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蓮祖の、著作・曼荼羅の真偽について

1管理者:2004/05/13(木) 11:57
新しいスレッドの御提案が有りましたので立ち上げます。提案文は以下の通りです。

891 名前: 犀角独歩 投稿日: 2004/05/13(木) 11:18

管理人さん:

昨晩、三学無縁さんとも話したのですが、『本門戒壇の大御本尊様の偽作説について』において、名無し@ピンキーさん、Happy Birthday!!さん、また、空き缶さんが興味を示されてお出でであった山中師『御本尊集目録』未載でありながら、御筆漫荼羅(真筆)と伝えられる漫荼羅は興味深いものがあります。また併せて、真偽未決御書、また、各文献の著者の実否などを議論するスレッドがあればよいと考えます。

以上、三学無縁さんと連名で提案させていただくものです。

2犀角独歩:2004/05/13(木) 15:23

管理人さん、スレッドの立ち上げ、有り難うございます。

スレッド・タイトルは『蓮祖の、著作・曼荼羅の真偽について』ですが、やや広く、写本・門流文書にも話題が広がることを期待します。

さて、『本門戒壇の大御本尊様の偽作説について』の867で名無し@ピンキーさんがご紹介くださった漫荼羅を興味深く拝見しました。
http://www.eps4.comlink.ne.jp/~shokeiji/mandara1.htm

中央題目・日蓮・花押
南無釈迦如来・南無多宝如来
鬼子母神・十羅刹女
不動・愛染

左右下に書き込みがありますが、読み取れません。

題目は弘安3年以降の筆法に似、けれど、日蓮花押の配置は建治年間の如く、花押の筆法は文永から建治のよう。不動・愛染は、形自体は弘安2年4月以前の筆法に似ますが、一画の下から斜め上に書き出す ┓ で、この筆法は山中師『御本尊集』には見られません。わたしの知る限り、この不動・愛染に最も酷似するのは、何と完則図弥四郎漫荼羅を写したという相貌図のそれです。座配の釈迦・多宝、鬼母・羅女というのも極めて特異と思えます。

不動・愛染を除けば、一々の蓮師の筆に似るように思えますが、しかし、筆法の年代が区々と見えます。

この漫荼羅、本当に蓮師の真筆、御筆漫荼羅なのでしょうか?

もちろん、これは名無し@ピンキーさんにケチをつけようというわけではありません。
純粋に相貌から感想です。名無し@ピンキーさんは、どのような点から、この漫荼羅を真筆とお考えになるのか、よろしければ、ご教示ください。

3犀角独歩:2004/05/13(木) 17:11

2の補足です。

完則図・正慶寺漫荼羅の愛染の比較
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Library/6963/kasoku_shokei_aizen.jpg

左が完則図の愛染、右が正慶寺漫荼羅の愛染です。

『所謂「本門戒壇之大御本尊」の真偽について』
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Library/6963/itamandarasingi.html
の中でも書きましたが愛染の筆法の変化は御筆漫荼羅図示を測るうえで重要なポイントになります。

以下は愛染筆法の変遷です。
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Library/6963/aizen_hensen.jpg

4犀角独歩:2004/05/13(木) 17:47

3の補足です。

考えながら打って次々に投稿して申し訳なく思っております。

整理します。

 正慶寺漫荼羅
【中央題目】弘安3年以降の特徴。‘南’より‘經’のほうが大きい。(初期は尻すぼみ)旁が二画から‘ツ’様。最終画が光明点とならず、止筆あるいは短く書き終える。
【日蓮・花押】花押の筆法は鍵手で文永〜建治のよう。その配置は建治年間初期。
【梵字・愛染】一画 ┓ の筆法は初期(文永)の如く。ただし、弘安2年4月前の形。
【諸尊勧請】釈迦・多宝、鬼母・羅女。

以上です。

5名無し@ピンキー:2004/05/13(木) 18:56
蓮祖大聖人筆で、真偽未決の御本尊は多聞にあると思われますが、富士日興門下
古刹寺院における御本尊で、北山末の御殿場市久成寺には五体真偽未決の御本尊
が現存しております。私の手元に写真があるのですが、スキャナーがありません
ので、お許し下さい、
御殿場市立図書館の郷土資料室に久成寺史が常置されていますので、その中に、
写真が掲載されています。
今後とも皆様には、宜しくお願いいたします。

6犀角独歩[TRACKBACK]:2004/05/13(木) 20:22

わたしが最近、仄聞して吃驚したのは、れんさんが『本門戒壇の大御本尊様の偽作説について』の775で指摘された石山六壺・伝興師書写板漫荼羅の偽作説でした。
これには御筆漫荼羅偽作の話題以上に感心させられました。
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/study/364/1015557630/r775

石山所蔵で、御筆であるという弘安2年11月・増師授与漫荼羅に興味を懐いていますがこれまた、写真が公開されていないので、まったく実否がわかりません。

「未公開」というのは、どうにも胡散臭さがついて回ります。

山岳無縁さんには『日興跡条々事』のことについて、今の研究の触りをご紹介いただきたいと思っています。

7犀角独歩:2004/05/13(木) 20:23

…打ち間違えました。山岳では山伏になってしまいますね(苦)
失礼しました。訂正するまでもなく、「三学無縁さん」です。

8犀角独歩:2004/05/13(木) 23:30

 三学無縁さんのコンピュータが‘風邪’を引いたとのことで、代理投稿の依頼をファックスで頂戴しました。

以下、三学無縁さんです

*** 以下、代理投稿 ***

山岳無縁…たしかに山登りとは縁のない体力ゼロの私のであります。どーせなら、三角無縁とでも変換していただければ、フチなし三角、という私らしいハンドルになったのに…。

私は、ハンドル通り、学はありませんので、教学的な検討をできるものではありません。
まず、石山系の各書籍に掲載されている条条事の本文の比較検討から始めました。

ひとつは、富要などに掲載されている諸師の文書に引用されている本文の問題。
もうひとつは、石山が教科書というか正典的に位置づけをしていると思われる遺文集類に掲載されている本文の比較です。

条条事は不鮮明な写真がカラーと白黒の2種類、非公式ではありますが、、世に出まわっています。白黒の方は、『日興上人全集』に掲載されているのですが、、やはり鮮明なものではありません。しかし、この写真が真筆だとしますと、石山系出版物に掲載されている本文と異なることになってしまいます。

さらに、堀日亨師の説による正本本文とも異なります。また、石山には、「正本と案文」つまり、清書した正式なものと草稿というか下書きの2種類の真筆がある、というわけですが、これまで書籍に収録されたものが、正本であるのか案文であるのか不明です。

それぞれの書籍に掲載されている本文に違いがある、ということは、それらのどれかが正本でありどれかが案文なのでは、と考えられるのですが、すべて、正本らしいのです。しかし、すべて正本だとすると、各書籍で、、本文が異なっているのは何故なのか、という当然の疑問が生じます。

私の論考では、基本的には偽作論や新作論を云々するつもりはありません。また、これまで行なわれてきた真偽論を論評するするつもりもありません。というよりも、学無しですので、私の手には余ります。

それに、そういったことに触れると、枚数がどれだけになってしまうことやら…。さらに独歩さんからは、今月中に書け! とキツイお達しもあるわけで…。

ある人からは、これまでの主な真偽論を紹介してほしいとは、くり返し言われているのですが、つらいです。

従来、相伝書類だけではなく、日蓮遺文についても、真書、偽書、真偽未決としての疑書、という分け方がありますが、わたしは、もうひとつ、擬書というのを加えたいと思っています。これは私の造語ですが。

真跡がなく、写本も上古のものがない。(ここでは直弟子段階の写本という意味で上古と書きます)しかし、内容的には日蓮遺文と見なすことができるもの。

つまり、後生の作であると考えられるが、日蓮の遺文とそれほど違和感のない内容のものです。

とりとめなくなってしまいましたが、長くなりましたので、これくらいにさせていただきます。

*** 代理投稿おわり ***

わたしがきついお達しなど三学無縁さんにできようはずはありません(笑)

9犀角独歩:2004/05/15(土) 12:26

空き缶さんからのご依頼でアップしました。

「法華宗(陣門流)理性寺所蔵の伝宗祖曼荼羅」だそうです。
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Library/6963/jinmon_mandara.jpg

わたしの個人的な意見としては

愛染は文永年間の筆法
中央題目は、まあ弘安というところ
花押は蕨手、どんなに下っても弘安初期、あるいはもっと前
全体のレイアウトは弘安3年前後

初期で「日蓮」と一体化して書かれる御筆は『本尊集』で見ると
第8 http://nichirenscoffeehouse.net/GohonzonShu/008.html
第10 http://nichirenscoffeehouse.net/GohonzonShu/010.html
でしょうか。まだ、鍵手の特徴を表す以前の花押筆法の段階ですので、該当漫荼羅とは異なります。

これが御筆漫荼羅であるかどうか。まあ、陣門流のケチをつけるわけではありませんが…。

まあ、こんなあんなしながら、漫荼羅の鑑定・鑑別を皆さんと共にすると富士門信徒の漫荼羅鑑別眼はレベルが上がり、自ずと弥四郎漫荼羅その他を見る目も養われると…、そんな期待もあったりするスレッドの提案の延長です。


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