂正などあればするかも。
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