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死刑制度についてひと言お願いします

2163トーフ:2009/06/27(土) 03:20:37
紫煙狼さんへレスさせて頂きます。
刑法の本質が「応報」にある、というのは>>2150に書いたように、
「応報を基礎として一般予防・特別予防を考慮する」ということで、
「応報という基礎がないのに一般予防特別予防を考慮すべきでない」ということです。
通説です(だと思います)。根拠は刑法学の有名教授の教科書を参照しています。
大谷・大塚・前田 の各刑法総論の教科書を参照して記述しています。

もう少し私の考えを説明させて頂きますと、刑罰法規をつくる時=立法時には報復感情を
基礎としないと、「刑の軽重」が、定まらない。立ち小便と殺人が同じ罪の重さでいいわけ
がない、というようなことです。これが「応報を基礎とする」ということです。

kenさんだったか、うろ覚えなのですが、応報を基礎としないで一般予防・特別予防を
考えてしまうと、「反省完了するまで監獄」「反省した以上は即出所」ということになる
のではないでしょうか。

紫煙狼さんも、>>2154で「あっさり反省したからといって出所させると他者に対する
犯罪抑止効果=一般予防がないのではないか」ということをおっしゃっておられますが、
そういう場合に一般予防効果がない、と思われるのは一般的な報復感情に明らかに反する
からでしょう。例えば、殺しまくったけど、反省が認められたので10日めで釈放では明らかに
おかしい。この「おかしい」が「応報」なのです。

「刑罰の本質は応報である」ということについてなんとか説明を試みてみました。

矯正プログラムが改善されていくことについてもちろん大賛成です。このスレは死刑
存廃論ですが、刑罰は現在のところ、死刑・懲役・禁固・罰金・拘留・科料となっており、
仮に死刑が廃止されたとしても、懲役・禁固(自由刑)が廃止されるようなことはまず
考えられませんからね。


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