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現代人が納得できる日蓮教学

95乾闥婆:2005/07/29(金) 22:43:10
>>87

>虚空会という記述は物語としてはけっこうですが、そんな史実はあるはずはありません。

以前、ある掲示板で議論をしているときに「日蓮は宝塔が宙に浮いたり地涌菩薩が出現したりなど、法華経に書かれてあることは事実として釈迦在世のインドで起こったことだと信じていた、そんなことはありえないので、日蓮の主張の根拠は間違っている」といった発言を目にし、驚いたことがありました。私たち現代人の目から見れば法華経の示す世界とはどう見ても信仰世界を抽象的に表現した物語に過ぎません。さすがに宝塔が宙に浮いたり、地面が割れてそこから多くの菩薩たちが出現するなどを、現代人が事実であると考えることはないでしょう。しかし上記の発言を目にしたとき、果たして蓮祖はそれら法華経の記述をどう捉えていたのだろうか、不安になりました。確かに蓮祖は天台五時を事実として受け入れていたでしょうし、ゴータマ・ブッダの晩年、「霊山八年の説法」を事実として捉えていたでしょう。しかしそうすれば犀角独歩さんのご指摘のとおり、従地涌出品の「五十小劫」と矛盾します。しかしそもそも虚空会の時空間はまったく現実のものを飛び越えてしまっているのであり、そうであるから「如是我成仏已来。甚大久遠。寿命無量。阿僧祇劫。常住不滅。諸善男子。我本行菩薩道。所成寿命。今猶未尽。復倍上数」であり、「衆見我滅度 広供養舎利 咸皆懐恋慕 而生渇仰心 衆生既信伏 質直意柔軟 一心欲見仏 不自惜身命 時我及衆僧 倶出霊鷲山 我時語衆生 常在此不滅 以方便力故 現有滅不滅 余国有衆生 恭敬信楽者 我復於彼中 為説無上法 汝等不聞此 但謂我滅度」であり「常在霊鷲山」であると思うのです。このようなイデアともいうべきゴータマ・ブッダのあり方を、蓮祖は本当に事実として捉えていたのでしょうか。今もゴータマ・ブッダはインドの霊鷲山に出現し続け法を説き続けていると考えていたのでしょうか。そのあり方が一種の理念世界であることを了解していたのではないでしょうか。もちろんこれは現代人の目から見た法華経のその受容を、蓮祖に仮託して考えているのに過ぎないのかもしれません。

>真跡遺文と史実から鑑みるとき、日蓮が漫荼羅を拝んでいた形跡には当たれません。実際のところ、漫荼羅の‘用途’とはなんであったのか? という難問が解けない限り、わたしは、漫荼羅への読経・唱題を布教する蛮勇は俄に生じない気分になりました。

確かに蛮勇かもしれません。私がこの掲示板を読んで最も衝撃を受けたのは、曼荼羅は本尊ではないのではないか、といった見解に関してでありました。しかし曼荼羅本尊の受容の歴史は長いのではないかと思います。蓮祖の意図を明らかにすることとは別に、曼荼羅に向かうことの心的作用としての「効用」はなしとはいえないというのが、現時点での私の捉え方です。しかしこの掲示板は蓮祖の意図をこそ問題とする場でありました。そのような解明が、現実社会の中での受容対象としてこの宗教が耐えうるのか、を問う前提として求められているのでしょう。ただ曼荼羅信仰については判断停止する以外ないにしても、虚空会の儀式といった物語は、理念世界として、いまだ有効と捉えています。

>法華経は非仏説、その他も「物語」に過ぎなかったという、‘パンドラの函’は開いてしまいました。

そうですね。パンドラの函を開ける前と開けた後ではやはりその信仰に対する意識も同じままではいられません。私も小学三年生のころから朝晩の勤行を欠かさず行い、中学・高校生のころは唱題を一日一時間と決めて取り組んできました。首都圏の人材グループにも加わり、池田氏と接する機会も一般の未来部員より多かったと思われます。大石寺での夏期講習会にも参加しました。しかし大学に入り、地域の学生部と衝突し、その後、自分で一般の仏教書を読むことでパンドラの函を開けてしまってからは、やはり子供のころのような信仰は持てません。まして創価学会に対してをや、です。しかし「さらに前へ」と進まれた犀角独歩さんとはもとより比べようもありませんが、一度開けてしまったパンドラの函を再び閉じ、パンドラの函をそれと自覚して受容している今の自分は、法華経や蓮祖を相対化し始めた直後よりも、後退しているように思います。なぜ振り切れないのか、なぜまたここへ戻ってきてしまうのか。家族というしがらみはあります。地域の幹部としてずっと第一線で活動し続けている父に対し、たとえば近代仏教学以降の知識を示してその信仰心を破るような真似は、私にはできませんでした。今は離れて暮らしていますが、創価学会の曼荼羅を受け、ほとんど読みもしない聖教新聞を取り、訪れる学会員を受け入れもします。対外的活動は一切しませんが、どのように自身の信仰と社会的存在としての自身のあり方を関係させていいのか、分からずに行き詰っている状況は続いています。


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