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死刑制度についてひと言お願いします

2041Ken:2009/06/18(木) 14:19:27
>>2030私は少数だから絶対的終身刑を採用すべきではないとは言っていません。>>2002で書かせていただいた理由で採用すべきではないと申し上げております。その裏付けとして世界的に見ても少数の国しかないんですよということです。これはダブルスタンダードになるのでしょうか?

話がなかなか噛み合わないと思ってたら理由が分かりました。私が>>2002をちゃんと読んでなかったからです。すいません。カレーさんは人道尊重の見地から死刑よりも仮釈放のない終身刑のほうが問題だ、という立場なんですね。まあ、そう考える人がいることは否定しませんが、常識的に考えてそれが一般的に受け容れられているとは到底考えられないです。囚人のほうこそ死刑を望んでいるなんて暴論です。疑問が氷解したというわけでもなくて、>>2002には今まで以上に疑問点があるので、自分でも調べてみるつもりですが、知ってる範囲で教えてください。

>>2002人権先進国と呼ばれるEUの各国でも昔は絶対的終身刑が存在していました。ところがだれも予想しないところから死刑復活の声が上がりました。それはなんと絶対的終身刑受刑者からの声でした。イタリア・フランス・カナダではこの絶対的終身刑受刑者から死刑を復活して自分たちを殺してほしいと政府に対して嘆願書が提出されました。その理由が「将来に希望がない我々の人生は無に等しく、毎日少しずつ命を削られるような刑ならばいっそ死刑にしてもらうほうがましだ」というものでした。

・妙に講談調の文面が一見してうそ臭いのですが、ソースは何ですか?
・それぞれの国で最後の死刑、死刑の廃止、仮釈放のない終身刑の廃止はそれぞれ何年ですか?
・上と関連して、死刑は(廃止の機運が高まる)→(無期限に停止される)→(正式に法的に廃止される)という過程を経て廃止されると思うのですが、死刑が廃止される前・死刑の停止期間中に「殺してくれ」との嘆願は死刑囚から出なかったのですか?
・仮釈放のない終身刑のほうが人権上問題があるというのだったら、これらの国でそれより先に死刑が廃止されたのは変じゃないですか?
・それぞれの国で「絶対的終身刑受刑者」は何人いて、そのうち「死刑を復活して自分たちを殺してほしいと政府に対して嘆願書」を提出したのは何人ですか?
・逆に、死刑がまだあった時にそれぞれの国で「殺さないでくれ」と助命嘆願した死刑囚は何人ですか?

最後二つが一番肝になる質問なのですが、要するに死刑を復活して自分たちを殺してほしいと政府に対して嘆願書を提出した受刑者が特殊で例外的な存在ではないという保証がないとカレーさんの理屈は単なる詭弁です。日本にも早く処刑してくれと頼み込んだ死刑囚でタクマという人がいるんですけど、この事例だけに注目して「日本の死刑囚は一刻も早い処刑を望んでいる」などと結論するのは間違いです。タクマは特殊な例なんで。「檻の中で生き延びさせられるくらいならいっそのこと殺してくれ」と考える囚人よりも「殺されるくらいなら檻の中にいるほうがましだ」と考える囚人のほうがはるかに多そうだ、というのが私の直感です。

たとえば、米国では死刑執行直前の助命嘆願が制度化しているのですが、それが認められると一等減刑されて仮釈放のない終身刑になったりします。今ぱっと思い出せるのはRobin Lovitt。助命嘆願が認められてなかったら1976年に米国で死刑が復活してから記念すべき1000人目になっていたはずの人です。
http://en.wikipedia.org/wiki/Robin_Lovitt
それで、助命嘆願をしない死刑囚というのは聞いたことないです。仮釈放のない終身刑受刑者で死刑に志願した人とというのも寡聞にして知らないです。ですから、少なくとも米国では「檻の中で生き延びさせられるくらいならいっそのこと殺してくれ」と考える囚人よりも「殺されるくらいなら檻の中にいるほうがましだ」と考える囚人のほうがはるかに多そうです。


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