レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
群馬県民スレPart2
-
海なし県の臨海学校、廃止相次ぐ「海から陸へ」
2016年01月28日 08時05分Yomiuri
海がない群馬の児童たちが、「夏の思い出」をつくってきた臨海学校。
高崎、安中両市が2016年度を最後に廃止を決め、県内12市で継続するのは伊勢崎、藤岡両市だけとなる。老朽化で施設の改修を迫られ、東日本大震災後は、保護者から津波に対する不安の声も上がっていた。臨海学校の代わりに、地元で自然体験を行うなど「海から陸へ」の移行が進んでいる。
高崎市は、榛名湖畔にある休館中の国民宿舎「榛名吾妻荘」の土地・建物を東吾妻町から計約1億円で取得する。昨年12月の市議会で関連予算などが可決された。15年度に児童約3000人が参加した臨海学校に代えて、同宿舎を改修して17年度から、全小学校を対象に自然体験学習を行う。飯野真幸教育長は「湖や森の大切さ、地域の伝統のすばらしさに気付き、感動できる活動にしたい」と話す。
高崎市は1967年、新潟県柏崎市に臨海学校施設を開設した。安中市も利用してきた。07年7月の同県中越沖地震で被災したが、復旧工事を施して再開。11年3月に東日本大震災が発生した後は、保護者の懸念もあり、現地で津波を想定した避難訓練も行っている。
だが、施設の耐震補強も迫られる中で、国民宿舎の取得話が浮上し、高崎市は臨海学校の打ち切りを決めた。安中市も、県妙義青少年自然の家(富岡市)での宿泊学習に移行する方針だ。
県内12市のうち沼田、桐生、みどりの3市を除く9市が臨海学校を行ってきた。施設はいずれも新潟県沿岸部にある。群馬から列車で移動しやすいことから選ばれたという。
しかし、中越沖地震で施設の耐震工事が必要となり、前橋市と渋川市、太田、館林両市など東毛地区7市町は06〜07年度で臨海学校を終了した。富岡市は施設の裏山が大雨で崩落し、少子化による利用客の減少もあって13年度を最後に廃止した。各市は林間学校や修学旅行などに切り替えた。
受け入れてきた自治体は、こうした動きを残念がる。3施設すべてが廃止された新潟県出雲崎町は「正直寂しい」(産業観光課)。高崎市の施設が廃止される柏崎市も「児童が集まると活気が出た。約50年の歴史が終わるのは残念」(観光交流課)とする。
一方、伊勢崎市と、藤岡市など多野藤岡地区は臨海学校を継続する。伊勢崎市は同県長岡市で行っており、15年度は5年生約2400人が参加した。伊勢崎市教育委員会は「子供たちの思い出になる。保護者たちからも好評」としている。
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板