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死刑制度についてひと言お願いします

2154紫煙狼:2009/06/27(土) 02:36:59
まだまだ色々ありますが、全部列挙するのは無理があるので、とりあえず2例で勘弁してくださいね。
少なくとも私が耳にした矯正教育に対する反論は8割以上がこの2例に集約されますので。。。

さて、矯正教育の充実化が図られてからの経過を見なければ、断定することはできませんが、
この手の方策によって再犯率が低下したと想定してください。いや、再犯率が低下するような
矯正教育をしなければ意味がない、と受け取ってくださっても結構。それはどっちでもいいです。
少なくとも単なる隔離施設ではなくなった留置所を想定した際、現状では更生不可能と判断された
ような囚人でも、更生効果が認められる可能性を否定することはできません。私の願望が含まれて
いると思ってくださって結構です。ただ、変化する可能性というのは基本的に否定できないもので
あると思いますので、ここに反論するのであれば「変化する可能性がない」ことを実証してほしいですね。

と、いうわけで、まずは犯罪者の更生の可能性は脳に何らかの欠落でもない限り残されていると考え、
また、脳に何らかの欠落がある場合は、外科的治療を含む医療行為、または投薬によって改善する可能性、
さらに、重症なものに関しては、そもそも責任能力を問うことができないのではないか、というのが、
私の更生に対する見解です。そして、更生が見られないものは刑期満了後も釈放せず留置すべきであると
考えているわけです。

そろそろイライラしてきましたね?でも我慢してください。死刑廃止の理由を挙げるには、先に更生と言う
物に対する考え方、留置拘禁と言う状態において何をするべきなのかを話さないことには先に進めないものですから。

さて、先日も申し上げましたが、私はあっさり更生したからと言って、すぐに釈放するのでは他者に対する
犯罪抑止効果は得られないだろうと思っています。従って、更生したとしても有期懲役に関しては刑期満了まで
釈放しないことが大切なのではないかと考えています。そして、無期懲役に関しては、有期懲役の上限より、
さらに長い期間を拘禁することが必要であると思っています。しかし、逆に、仮釈放の可能性のない刑罰は
人権意識以前に、あってはならないとも考えています。なぜなら、更生しても一生涯を監獄で送らせるのであれば
更生のための矯正教育を施す意味がないからです。無論、考え方の一つとして、生涯拘禁の刑や死刑の確定囚には
あえて無駄な矯正教育を施さないと言う選択肢もあるかとは思います。
ところがここで、宅間守元死刑囚の処刑に対する被害者遺族や、いわゆる有識者の意見の中に興味深いものが
あります。「もっと反省させてから処刑するべきであった」しかもこれは必ずしも少数意見ではなく、
むしろ、あの事件にかかわってしまった人の多くが、同じように考えている(らしい)事に私は注目していて
「凶悪犯罪者が自分の侵した罪の深さに打ちひしがれて更生する」こと自体は、被害者感情をいくぶんなり、
抑える効果があるのではないかと思うのです。宮崎勉元死刑囚に関しても、結局、執行されるまで謝罪のひとつも
なく、罪の重さを自覚することなく執行されたことに口惜しさを感じている人は少なくないようでした。

報復刑主義の方にも、同じ意見(反省させろ)の方は多いのではないかと思います。というのも、本来的に、
報復と言うからには、因果応報で言うところの因果に気づかぬものを処刑しても報復が達成されたとは言えないからです。
つまり、囚人に罪の重さを自覚させ、反省させると言うこと自体は、死刑存廃とは全く関係なく、多くの人の
要求であると考えて差し支えないのではないでしょうか?

って所まで書いていたら、書き始めてから6時間が経過していました。続きはまた後日。おやすみなさい(^^)


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