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死刑制度についてひと言お願いします

2264無精髭:2009/07/11(土) 01:06:41
でも、>>2242>>2262を拝見させていただき上記については全くの杞憂であることが分かりましたので、今では安堵
しております(笑)。シェンさんは現時点では表向き死刑存置派でいらっしゃるにせよ、個人的には(あるいは
感情レベルでは)死刑反対派であり続ける、この気持ちは動かせないだろう、というご決意みたいなものが私にも
しかと感得されましたのでね。加えて、死刑廃止派から未来永劫的存置派へと転向される可能性というか余地は以前
からご自身で仰っているようにお持ちであるとお見受けいたしました。無論、論理的な存置論に触発されて・あるいは
合理的な議論を通じて、という条件付きでのようですが。しかしながら、死刑賛成派への転向の可能性はほぼゼロなので
しょうね。

個人的には死刑反対派でありながら、同時に公や言論の面においては死刑存置派であるということは矛盾しないこと
なのだなとやっと分かりました。

シェンさんが死刑議論において、個人的な信念や信条を極力口外しないように気をつけておられる主な理由の一つは、
そういう感情論やそれに類した主張を前面に出しすぎると、見解や立場を異とする人とは水掛け論に終始するのみで
話し合いにすらならないからでしょうね。結局自分のためにもならないでしょうし。そんなの虚しいだけです。一方、
どこかで相手との妥協点を模索したり理を分けて説き聞かせたりする謙虚な心構えをもって相手と接していれば、
相手もその点についてはこちらを見習ってくれるかも知れませんし、あわよくばその先には共通理解の上に立った
未知なる世界=結論が開けているかも分かりませんよね。

シェンさんには三つの顔があるように私には見えます。

死刑存置派としての顔 偽悪的側面。他方で遵法精神の権化。現実論。
死刑廃止派としての顔 未来構想。理想論。
死刑反対派としての顔 個人的な思想信条。感情論。

「減刑命令書・死刑執行延期命令書」とか「生体移植刑や仕方ないよね刑などの人道的(?)な処刑法」とか
「独房内での自殺許可」などなど、存置派をあっと言わせるようなアイディアの数々は、人は存置論的な考えを
徹底すると耐え切れずに廃止論的な考えに移らざるを得ないという仮説を実験的に検証するための道具とも取れ、
とても興味深いものがあります。

驚くべきことは、シェンさんは死刑廃止論と死刑反対論を同レベルで論じないように注意されていることでしょう。
ネット上の死刑議論を見る限り、この二つを区別せずに論じるのが通常の死刑廃止論者のようなのですが、
シェンさんはそこのところをよく弁えていらっしゃる。

以上は申し上げるまでもなく>>2074を横目に見ながら死刑存廃の立場について自分なりの解釈を記述したものです。
シェンさんを死刑廃止派であると同時に死刑反対派でもあると申すのは暴論どころか名誉毀損に近いものがあるかも
しれませんが、お気づきのように、私の理解する「死刑反対派」は「何がナンデモ死刑は廃止すべき」みたいな
結論ありきの立場を指す言葉ではないですね。ですから、シェンさんのみならず、私やおそらくKenさんも公共の場
向けの言論としての死刑廃止論とは別に、めいめい私的な領域・限られた人間関係でしか通用しない死刑反対論を
持っている訳ですが、それを殊更積極的に死刑存廃議論で述べようとは思いませんし、わざわざ死刑賛成派の方々に
向けて一方的にまくし立てるのも反発を招くだけなのでどうかとも思いますから、シェンさんのお立場や謙虚さ?
自己抑制?は痛いほどよく分かります。

ところで私の文脈では、シェンさんのように死刑反対派でありながら死刑存置派であることは可能なのですが、
死刑賛成派でありながら死刑廃止派であることはちょっときついかなって感じがします。

それと、同じ死刑廃止派の立場にありながら私やKenさんがシェンさんと決定的に異なるのは、存置派との妥協策
として執行方法の見直しや死刑執行無期限停止などを持論に盛り込もうとするところでしょうね。もし死刑が死文化
しているのなら、それはそれで残しといてもいいじゃん、野蛮時代の骨董品・歴史的遺産乙wって感じなのですがね(苦笑)。


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