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御遺文関係は此方で

17直人:2004/01/05(月) 23:28
>>15
空き缶さん、横から失礼します。

「百六箇抄」附文について

まず、この附文は弘安三年庚辰正月十一日の成立と記されていますが、その
附文には「経巻相承直授日蓮」(宗全2−P28)とあって、経巻相承は顕本法華
宗の日什師の立義であり、それは宗祖滅後100年代を待たねばならないことか
ら、「弘安三年庚辰正月十一日」の成立とすることは到底できません。
次に、「六人の遺弟を定むることは表事(中略)直授結要付属は唯授一人」(宗
全2−P27)等として日興正嫡思想が見られるが、二箇相承は宗祖滅後120年代
以降、重須によって偽作された文書であり、先に述べた如く後加文には宗祖滅後
100年代のことが記されていることから、「弘安三年庚辰正月十一日」に記された
と伝えられる文は宗祖滅後120年代以降の偽筆と見るのが正しいのであって、堀
師が後加文としたことは当然です。
詳細はかつて会員制掲示板に投稿したのでここでは記しませんが、「弘安三年庚
辰正月十一日」に記されたと伝えられる文の内容は日教師の思想が所々に見られ
ることから、「弘安三年庚辰正月十一日」の附文の成立時期は恐らく宗祖滅後200
年代でしあろうけれども、宗祖滅後120年代以降に附文が記され、両巻抄を相伝し
た日教師が自著の中にそれを略記したものかもしれない。とすれば、附文の成立
時期は宗祖滅後120年代から宗祖滅後190年代の間であろう。


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