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第50回衆議院議員総選挙(任期満了2025年)スレ

1名無しさん:2022/03/06(日) 16:41:15
第49回総選挙(2021年)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1512569557/l50

第48回総選挙(2017年)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1419422882/l50

第47回総選挙(2014年)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1364563920/l50

第46回総選挙(2012年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/l50

第45回総選挙(2009年)
その2 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/l30
その1 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/l30

第44回総選挙スレ(2005年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/l30

526OS5:2023/04/10(月) 18:12:14
ん?なにがNGワードなんだろ?

 また国民民主党の玉木雄一郎代表も「自称憲法学者の小西議員」と、衆院憲法審査会で小西氏の言い訳発言を皮肉っている。

 残るは共産党で、志位和夫委員長は「個々の議員の発言についてコメントしない」と批判しなかったが、立憲民主党と選挙で共闘するかどうかは不明だ。そもそも泉健太代表が4月7日の会見で「(候補者調整の)模索はするが、(共産党に)候補者を降ろしてくれという協議はない」と述べており、立憲民主党から働きか.ける様子はなさそうだ。

527OS5:2023/04/10(月) 18:13:38
 ある永田町関係者はこう語る。

「いわゆる“千葉都民”が多い千葉5区は票が読みづらい半面、予想外の当選者を出す選挙区だ。市長室にシャワー室を設置するなどハチャメチャな市政を行い、本来なら強いはずの2期目の選挙で供託金没収で惨敗した村越祐民・前市川市長を2003、2009年と2度も衆院選で当選させていた。しかも自民党が補選の原因をつくり、さほど強い候補を擁立していないのに、野党はみすみすチャンスを逃している」

 なお自民党では今回の補選については、落下傘候補は派閥単位で支える予定だという。千葉5区に全力投入の志公会のほか、銀座のクラブ「稲葉」のオーナーの白坂亜紀氏を擁立した参院大分選挙区は、当選した際は会派入会含みで清和研が一手に仕切る。

 もし負ければ岸田文雄首相の責任になるのではなく、ポスト岸田を狙う次期リーダーの責任というわけだ。千葉5区の勝敗は将来の総理総裁を狙う河野氏の将来をも決めることになる。

 それゆえ、当初は「勝利の可能性は高い」と言われていた千葉5区の世論調査の数字には、志公会はショックだったに違いない。果たして挽回(ばんかい)を図れるか。

(政治ジャーナリスト・安積明子)

■あづみ・あきこ 兵庫県出身。慶應義塾大学経済学部卒。国会議員政策担当秘書資格試験に合格し、政策担当秘書として勤務。その後テレビなど出演の他、著書多数。「『新聞記者』という欺瞞|『国民の代表』発言の意味をあらためて問う」(ワニブックス)などで咢堂ブックオブイヤー大賞(メディア部門)を3連続受賞。近著に「眞子内親王の危険な選択」(ビジネス社)。趣味は宝塚観劇。

528OS5:2023/04/10(月) 21:59:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2958e854216098a6c19af1757b8a03b4d026680
「安倍家」「岸家」のブランド力はどこまで 衆院補選山口2、4区の行方に岸田首相の心中は〈dot.〉
4/10(月) 19:56配信



AERA dot.
吉田真次氏の事務所開きであいさつをする安倍昭恵氏

 衆院補欠選挙が4月11日に告示される。その結果は岸田文雄首相にとっては“中間評価”でもあり、今後の政権運営を占う指標にもなる。岸田首相自ら現地入りした山口。二つの選挙区の現状を追った。


 4月9日、大阪ダブル選と奈良県知事選の結果を見て、自民党の幹部は渋い表情でこう話した。

「大阪のダブル選は想定内だったが、奈良県知事まで維新に取られた。このあと統一地方選の後半戦、国政の衆参補欠選挙もある。結果次第では、岸田(文雄)首相が考える解散時期が前倒しになるんじゃないか」

 岸田首相がとりわけ気をもむのは、衆参の補欠選挙だろう。

 すでに参院大分選挙区が4月6日に告示された。11日からは衆院の山口2区、4区、和歌山1区、千葉5区の4選挙区でも選挙戦がスタートする。

 なかでも山口の二つの選挙区は、安倍晋三元首相と岸信夫元防衛相の兄弟が地盤だった選挙区。「安倍家」「岸家」というブランド力が健在なのか、陰りを見せるのか注目されている。

 山口4区は、昨年7月に凶弾に倒れた安倍元首相の「後継」として、下関市議だった吉田真次氏(38)が自民党から出馬を予定している。立憲民主党は、前参院議員で旧統一教会を長年追及してきたジャーナリストの有田芳生氏(71)を擁立した。

 選挙告示が迫ったある日、下関市内に安倍元首相の支援者が少人数で集まっていた。そこにやってきたのが吉田氏と安倍元首相の妻・昭恵さんだった。

「吉田氏は慣れていないせいか、落ち着かない様子で頭を下げていました。昭恵さんはその保護者のようで、さすが安倍先生の妻という感じでした。昭恵さんは『吉田さんを絶対勝たせてください。主人がとった票数の上をいきたい』と熱がこもっていて、安倍先生の代理選挙のように感じました」

 と集会に参加していた支援者が話した。

 地元では、吉田氏は「安倍家の名代」という印象がある、といった声をよく聞く。

 自民党のある山口県議は、

「昭恵さんが出馬してくれると一番よかったんだけど、吉田氏は安倍家が後継として選んだ人。有田氏が相手でも安倍家のブランドは強いので安心です」

 と「安倍家」の看板を強調する。

 こうした点について有田氏は、

「立候補するのは吉田氏だが、安倍家の威光を感じることもある。山口4区で安倍さんはスター。安倍さんの文句を言うことははばかられ、旧統一教会の話題に触れることもタブーだった。ただ、今回の選挙ではそうはいかないし、変化を感じることもあります。安倍さんの色紙が飾ってあるお店で、サインを求められることもありました」

 と話していた。

529OS5:2023/04/10(月) 22:00:08
 前出の自民党の幹部は、

「山口4区で苦戦することがあるとすれば、有田氏が旧統一教会問題をあぶりだして火が付くこと。山口2区は世襲という批判が起きること」

 と話す。

 山口2区で自民党は、安倍元首相の実弟で元防衛相の岸信夫氏の後継として長男の岸信千世氏(31)が立候補を表明、無所属で民主党時代に法相を務めた平岡秀夫氏(69)が出馬する予定だ。

 信千世氏は2月、出馬を表明した直後に開設したホームページで“家系図”を掲載した。父の信夫氏のほか安倍元首相、曽祖父の岸信介元首相やその弟、佐藤栄作元首相らの名前が書かれているだけで、母親ら女性は一切書かれていない“家系図”だった。首相の座についたのが3人、まさに「ブランド」を強調するかのようなものだった。


 これがSNSなどで取り上げられ、批判が高まると“家系図”は消えた。

 その信千世氏は3月27日、都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。パーティー券は1枚2万円で500人ほどが参加したとみられる。

 社長の出身地が山口県で、県選出の国会議員のパーティー券は10年以上買っているという会社員の男性は、

「信千世氏が会場の入り口で『よろしくお願いします』と参加者全員に声をかけていました。あいさつでは安倍元首相の思い出などを10分ほど話していましたね。だけど、当選もしていない信千世氏がパーティーとは正直、驚きました。会場も政治家のパーティーで使われるホテルとしては最高級ですから」

 と話す。

 安倍派のある国会議員は、

「山口4区、2区とも新顔の若い候補で知名度もない。勝つためには『安倍家』『岸家』というブランドを前面に押し出さないと厳しい部分がありますね」

 と話したうえで、

「山口の二つの小選挙区は勝てるとは思いますが、他の三つが苦戦しますね。補選が2勝3敗で負け越せば、時間を置かずして衆院選挙区の『10増10減』の区割り見直しを反映した解散を岸田首相が決断するんじゃないかと、議員が2人寄ればそんな話ばかりです」

 と背景事情を話す。

 自民党の政務調査会の調査役を20年以上経験した政治評論家の田村重信さんは、

「小選挙区制度では、世襲、ブランドの威力はたしかに強いです。しかし2021年の衆院選で石原伸晃氏が敗北したように、批判的な考えの国民も多いことに自民党も気づかないといけない時代です。甘く見ていると、岸田首相も痛い目に遭うのでは」

 と指摘している。

  ◇   ◇

 山口4区では吉田、有田両氏のほか、政治家女子48党が公認候補予定者について、同党幹事長の黒川敦彦氏(44)から、会社役員の渡部亜衣氏(37)に変更すると発表。地元新聞社の元社員・大野頼子氏(49)、投資家の竹本秀之氏(67)がいずれも無所属で立候補を表明している。

(AERA dot.編集部 今西憲之)

530OS5:2023/04/10(月) 23:59:08
https://www.asahi.com/articles/ASR456V3FR45UTFK00T.html
自民の「女性限定公募」に拡大論も 党内反発の可能性、英では実績も
有料記事自民

千葉卓朗2023年4月5日 22時30分

 女性議員を増やす取り組みをめぐり、自民党の本気度が問われている。次期衆院選に向けて「女性限定」で東京18区の候補者を公募したが、「ご都合主義」との批判が尽きない。今後、別の選挙区でも実施する意見が出ているが、実現のめどは立っていない。女性限定の取り組みは、英国労働党が約30年前に導入し、実際に女性議員が増えた。自民は継続的にできるのか。

菅直人元首相に対抗? 英国では実績も
 東京18区(武蔵野市、小金井市、西東京市)の女性限定公募は3月に実施され、36人の応募があった。自民の森山裕選挙対策委員長は「女性にいかに立候補の機会を与えていくかは非常に大事だ」と意義を強調したが、自民はこれまで女性議員増の取り組みに消極的だったため、18区が地盤の立憲民主党の菅直人元首相に対抗するための「選挙戦術」との見方がされている。野党の女性幹部は「選挙に勝つために女性議員増を口実に使っている」と批判する。

 このため、別の選挙区でも女性限定公募をする案が浮上。党幹部は「本気度を示す」と意欲的だ。ただ、18区では自民都連傘下の地元総支部が「男性が選ばれる余地がない」と撤回を要求。別の選挙区でも同様の反発が起きる可能性があり、実現は見通せない。

 党内に反発がありながらも女…

531OS5:2023/04/11(火) 18:45:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/20fc0cf3d1a761bda9a3926dceddafd79cdaa138
県議選の裏側 次の衆院選は「新区割り」 新たな戦いの場で与野党の国会議員が奔走 《新潟》
4/11(火) 18:44配信


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TeNYテレビ新潟
県議選の裏側 次の衆院選は「新区割り」 新たな戦いの場で与野党の国会議員が奔走 《新潟》

激戦や接戦、様々なドラマがあった県議選。
候補の当選に向けて与野党の衆議院議員も奔走しました。見据えるのは新しい区割りで行われる次の解散総選挙です。
県議選を舞台に繰り広げられたもう一つの戦いを追いました。

■新2区 自民党 細田健一衆議院議員

「どうもこんにちは。お世話になります。どうも…」
4月6日、新潟市南区の個人演説会の会場で、挨拶を繰り返す人がいました。自民党の細田健一衆議院議員です。

県議選に出馬した自民党の笠原義宗さんの応援に駆け付けたのですが、候補より一足早く会場に到着。有権者に自らを売り込みました。

(自民党・細田健一 衆議院議員)
「区割りの再編があって、旧白根市(南区)も私の選挙区になったのでよろしくお願いします」

集まった有権者にそう呼び掛けた細田さん。次の衆院選では「新2区」から出馬を予定します。

これまで6つの小選挙区があった新潟県。
しかし、次の衆院選では「1票の格差」是正のため1つ減り、選挙区は5つになります。新2区は県央地域の5市町村と新潟市西区、西蒲区、南区が選挙区となります。

県議選初日の3月31日、細田さんは「新2区」内にある新潟市西区に入りました。再選を目指す自民党の高橋直揮さんと固い握手を交わします。
自民党の候補が1人でも多く当選すれば、次の自分の選挙に向けて支持の拡大につながります。

区割り再編で、新潟市西区は新たに細田さんの選挙区となったばかり。まだ“新顔”の細田さんにとって、県議選は顔と名前を売り込む絶好の機会です。

演説では高橋さんとの関係の近さをアピールしました。

(自民党・細田健一 衆議院議員)
「新しく区割りが変わって、新潟市西区は新潟2区になりました。私は高橋直揮さんと一緒に政治活動ができること、一緒に西区のために働けることが本当にうれしい」

衆議院議員は、いつ戦いが始まるかわかりません。

【自民党・細田健一 衆議院議員議員】
「今は自民党の公認候補に当選していただくのが最大の仕事。まずは応援をきちんとやりたい」

――サミット後に解散という話もありますが…
「それ(解散)は岸田総理が決めることなので常在戦場で頑張りたい」

532OS5:2023/04/11(火) 18:45:44
■新2区 菊田真紀子衆議院議員

同志を増やすことが票につながるのは野党も同じです。

西区で立候補した大渕健さんの第一声には、立憲民主党の西村智奈美衆議院議員と菊田真紀子衆議院議員が駆け付けました。

西村さんと菊田さんが第一声に顔を並べるという手厚い支援。菊田さんも「(大渕さんを)甘やかしすぎかな」と笑います。

菊田さんは新2区から出馬を予定し、次の衆院選では自民党の細田さんと争う見込みです。

(立憲民主党・菊田真紀子衆議院議員)
「次の衆議院の選挙では区割りが変更となり、私、菊田真紀子はこの新2区、西区の皆様にお世話になります」

演説のあとは有権者から「衆院選も頑張ってください」と激励を受けていました。

(立憲民主党・菊田真紀子衆議院議員)
「ここは新しい選挙区でお世話になる。そのど真ん中で頑張っているのが大渕さん。二人三脚で頑張りたい」


■投開票日 激戦区の結果は

そして迎えた4月9日の県議選投開票日。
新潟市西区では菊田さんが支援した立憲民主党の大渕さんが当選。
細田さんが支援した自民党の高橋さんも当選しました。

細田さんと菊田さんは、ほかの選挙区でも激しく争いました。

菊田さんが南区で支援したのは柏崎刈羽原発の再稼働反対を打ち出した無所属の新人、磯貝潤子さん。

菊田さんは自身の後援会を動かし、演説も指導するなど全面的に支援しました。

(立憲民主党・菊田真紀子衆議院議員)
「私自身の次の衆議院選挙にも磯貝さんがバッジをつけてくれれば、共に戦う同志として力強い仲間が増える」

しかし、一騎打ちとなった南区は自民党の笠原さんが当選。菊田さんが支援した磯貝さんは涙をのみました。

一方で自民党も、手痛い敗北を喫しています。
細田さんは県議選の投開票日の夜、自民党県連の幹事長、桜井甚一さんの会場に張り付きました。
県連を取り仕切る幹事長にとっては負けられない戦いです。

細田さんは桜井さんの隣りで吉報を待ち続けましたが、結果は落選。
桜井さんは「結果は受け入れるのみ。敗因をまだ分析するだけの余裕もない」と言葉を残して、会場をあとにしました。
県連の要職を務める桜井さんの落選は、細田さんにとって大きな打撃です。


■新1区でも散る火花

次の衆院選に向けた戦いは、新潟市中央区などでつくる新1区でも行われています。
自民党の塚田一郎衆議院議員は、中央区で新人の吉田孝志さんを支援。

(自民党・塚田一郎衆議院議員)
「国会の日程が許す限り、地元に入りたい。佐渡にも行かせていただきたい」

県議選は新潟市議選とも同時に行われ、塚田さんは多忙を極めたようです。

(自民党・塚田一郎衆議院議員)
「市政へのパイプ、県政へのパイプは吉田孝志からしっかりとになってもらいます。国へ声を届ける立場は私が責任を持って果たします」

新1区で塚田さんと争う見込みなのは、立憲民主党の西村智奈美衆議院議員。
県議会で過半数を占める自民党への対決姿勢を鮮明にしました。


(立憲民主党・西村智奈美衆議院議員)
「県議会は自民党が圧倒的多数で議会が硬直化している。硬直化している議会に多様な議論は望めません」

衆院選への立候補を予定するのは、現職議員だけではありません。

4月7日。日本維新の会の藤田文武幹事長が、県議選や新潟市議選の応援のために来県しました。
演説会の司会を務めたのは石崎徹さんです。
以前は自民党に在籍し、衆議院議員を務めましたが、今は日本維新の会から国政復帰を目指します。

雨でずぶ濡れになりながらも、石崎さん自ら党の幹部をアテンド。次の衆院選・新1区で返り咲きを目指します。

(日本維新の会・石崎徹さん)
――裏方に回る石崎さんの姿が新鮮ですが…
「みなさんが勝っていただくことが維新の底上げにもつながります。私の選挙にもいい流れになってくると思います」

県議選を舞台に火花を散らした与野党の衆議院議員。

新たな区割りで行われる次の衆院選に向けて、戦いはすでに始まっています。

533OS5:2023/04/11(火) 18:48:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb5dae92339c5f3db2dad5027349af707d090b50
自民「奈良ショック」和歌山にも危機感 二階氏と世耕氏の主導権争いで…
4/11(火) 5:30配信


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スポニチアネックス
 衆院千葉5区、和歌山1区、山口2、4区の補欠選挙が11日、告示される。9日に開票された統一地方選前半戦で注目された奈良県知事選では、自民党が保守分裂を招いた末に日本維新の会公認候補に首長の座を明け渡し、政府与党内に衝撃が走った。自民は、奈良と隣り合う和歌山の補選でも維新と激突。党が結束できるか危機感が漂っている。

 岸田文雄首相は10日、統一地方選前半戦の結果について「与党への激励の声をしっかり受け止めながら、引き続き気を引き締めて対応しなければならない」と強調。「与党が一丸となり、衆参補選、統一地方選後半戦をしっかり勝ち抜く。そのために全力を尽くす」と述べた。

 党内で「奈良と同じことが起きるのでは…」と懸念されているのが和歌山1区だ。自民の候補者選びは難航。県連会長の二階俊博元幹事長と県連会長代行の世耕弘成参院幹事長の主導権争いが要因とされ、もつれた末に世耕氏が推す門博文元衆院議員が公認された。

 門氏は和歌山1区で4連敗中で、21年は比例復活もならず議席を失い、かねて選挙の弱さが指摘されてきた。勢いに乗る維新からは前和歌山市議、林佑美氏が出馬。自民の内輪もめに端を発する“奈良ショック”が残る中、門氏は林氏らとの激戦が予想されている。

 6日告示の参院大分選挙区補選も合わせた衆参5補選は23日投開票される。首相は元々自民の議席だった千葉5区と山口2、4区の3議席死守を最低ラインに位置づける。15日には和歌山1区へ応援に入る方向で調整しており、上積みを狙う。

 来月には自ら議長を務める先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)があり「国際秩序を守り抜くというG7の強い意志を力強く世界に示したい」と意欲満々。このサミットでどのような指導力を発揮するかが焦点になるが、永田町関係者は「その前に自民総裁として、一丸になれない乱れた党内秩序をどうにかすべきだ」と突き放した。

534OS5:2023/04/11(火) 20:54:18
https://www.sankei.com/article/20230411-DF74Y7GRAFIJ5LBY6MQWHYECNI/
千葉5区 不祥事の自民、追撃するはずの野党乱立
2023/4/11 20:38
児玉 佳子
大橋 拓史
「頑張ります! ありがとうございます!」

自民党公認で公明党の推薦を受ける新人、英利アルフィヤは11日、千葉県市川市内のホテルで出陣式を開き、来場した支援者とグータッチを交わしながら、お辞儀を重ねた。初陣で身にまとったのは白色のジャケット。「クリーンな政治を強調した」(陣営)という。

衆院千葉5区で補欠選挙が行われるのは、長年同区で議席を維持してきた自民前職が昨年末、政治資金規正法違反事件で議員辞職したためだ。こうした経緯から、自民内では当初「厳しい戦いになる」(幹部)との見方が支配的だった。

だが、蓋を開けると野党が候補を一本化することなく、7人が乱立する混戦となった。不祥事を巡る自民批判票も分散されることから、陣営は一転して「勝てる選挙だ」(関係者)と手応えを感じつつある。

もちろん楽観論ばかりではない。統一地方選や衆参補選の支援で全国を奔走している自民重鎮は「あれだけ野党が分裂している割には、いまひとつ突き抜けていない」と首をかしげる。

英利は福岡県生まれで千葉5区に縁が薄く、知名度の向上は大きな課題だ。辞職した前職は党副総裁、麻生太郎の側近でもあり、「いずれ前職がこの選挙区に戻ってくるのではないか」(自民県連関係者)との見方もくすぶる。前職に近い一部の地方議員が候補者のポスター掲示に難色を示すなど、自民も一枚岩になり切れていない。

とはいえ、党本部は当選を狙える位置まで浮上したとみている。出陣式に来援した幹事長、茂木敏充は「即戦力として活躍が期待できる」と支持を訴えた。


同じころ、千葉県浦安市のJR新浦安駅前では、立憲民主党の新人、矢崎堅太郎の第一声に駆け付けた党代表、泉健太が声を張り上げていた。

「政治パーティーで(得た)4千万円を記録も残さず懐に入れる。今どき、そんな政治を許していいわけがない」

選挙区を構成する市川、浦安両市は「千葉都民」とも呼ばれる無党派層が多い土地柄だ。事前の情勢調査では優勢ともいわれ、自民の不祥事が発端の選挙でもあり、幹部は「ここで落としたら執行部の責任論に直結しかねない」と語る。

懸念材料は、選挙直前に同県選出の参院議員、小西洋之の「サル発言」が飛び出したことだ。県選出の衆院議員は「支持層はともかく、無党派層の投票行動には影響する」と気をもむ。

何より、野党間の候補一本化の失敗は誤算だった。当初、陣営関係者は「共産党は降ろす気がある」と楽観。県連幹部は「千葉5区は立民、和歌山1区は日本維新の会」という「すみ分け」に期待を込めていた。しかし可能性のあった共産との調整も不調に終わった。


「こっちから頭を下げる話ではない。維新と国民民主党が候補を立てている中で『立・共』と映るのは今後によくない」。立民関係者はそう強がった。一方の共産陣営関係者は「今は一緒にやろうという前提が崩れている」と静かに語る。

11日には、他の野党幹部も千葉5区に入り、公認候補の応援演説に臨んだ。

「今回の戦いのテーマは既存政党、古い政治への挑戦だ」

新人の岸野智康を擁立した維新の幹事長、藤田文武はJR市川駅前でそう演説。同じく新人の岡野純子を立てた国民民主の代表、玉木雄一郎は、東京メトロ浦安駅前で「政治とカネは争点だが、どの党もいう。ポイントはその先だ」として「給料が上がる経済の実現」を訴えた。

元職の斉藤和子を擁立した共産の委員長、志位和夫はJR本八幡駅前で「第一は何といっても大軍拡ストップ」と声を張り上げた。

補選には、政治家女子48党の新人、織田三江と無所属の星健太郎も出馬した。(児玉佳子、大橋拓史)=敬称略

535OS5:2023/04/11(火) 21:38:38
https://www.asahi.com/articles/ASR4C6KG8R4CUTFK012.html?iref=comtop_Politics_01
「勝ちっぷりが解散を左右」 5補選占う「次」、与野党が総力戦
有料記事

藤原慎一 笹川翔平 筒井竜平 高木智也 森岡航平2023年4月11日 21時03分
 衆院千葉5区、和歌山1区、山口2区と4区に参院大分も合わせた衆参5補欠選挙は、岸田政権の「中間評価」だけでなく、次期衆院選の行方を占う戦いとなる。物価高や少子化対策、世襲などを争点に有権者はどう判断するのか。23日投開票に向け、与野党幹部が各地で支持を訴えた。

 東京ディズニーリゾート(TDR)がある浦安市と、隣接する市川市(一部)が舞台の千葉5区補選。与野党6党の候補者が入り乱れる争いを踏まえた各党幹部は11日、こぞって応援に入り、無党派層が多いとされ、現時点の党勢が映し出される首都圏選挙をスタートさせた。

 補選は、自民党公認で4回連続当選していた薗浦健太郎氏=自民離党=が政治資金規正法違反事件で昨年12月に議員辞職したことに伴うもの。「政治とカネ」をめぐる問題がきっかけで、自民内には守勢を強いられるとの見方があった。一方、議席を守り切れば、この問題を払拭(ふっしょく)できるとの思惑も働いた。野党候補の乱立状態を横目に、候補者を立て勝機を見いだそうとしている。

「政治とカネ」めぐり辞職 野党は主戦論に
 自民の茂木敏充幹事長は11…

536OS5:2023/04/11(火) 21:39:35
https://www.sankei.com/article/20230411-PJH6KDWMHRMWBI3XJPC2QCARSY/
自民二階氏・世耕氏「一時休戦」 和歌山衆院補選で維新警戒、異例のスクラム
2023/4/11 12:02

11日に告示された衆院和歌山1区補欠選挙には自民党元職と、日本維新の会、共産党、政治家女子48党の新人3人の計4人が立候補を届け出た。9日投開票の大阪府知事・大阪市長のダブル選や奈良県知事選を制して勢いにのる維新に対し、自民は警戒を強める。地元で候補者擁立を巡り主導権争いを繰り広げてきたとされる二階俊博元幹事長と世耕弘成参院幹事長が「一時休戦」とし、異例のスクラムで維新に対抗する構えだ。

自民元職の元国土交通政務官、門博文氏(57)=公明推薦=は和歌山市のJR和歌山駅前で出陣式。選対本部長の世耕氏は「和歌山の保守が一つになる、そのキーワードで戦っていきたい」と語気を強めた。

一方、ここから約2キロ西の市役所前で出陣式を行った維新新人の元和歌山市議、林佑美氏(41)。応援に駆けつけた維新の馬場伸幸代表は「和歌山でも維新という政党を育ててほしい」と気勢を上げた。

537OS5:2023/04/11(火) 23:23:25
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20230411k0000m010277000c.html
衆院和歌山1区補選 候補者選びに禍根の与党、勢いづく野党が火花
2023/04/11 21:41毎日新聞

衆院和歌山1区補選 候補者選びに禍根の与党、勢いづく野党が火花

和歌山城と中心市街地=和歌山市で2022年12月15日、本社ヘリから加古信志撮影

(毎日新聞)

 和歌山県知事に転じた元国民民主党衆院議員の岸本周平氏の後任を選ぶ衆院和歌山1区補選は、11日告示され、選挙戦初日から与野党幹部が乗り込んで火花を散らした。14年ぶりの議席奪還を目指す自民党、本拠地・大阪から勢力拡大を狙う日本維新の会、前回衆院選で戦後初めて1区への候補擁立を見送った共産党と、政治家女子48党も参戦した。

 「和歌山のことは和歌山で決める。大阪ではない」。自民元職の門博文氏(57)の応援に駆け付けた森山裕選対委員長は、維新への警戒心を丸出しにした。一方の維新は、馬場伸幸代表が新人の元和歌山市議、林佑美氏(41)と並び、防衛増税や、少子化対策の財源を社会保険料で捻出しようとする岸田政権の方針を「安直なやり方だ」と批判した。

 二階俊博・元自民幹事長や世耕弘成・党参院幹事長の地元で「自民王国」として知られる和歌山。9日投開票の県議選(定数42)では27人の公認候補全員が当選するなど圧倒的な強さを誇る。ところが、補選の候補者選定ではまとまらず、長く迷走した。1区で長年岸本氏と戦い苦杯をなめてきた門氏がいち早く意欲を示した一方、県連は「勝てる候補」として、元沖縄・北方担当相の鶴保庸介参院議員をくら替え出馬させる方向で検討。世耕氏が選考過程に異議を唱えて門氏を推し、手詰まりに陥った。門氏でまとまったのは、2月中旬だった。

 同県では次期衆院選から小選挙区の定数1減が決まっており、衆院へのくら替えを模索する世耕氏と、地盤が重なる二階氏の「綱引き」は、知事選でも表面化した。主戦論を受けた世耕氏の主導で地元出身の総務官僚の擁立を決定したが、わずか10日で覆り、岸本氏の推薦が決まった。これには、二階氏周辺が水面下で市町村長らに働きかけた影響もあったとみられる。

 「十分に戦える」。自民候補が門氏に決まり、記者会見で勝算を問われた維新の藤田文武幹事長は自信をのぞかせた。昨夏の和歌山市議補選で自民候補を抑え、トップ当選した林氏を擁立。大阪府知事・市長のダブル選、奈良県知事選を制し勢いに乗る維新だが、近畿圏の他府県と比べて和歌山県内の地方議員数は少なく、組織力強化が課題だ。

 1区で2009年以降、議席を守ってきた岸本氏を支えた国民民主や立憲民主党は補選への候補擁立を断念した。そこで、注目されるのが「岸本票」の行方だ。岸本氏に流れていた自民支持層の票を門氏がどこまで取り戻せるのか。国民民主や立憲、連合和歌山の票がどう流れるかも影響しそうだ。

 知事選で支援を受けた「恩義」から自民支援を表明した岸本氏は、門氏の出陣式でもマイクを握ったが、どれほどの支持者が従うかは未知数だ。3月の知事会見で、岸本氏はこう語った。「私は(後援会に)応援していただいている立場。人の心まで動かす自信はありません」

 新人の共産党県常任委員、国重秀明氏(62)の応援に訪れた穀田恵二国対委員長は、補選の構図を「暮らしを破壊する軍拡の連合か、平和を求める良識の連合かだ」と指摘し、自民、維新との対決姿勢を鮮明にした。新人の政女党職員、山本貴平氏(48)はNHKのスクランブル放送化などを訴える。【山口智】

538名無しさん:2023/04/12(水) 11:35:25
全選挙区に擁立出来れば野党第1党も見えてきますね。時代の変化の変わり目の目撃者になりそうな予感がします。
https://nordot.app/1018428821647949824

次期衆院選、原則全選挙区に擁立と維新幹部
2023/04/11
 日本維新の会の藤田文武幹事長は11日の記者会見で、次期衆院選について「原則全選挙区で候補者を擁立する」と述べた。政策協力を目的にこれまですみ分けてきた、公明党が議席を持つ大阪、兵庫の計6選挙区も排除しない考えを示した。

© 一般社団法人共同通信社

539OS5:2023/04/12(水) 13:17:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b2363c6a3be6e2e5f7ba00a200159bb81c2b079
【独自】自民党内で出回る「衆参補欠選挙」星取り表の中身がヤバすぎる《落選危機の和歌山1区では二階が異例の行動に》
4/12(水) 12:03配信


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現代ビジネス
当選確実はわずか2選挙区だけ
門氏の選挙応援に駆けつけた二階氏 (c) 現代ビジネス

 4月23日、統一地方選と同時に衆参の補欠選挙が実施される。安倍晋三元首相が亡くなった衆議院の山口4区など、全国で5つの選挙区だ。自民党では「3勝2敗で勝ち越さないと、岸田政権は危険水域だ」「解散総選挙に備えなければならない」といった情報がかけけ巡っている。

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 いま自民党の議員の間で広く拡散し、話題になっているのが、5つの選挙区について作成された「星取表」である。現代ビジネスが入手した表によれば、自民党候補で〇(当確)とされているのは2つだけ。安倍元首相の後継候補である吉田真二氏の山口4区に加え、岸信夫元防衛相が議員辞職して息子の信千世氏が出馬する山口2区である。いずれも保守王国で自民党が圧倒的な地盤を誇る。

 自民党で●となっている選挙区が、参議院大分選挙区だ。立憲民主党が現職の参院議員・吉田忠智氏を擁立しているが、もともと野党が強い地域でもあり自民新人・白坂亜紀氏は世論調査で5ポイント前後の差をつけられ、苦戦中である。

 自民党で△がつくのが衆議院千葉5区だ。薗浦健太郎氏が「政治とカネ」のスキャンダルで失脚し、東京地検特捜部が公職選挙法違反で立件、最終的に辞職。この選挙区は与野党が乱立しており、不透明な情勢だ。世論調査では自民党の新人・エリアルフィア氏がトップの数字をたたき出しており、「ぎりぎり勝てるだろう」という見立てだが、余裕はないという。

 さて、残る一つの選挙区が▲の印がついて、自民党候補は落選危機となっている。衆議院和歌山1区である。自民党は元衆議院議員の門博文氏を立てた。相手は、日本維新の会で、和歌山市議の林ゆみ氏。

 門氏は衆議院で3期を務め、政務官の実績もある。二階派所属で、当然のことながらバックには二階俊博元幹事長がいる。林氏は昨年夏の和歌山市議補選で初当選したばかりだから、格から見れば、門氏が圧勝してもおかしくない。

オールキャストの出陣式
門博文氏

 ところが、これまで「現代ビジネス」も報じてきたとおり、今回の選挙では、自民党候補として、門氏ではなく鶴保庸介参議院議員が出馬する予定だった。閣僚経験もある鶴保氏が参議院から衆議院へと鞍替えの段取りだったのだ。ところが、同様に衆議院への鞍替えを画策していた世耕弘成参議院議員が反発、鶴保氏を推す二階俊博氏との対立がおさまらず、妥協案として門氏の出馬が決まった。

 だが自民党にとって「門氏を選んだことは、大失敗に終わるかもしれない」という危機感は凄まじい。それが露骨に現れたのが、選挙初日・門氏の出陣式のことだ。

 挨拶したのは、二階氏に世耕氏、鶴保氏だけではなく、石田真敏元総務相、和歌山県の岸本周平知事、和歌山市の尾花正啓市長らオールキャスト。さらには森山裕選対委員長まで登壇した。すでに4月15日は岸田文雄首相、16日には菅義偉元首相がマイクを握る日程も決まっているそうだ。

 そこまでやらないと勝てない──奈良・大阪で大勝した維新の旋風が吹き荒れているのだ。森山氏は維新をターゲットに「和歌山のことは和歌山で、大阪に決めてもらうと困る」と維新を意識した演説を繰り返した。

540OS5:2023/04/12(水) 13:18:26
維新との差はわずか5〜6ポイント
維新の候補・林氏

 地元の自民党県議の一人はこう語る。

 「門氏危うしの情勢を、二階先生は敏感に感じ取っています。国会会期中にもかかわらず、二階先生は頻繁に地元に帰り、和歌山1区の選挙区に入ってはあちこちに挨拶したり、会合に顔を出したりしている。

 4月9日に先行して行われた和歌山県議選で情勢を見るのはちょうどいいという考えのようで、それも奏功して県議選では自民党は27人全員が当選しました。

 しかしこの選挙期間中も、二階先生は『やはり、維新がいいぞ』『維新の人気者が入ってくると、門は危ない』と語っており、楽勝ムードは絶対にないと、引き締めを図っている。

 確かに事前の世論調査では、鶴保氏であれ門氏であれ自民党が勝てるという数字だったんです。ただ、夜8時で当選確実が出るであろう鶴保氏に比べ、門氏はそうではない。その後、維新の候補者が林氏に決まると、ぐいぐい支持が上昇。直近の世論調査では、維新候補に比べて、わずか5〜6ポイントだけ門氏が勝っているというレベルなのです」(前出・自民党の和歌山県議)

 後篇《自民落選危機「和歌山1区」で二階俊博がやった行動に、地元首長が腰が抜けるほど驚いたこと》では、梃子入れに動いた二階俊博が何をしたのか、その驚きの光景を紹介しよう。

現代ビジネス編集部

https://gendai.media/articles/-/108909?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related
2023.04.12

【独自】自民落選危機「和歌山1区」で二階俊博がやった行動に、地元首長が腰が抜けるほど驚いたこと
現代ビジネス編集部
保守王国が震撼
前篇《自民党内で出回る「衆参補欠選挙」星取り表の中身がヤバすぎる》に引き続き、自民党の「星取表」で落選危機の▲がつく和歌山1区で起こっていることをレポートしよう。

統一地方選、大阪府知事選と大阪市長選のダブル選で圧勝した維新は、大阪府議会に続き、大阪市議会でも過半数の議席を得た。その勢いは、大阪から奈良にもおよび、奈良県知事選では元総務官僚の自民党候補や現職の知事を破り、大阪以外でははじめて知事を勝ち取った。

足元のおぼつかない中、門氏の応援で行脚する二階氏
全国的にも、維新勢力は議席を伸ばしている。4月9日投開票の統一地方選の前半でも、和歌山県議選では2人を当選させた。門氏の対抗となる林氏は昨年8月に行われた和歌山市議補選では35000票余りをとり1位で当選している。2位当選の自民党市議に3000票の差をつけた圧勝だった事実は、保守王国の和歌山を震撼させた。



維新の幹部もこう証言する。

「鶴保氏が相手なら最初から白旗を挙げていた。だが自民候補が門氏になって、こちらに勝ち目が出てきた。大阪や奈良で勝った効果が和歌山1区にも広がりそうな手ごたえがある」

大阪府知事選や、市長選でも重点選挙区については、維新は吉村洋文氏や松井一郎氏といった党の顔やタレントを選挙応援にいれ、テコ入れを図ってきた。それが4月9日の維新勝利にも有効に作用した。和歌山1区の選挙戦でも吉村知事らが支援に入る予定もあるという。

また、門氏が「選挙に弱い」というイメージが地元で定着しているところも維新を勢いづかせている。実は門氏は和歌山1区で、知事に転身した岸本周平氏に4連敗中で、ただの1度も勝ったことがないのだ。2020年の衆議院選挙では、岸本氏が10万票、門氏が6万票と大敗し、比例復活も果たせぬままバッジを失った。

541OS5:2023/04/12(水) 13:18:50
維新は吉村を投入して
勝利の鍵を握るのは二階俊博元幹事長の動向がすべてだ。前出の県議が語る。

「これから維新は、吉村氏らを毎日和歌山1区に投入し、『お祭り騒ぎ』をやって勝負に出るだろう……そういう見方を二階先生はしています。大阪府知事選が終わっているので、吉村氏が和歌山1区に入るのはそう難しいことではない。

鶴保氏で決まっていたのをひっくり返しているので、和歌山の自民党も一枚岩ではない。当然ながら鶴保氏の後援会は積極的には動かない。知事に転出した岸本氏も、門氏とのツーショット写真は撮影し、支援集会も予定しているが、何しろ昨日の敵ですから、門氏支持でどこまでやってくれるか未知数なのです。

そこで二階氏は鶴保氏や岸本氏のラインを動かせるかが勝負とみており、独特の政治勘を働かせ、自ら和歌山入りして支援者行脚をしているのです」

門氏と二階氏(右)


もし和歌山1区で自民党が負けるとなれば、和歌山県連会長でもある二階氏は当然ながら世耕氏らに追求されて、責任を問われる立場となる。いずれ行われる解散総選挙は、公職選挙法改正のもと、「10増10減」の選挙区で行われる。和歌山は3から1減らした2つの小選挙区となる。二階氏は旧3区から新2区に転身をする腹づもりだが、二階派の国会議員はこう語る。

「世耕氏は、鶴保氏の衆議院転身をなんとか阻んだ。和歌山1区の補選で門氏が負けることになれば、二階先生は自身の小選挙区勝利さえ危うくなる。世耕氏が二階おろしに走り出すのは間違いな​い。二階先生はそれを計算したうえで和歌山1区をまわっている。それどころか、門氏が落ちた事態さえ想定して、和歌山県内のあちこちに出没しているのです」

玄関に行くと本人が
和歌山県の首長の一人は、二階氏の驚きのシーンをこう振り返る。

「今年1月、お正月のことです。二階先生の事務所から『そちらにうかがいます』というのでお待ちしていた。正月から秘書さんもご苦労様なことだと思って玄関に出て行くと、二階先生本人が立っていました。信じられないほどびっくりして、腰が抜けそうになりました。

二階先生が『大変な年になるがお願いします』と頭を下げられたのです。これまでの二階先生は『おお、頑張っているのか』と大上段に構えた感じで、こちらは『ははぁ、先生』という感じで、上下関係がはっきりしていた。それが今回は二階先生が平身低頭ですから、本当に驚きました。

和歌山1区の補選や、控える解散総選挙を想定しての行動だったのだと、今になって理解できました。他の首長や県議のところにも訪ねておられるそうですが、さすがは二階先生、世耕さんとは違う先見の明があると思いました。

解散総選挙になっても、新和歌山2区は二階先生をみんなが推すことになるでしょう。ただし、補選で維新に負けるとどうなるでしょうかね……」



話を自民党で出回る補選の「星取表」に戻そう。落選危機の▲がつく和歌山1区に加え、さらに△となっている千葉5区や●の参院大分まで落とせば、2勝3敗で負け越し。岸田文雄首相は窮地に陥るのは必定だ。

「星取表」の「注」にはこう書かれている。

《4勝1敗は想定内、責任なし》
《2勝3敗だとサミット後解散か》
《3勝2敗でも政権運営は不透明》
《立民より維新が台頭に警戒、連携も》
《山口4区の統一教会批判、揺り戻し警戒》


いずれも政局につながる言葉がならんでおり、自民党の危機感がうかがえる。党幹部の一人が語る。

「補選の現有議席が5つのうち3ですから、2勝3敗だと、党内外から批判が強くなるから、岸田首相は解散総選挙を早いタイミングで決断するのではないか。敵は立憲民主党ではなく、党勢拡大が顕著な維新だ。

カギの和歌山1区で二階氏が頑張ってくれれば岸田首相もひと安心、頼むよ…という祈りの心境のようだ。

いろいろ言う人はいるが、やはり最後は二階氏頼みで、世耕氏じゃ心許ないというのが正直なところだ。選挙初日に森山氏が和歌山に入ったのも、岸田首相が了解したうえでやっている。演説が終わると森山氏が先に車から降りたが、二階氏は足元がおぼつかない中、ずっと『出待ち』していました。まさに格の違いです」

運命の4月23日まで、二階俊博の奮闘は続く。

542OS5:2023/04/12(水) 20:17:14
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/321372

狙われる自民・甘利明氏…維新が神奈川県議選でも躍進、次期衆院選で「新20区」に候補擁立
公開日:2023/04/12 06:00 更新日:2023/04/12 06:00
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選挙区に乗り込まれた(自民党の甘利明前幹事長)/(C)日刊ゲンダイ
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 統一地方選の前半戦で躍進した“補完勢力”日本維新の会。その勢いは、首都圏にも及んでいる。中でも異例だったのが、神奈川だ。県議選での擁立者数は、埼玉6人、千葉5人に対し、神奈川は28人。“牙城”である大阪56人、兵庫30人に次ぐ大量擁立で、改選前の「0議席」から「6議席」に伸ばした。埼玉、千葉両県議選で1議席ずつしか獲得できなかったのに比べ、突出している状態だ。

 ここまでの大量擁立、議席増を可能にした背景には「神奈川県知事を2期務めた維新所属の松沢成文参院議員の影響力があった」(維新関係者)という。神奈川の躍進を足掛かりに、首都圏での勢力拡大をもくろんでいるのは間違いない。


 さらに、別のシナリオも垣間見える。新たに当選した県議らを“手足”に県内地域で組織強化を図り、次期衆院選で議席を増やす狙いだ。前出の維新関係者も「統一地方選で勝った地域で、衆院選候補の擁立を狙う」と話した。

■定年制で「復活」も閉ざされ…

 維新の“標的”になりそうなのが、神奈川選出の自民重鎮・甘利明前幹事長(73)だ。甘利氏は2021年の前回衆院選で神奈川13区から出馬し、立憲民主党の若手候補に選挙区で敗北。幹事長でありながら、比例復活という情けなさだった。次期衆院選では、区割り変更に伴い、なじみの薄い「新20区」からの出馬が決まっている。簡単には当選できない状況だ。
「維新は今回の県議選で、新20区に含まれる『相模原市南区(定数3)』を重点区に位置づけ、新人を擁立。3位当選を果たしました。甘利さんの選挙区に乗り込んだ格好です。次の衆院選では、新20区に若い候補を立て“甘利討伐”を狙うのでは、とみられている。前回衆院選で立憲の若手に負けた“悲劇”の再来となれば一大事ですから、地元の自民党関係者は警戒を強めています」(ある政界関係者)

 ただでさえ、甘利氏には“口利きワイロ”疑惑がくすぶり続けている。しかも、自民党の「73歳定年制」に引っかかり、比例代表との重複立候補もできず、復活の道も閉ざされる。勢いづく維新にのまれれば、今度こそ“ただの人”に転落だ。

543OS5:2023/04/13(木) 20:50:34
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230412-567-OYT1T50323.html
[政治の現場 衆院千葉5区補選]野党乱立、「千葉都民」狙う
2023/04/13 11:30読売新聞

[政治の現場 衆院千葉5区補選]野党乱立、「千葉都民」狙う

駅前で支持を訴える候補者(12日午前、千葉県浦安市で)=木田諒一朗撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 衆院千葉5区補欠選挙の告示から一夜明けた12日朝。千葉県市川市のJR本八幡駅前では、スーツ姿の会社員らが急ぎ足で改札口を目指していた。

 「政治家の不正は許せない。『政治とカネ』の問題、岸田政権の中間評価が大きな争点だ」

 前県議で立憲民主党新人の矢崎堅太郎氏が、ひときわ大きな声を張り上げた。

 矢崎氏がこう強調するのは、今回の補選が、「政治とカネ」を巡る問題で自民党所属だった前議員が辞職したことに伴って実施されるためだ。

 千葉5区は、自民が女性新人を擁立して議席維持を目指し、立民、日本維新の会、共産、国民民主の各党公認候補らが議席奪取を狙って対抗する「野党乱立」の構図となった。

 矢崎陣営は、東京都内に通勤・通学する「千葉都民」に狙いを定める。千葉5区は、市川市の一部と東京ディズニーリゾートで有名な浦安市で構成される。2020年国勢調査によると、就労・就学者のうち、都内に通う割合は市川、浦安両市ともに4割を超える。千葉都民に多いとされる無党派層がスキャンダルには敏感だとみて、矢崎氏はこの問題に演説時間の多くを割く。

 とはいえ、当選には無党派層だけでなく、保守層への食い込みもカギを握る。頼みの綱は、立民きっての保守派で知られる野田佳彦・元首相だ。地元の船橋市は、市川市と隣接する。12日夜には、野田氏が東京メトロ東西線浦安駅(浦安市)前に応援に駆けつけ、「自民党におきゅうを据えようじゃありませんか」と力を込めた。

 矢崎陣営の懸念は、参院千葉選挙区選出で立民所属の小西洋之氏が、衆院憲法審査会の毎週開催を「サルがやること」と発言して批判を浴びた問題が選挙戦に与える影響だ。

幻の一本化
 21年の前回衆院選で立民、維新、国民3党が獲得した票を単純に足せば約12万6000票。自民の約11万2000票を上回る。立民幹部は当初、「与野党一騎打ちならば勝算がある」と分析していた。

 ところが、維新、国民、共産各党がいずれも候補者を擁立し、目算は狂った。

 立民内では、国会で「共闘」してきた維新との「候補者一本化案」も取りざたされた。維新に千葉5区で候補者を取り下げてもらう見返りに、維新が注力する衆院和歌山1区補選では立民が支援に回るというバーターだ。ただ、維新は「野合には乗れない」と拒否し、この案は幻に終わった。維新の岸野智康氏は11日の第一声で、「大阪では改革を進めることができた。次は千葉の番だ」と主張した。

 立民の矢崎氏と、国民の岡野純子氏が出馬したことで、両党を支援する連合は「股裂き」状態に陥り、両者の推薦を見送った。岡野氏も12日朝、浦安市内の駅前で通勤客らに名前を売り込んだ。11日の街頭演説では「批判をしても給料は上がらない。対決より解決だ」と力説した。

 共産が公認した元衆院議員の斉藤和子氏は、「お金と権力によって、本来あるべき政治の姿がゆがめられている」と訴え、政権批判票の受け皿を目指す。

「前議員」触れず
 これに対し、自民県連が公募に手を挙げた72人の中から選んだのが、元国連職員で34歳の英利えりアルフィヤ氏だ。両親は中国の新疆ウイグル自治区出身。昨年夏の参院選比例選には自民公認で出馬し、約5万5000票を得たが落選した。地元出身ではない。それでも、自民は「清新さ」に議席獲得を託した。

 水色のたすきをかけた英利氏は12日午前、市川市内で街頭演説し、「すべての男性、女性、世代の人々が生きやすくなる状況を作らなければならない」とアピールした。前議員の辞職は、応援弁士が謝罪したが、英利氏は触れなかった。

 自民への逆風も予想される選挙戦は、「野党乱立が自民を利している」との見方もある。統一地方選・前半戦(9日投開票)で実施された千葉県議選・浦安市選挙区(定数2)では、自民候補が2位に約1600票差をつけてトップ当選し、立民候補は落選した。英利陣営は「補選に勢いがつく好材料だ」と受け止める。

 千葉5区は、国政に吹く風の影響を受けやすい「都市型選挙区」とされる。小選挙区比例代表並立制で実施されるようになった1996年以降、9回の衆院選で、自民は5勝4敗。都市部の有権者の判断が注目される。(上村健太、千葉支局 尾藤泰平)

544OS5:2023/04/14(金) 21:47:01
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2023041400018.html
「あの二階先生が」と自民県議が思わず口走った意外な行動とは 岸田首相も注視する和歌山1区
2023/04/14 12:35AERA dot.

「あの二階先生が」と自民県議が思わず口走った意外な行動とは 岸田首相も注視する和歌山1区

昨年12月、首相官邸で大阪・関西万博に関する要望書の手交を終えた直後の岸田文雄首相(右)と吉村洋文・大阪府知事。和歌山1区では両者の舌戦が見られる?

(AERA dot.)

 4月11日、全国四つの衆院小選挙区補欠選挙が告示された。統一地方選の前半戦では、大阪府知事選、大阪市長選の「ダブル選」に加え、奈良県知事選でも勝利した維新の会。今回の和歌山1区の補選には、昨夏の和歌山市議補選で自民党候補を破ってトップ当選し、勢いにのる前市議を擁立。一方、「自民王国」と呼ばれる和歌山で負けられない自民党は、前衆院議員を立てて“挙党態勢”で臨む。奈良県知事選に続き、自民VS.維新の様相を呈している。

 選挙戦初日の午前9時、JR和歌山駅前の選挙カーの上に自民の「大物」が並んだ。

 元国交政務官の門博文氏(57)=公明推薦=の出陣式。門氏を挟むように県連会長の二階俊博・元幹事長と世耕弘成・参院幹事長、その背後には石田真敏・元総務相、鶴保庸介・元沖縄北方相がそろう。そして、東京から森山裕・選対委員長まで駆け付けた。

 マイクを握った森山氏は、

「自民党を支えているのは和歌山県選出の衆議院、参議院の皆さんです。皆さん、誇りに思ってください」

 と声を張り上げ、

「和歌山のことは和歌山で決めましょうよ。大阪で和歌山のことを決めてもらってはいけません」

 と維新への警戒感をにじませた。

 昨年11月、同じ場所で和歌山県知事選の候補として第一声をあげたのは、岸本周平氏。衆院議員時代は、旧民主党や国民民主党に所属し、門氏と議席を争った長年の宿敵だ。知事選で自民党県連は、独自候補として世耕氏が擁立を主導した官僚に一度は決定した。

545OS5:2023/04/14(金) 21:47:16
 しかし、二階氏が「豪腕」で押さえ込み、岸本氏は自民党の推薦を得て圧倒的な勝利を飾った。

「維新は統一地方選でも和歌山で県議を3人当選させた。勢いは大阪だけではない。門氏が勝つには自民党だけではなく、岸本知事の票を取り込めないと厳しい」

 この日、出陣式に来ていた自民党県議がそう話した。

 岸本知事は門氏の出陣式であいさつに立つと、

「知事選では和歌山県連の皆様が寛容な広い心で、来るもの拒まず、昨日の敵は今日の友で火の玉のような応援、支援をいただき知事に当選できました。お返しをするのが今回の選挙です」

 と門氏を応援すると明言した。

 しかし、岸本氏の支援者の一人は、

「門氏は知事選で岸本知事を応援したと言っている。岸本知事も『門さんをぜひ』と後援会で声をかけている。しかし、ガチンコで小選挙区を争ってきただけに『門さんだけはダメ』と思っている人もいる。岸本知事の政治姿勢からすれば、維新と方向性が似ているという後援者の声もあるし、微妙ですよ」

 と話した。

 門氏も岸本知事の支援は「絶対に必要」との思いがあるようで、SNSではツーショット写真をトップにあげ、演説でも「和歌山は一つ」と訴える。

 森山氏から「和歌山の大黒柱」と紹介され、演説に立った二階氏は、

「手を緩めずに選挙をやれば、圧倒的な信任が得られるはず」

 と手短に応援を終えた。

 だが、先の自民党県議によれば、

「二階先生は、最近ずっと週末には地元に戻って、門氏のために人知れず驚くほど細かくまわって頭を下げている。あの二階先生が、というほど低姿勢。次の選挙では10増10減で選挙区が3から2に減る。二階派でもある門氏がもし補選で敗れると、二階先生も県連会長の進退を問われかねない」

 という。

 そして、「対維新」を最も強く意識しているのが二階氏だと続けた。

「二階先生は、そもそも門氏が補選の候補に選ばれる前から『大阪の勢いが和歌山に来れば大変なことになる』『吉村(洋文大阪府)知事が和歌山に入れば票がどっと維新に流れかねない』と、県連にもはっぱをかけていた。出陣式ではあまり語らなかったが、維新の強さに最も危機感を抱いているのが二階先生だ」

 その維新。

 前和歌山市議の林佑美氏(41)の出陣式に駆けつけた馬場伸幸代表が、

「今、古い政治から新しい政治に変えなきゃいけない。この和歌山を変えよう」

 と訴えた。

 維新の和歌山県総支部代表の井上英孝・衆院議員は、出陣式後に報道陣に囲まれ、

「和歌山は保守王国で、維新にとっては厳しい選挙。しかし、奈良県知事選でもわれわれはチャレンジャーとして戦い、勝つことができた。岸本知事は、維新とは親和性がある国民民主党におられたところは期待できる。林氏は昨年夏の市議補選で自民党候補より多い3万5千票をとって当選した。まだ1年も経っていないので、そこは票の上積みにつながると考えている」

 と話し、吉村知事らの和歌山入りについては、

「発信力のある人に来てもらう」

 とだけ明かした。

 参院の大分選挙区を含めると、全国で五つの補選があり4月23日に投開票される。ここでの勝敗は、岸田文雄首相の政権運営や衆院解散のタイミングに大きく影響する。

 岸田派のある国会議員がこう話す。

「党内では衆院山口2区、4区は確実視されているが、千葉5区と参院大分選挙区は苦しいとみている。最大の注目が和歌山1区で、ここを奈良県知事選のように落とすと岸田政権もピンチだと、森山選対委員長が10日の党役員会を終えて急きょ、和歌山入りすることになった。国政選挙でも維新にやられて連敗となれば、そう遠くないであろう解散総選挙で維新がさらに勢いを増し、国会でも脅威になる。岸田首相も維新の動向を非常に注視している。なんとか維新をたたきたい」

 4月15日には、岸田首相自らが門氏の応援に入る予定という。和歌山を舞台に、「岸田VS.吉村」のトップによる戦いが見られそうだ。

  ◇   ◇

 和歌山1区には、自民、維新の2候補のほかに、共産党県常任委員の国重秀明氏(62)、元物流会社員で政治家女子48の山本貴平氏(48)=いずれも新顔=が立候補している。

(AERA dot.編集部 今西憲之)

546OS5:2023/04/14(金) 23:01:56
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA131ZQ0T10C23A4000000/
和歌山1区は自民・維新互角、参院大分は立民・自民接戦
2023年4月14日 19:30

547OS5:2023/04/14(金) 23:03:53
https://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/feature/CO064876/20230413-OYTAT50030/

自民「不祥事」払拭に懸命
2023/04/13 05:00

 「力強い外交・安全保障のために憲法を改正し、自衛隊を明記して我が国を守るという覚悟。これが必要だと思っています」

 11日、サラリーマンや家族連れらが行き交うJR市川駅北口。自民党の新人、英利アルフィヤ(34)(公明党推薦)は第一声で懸命に声を張り上げた。トレードマークの水色の上着を羽織り、周辺には首相の岸田文雄と自身の顔を並べたのぼり旗がはためく。応援に駆けつけた党幹事長の茂木敏充は「女性や若者、多様な人が活躍できる社会を作っていく。(全国の)五つの補選で、最も激戦なのがこの5区だ」と力を込めた。

 自民にとって、補選は前衆院議員の薗浦健太郎(自民党を離党)が「政治とカネ」の問題で辞職したのに伴うものだけに、逆風は必至だ。候補者選考の公募で鍵となったのは、日銀や国連といった英利の華やかな経歴もさることながら、「不祥事を 払拭ふっしょく する清廉なイメージ」(県連幹部)だった。

 英利は5か国語以上に堪能な国際派で、両親は中国の新疆ウイグル自治区出身。4月1日には、党選対委員長の森山裕が地元の農協に自ら足を運び、支持を求めた。公明は告示8日前に推薦を決めた。陣営幹部は「ギリギリで冷や汗をかいた」とこぼすが、組織票を着実に固めつつある。

 5区を構成する市川、浦安両市にゆかりのない「落下傘」候補で、12日間の選挙戦でどこまで浸透できるかも焦点の一つだ。12日午前は、9日に投開票された県議選の市川市選挙区(定数6)でトップ当選した自民の田中幸太郎(43)とともに駅頭に立ち、知名度アップを図った。

 ただ、陣営の中核を担う自民のベテラン県議は同選挙区で落選し、県連には動揺が走った。長年、薗浦を応援してきた自民支持者の中には「急に『この女性を応援して』と言われても困る」との声もあり、課題は山積している。

          ◇

 英利が第一声に臨むおよそ45分前。JR市川駅北口には、薄い緑色のタスキをかけた日本維新の会の新人、岸野智康(28)の姿があった。晴天の下、マイクを握ると「わずか2年前に当選した議員による不祥事。若い政党と若い候補から見たら、こういう古い政治を変えていかないといけない」と呼びかけた。駆けつけた幹事長の藤田文武は、「自民党のたるんだ政治に風穴を開け、緊張感を取り戻さなければならない」と気勢を上げた。

 維新は統一地方選の前半戦で、関西を中心に勢力を伸ばし、知事の熊谷俊人に「全国的に見れば、勝ったのは維新じゃないか」と言わしめた。「千葉都民」と呼ばれる都市部の千葉5区で狙うのは、自民や立憲民主党への批判票の受け皿になることだ。岸野は演説で度々、自身を「新たな選択肢」だとアピールする。大阪府知事で共同代表の吉村洋文の人気は高く、陣営幹部は「確実に応援に来るはずだ」と期待する。

 若年層の票を取り込もうと、岸野はSNSによる発信にも力を入れる。ツイッターなどに演説の写真や動画を次々とアップし、「風が強いですね。私にとって追い風になりますように」などと短い文を投稿する。

 維新は県議選で、松戸市選挙区(定数7)で公認した現職がトップ当選したものの、「重点地区」に位置づけた市川市では敗れた。保守が強い地盤で、事務所を構えるだけでも苦労が伴う。第一声の場所はJR市川駅で自民と重なったため、時間を細かく区切ることになった。

 他陣営からは「維新のポスターは、各地でさほど見かけない」との声が上がる。躍進する維新の勢いを5区に持ち込めるか。真価が問われている。(敬称略)

          ◎

 衆院千葉5区の補欠選挙が告示され、23日の投開票に向けた戦いが始まった。しのぎを削る主な候補者の姿を追う。

548OS5:2023/04/14(金) 23:04:45
https://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/feature/CO064876/20230413-OYTAT50061/
野党乱立「埋没」懸念も 「政治とカネ」追及温度差
2023/04/14 05:00

 「自民党が勝てば、『問題』はなかったことになる。どうか、勝てる候補である私に皆さんの1票を預けてください」


 12日朝、通勤するサラリーマンらが足早に通り過ぎるJR本八幡駅。立憲民主党の新人、矢崎堅太郎(55)は、マイクが使える午前8時ちょうどに演説会を始め、懇願するように呼びかけた。演説に先立ち、2時間にわたり頭を下げながら支持を訴えて回った。

 自民党の前衆院議員だった薗浦健太郎の「政治とカネ」の問題に端を発する補欠選挙だけに、矢崎陣営はこの不祥事を前面に押し出す戦略を描く。街頭演説ではまず、「なぜ、補選になったのか思い出してほしい」と切り出す。スローガンは名前の「堅」の漢字をかけた「堅実実行」だ。初日から、党代表の泉健太らが続々と応援に入る。

 立民にとっての痛恨は、野党協力が不調に終わったことだ。県連代表の奥野総一郎は「最後の最後まで呼びかけていく」と述べ、候補者の一本化に向けて他党に秋波を送ったが、結局は、自民党を含む7人が乱立した。参院千葉選挙区の小西洋之が憲法審査会の毎週開催を「サルがやること」と発言した問題も影を落とす。

 11日夜、国民民主党の新人、岡野純子(44)は、真っ青なスーツを着てJR市川駅前に立った。「八幡には多くの木造密集地域が残っている。災害の時に延焼してしまう」「(交通)渋滞も何とかしなければいけない」と訴え、地域の課題を挙げて政策本位の姿勢をアピールした。

 岡野は、他党に先駆けて真っ先に5区補選への挑戦を表明した。党代表の玉木雄一郎は、立民を念頭に「一本化しないと勝てない前提で臨むこと自体が、敗北だ」と言い放ち、協力を明確に否定した。岡野は、「争点は『政治とカネ』に終始してはならない。前を向いた議論をしたい」と語り、矢崎と差異化を図る。

 岡野は市議を務めた浦安市が地盤で、市川市での知名度は高くない。加えて、16日に告示される市川、浦安両市の市議選には、国民はそれぞれ1人ずつしか擁立していないため、「埋没」も懸念される。陣営幹部は「市議を多く擁立する政党は、抱き合わせで名前を売れるが、うち(国民)は難しい。演説場所を確保するのが大変だ」と危機感を募らせる。13日には、昼過ぎまで1時間に1回のペースで街頭演説を精力的に重ね、顔を売ろうと懸命だ。

 共産党の元衆院議員、斉藤和子(48)は11日、JR本八幡駅北口でマイクを握り、「国民が物価高で苦しんでいる時、何の努力もせずに何千万円とパーティー券をもらう」と自民への追及を強めた。トレードマークは、船橋市の名産、ニンジンにちなんだオレンジ色の上着だ。

 共産は2021年衆院選では立民と共闘し、千葉5区で擁立を見送った。今回の補選で立民との協力は、何度もささやかれたものの、実現しなかった。党県委員長の小倉忠平は10日の記者会見で「話し合いの余地はあると伝えてきたが、残念ながら今日まで正式な話はなかった」と明かした。

 斉藤は演説で、「権力だとかお金をもらって、どんどん政治が国民から離れている」と力を込め、自民との対決姿勢を鮮明にする。政策では、子育て支援や給食費の無償化、憲法改正への反対などを訴える。

 野党各党は「自民に勝たせてはいけない」と口をそろえつつ、候補者の一本化は幻に終わった。連合千葉は推薦を見送った。ある陣営幹部は「これで(自民に)負ければ、国民から『何やってるんだ』とみられる。野党のまとまりを問われることになる」と漏らす。

 政治家女子48党の新人、織田三江(41)は、選挙戦で「女性目線、主婦目線、子育て目線で生の声を議会に届けたい」と訴える。無所属新人の星健太郎(43)は、行政や選挙のデジタル化を進め、「インターネット投票の実現に挑戦したい」と主張する。(敬称略)



 この連載は、岡田遼介、尾藤泰平が担当しました。

549OS5:2023/04/15(土) 09:47:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc5d36f2b9a2df8ca8cd59eb4d22ac8726cc8e9a〈千葉補選5区〉野党乱立で自民有利のはずが、英利アルフィヤ候補に支持集まらず。対抗の立憲・矢崎候補も「演説が眠くなる」…激戦の行方は?
4/15(土) 8:01配信



集英社オンライン
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4月11日に告示された衆院4補選。その中でも千葉5区は野党候補が一本化できず乱立し、与党に有利な展開になると見られていた。しかし、情勢調査の蓋を開けてみると、自民候補が予想以上に苦戦していることが明らかに。永田町では「野党分裂が自民党にとって逆風になっている」という、一見矛盾する分析もなされている。一体どういうことなのか。その背景には、自民の英利アルフィヤ(34)候補の複雑な出自も指摘されている。

【画像】茂木敏充幹事長に手を取られて声援に応える英利アルフィヤ候補

野党候補乱立なのに自民党が苦戦を強いられるワケ
「女性や若者、多様な人たちが活躍できる社会を作っていく。この市川、浦安、全国でも最も先進的な地域。この千葉5区に最もふさわしい代表、候補者は英利アルフィヤだ」

4月11日午前のJR市川駅前、英利候補の第一声に駆けつけた自民党の茂木敏充幹事長は、ジャケットを脱ぎ、ピンク色のワイシャツを腕まくりして声を張り上げた。

だが、集まった聴衆の数は選挙カーを囲むほどではなく、自民候補の第一声としては少し物足りなさも感じる。
この街頭演説会ではマイクを握った千葉県議から「事前情報では若干、英利アルフィヤが負けているそうだ」という緊張感の走る声も漏れた。

実際、永田町に出回っている、自民党が4月1、2日に行ったとされる情勢調査では、立憲民主党の矢崎堅太郎候補が28ポイントを獲得して首位となり、英利氏は22ポイントで次点、維新と国民民主の候補が8ポイントずつで続く結果となった。

もちろんこれは、公明党が衆院補選における自民候補の推薦を決める前の調査であり、現在進行形で情勢は変化し続けている。
自民党が4月8、9日に改めて実施した情勢調査では、英利氏が26ポイントを獲得して逆転首位になったが、矢崎氏も23ポイントと、まだ競り合っているという情報もある。
ただ、いずれにしても、野党候補が立憲、維新、国民民主、共産、政治家女子48と乱立したにもかかわらず、予想以上に自民が苦戦を強いられているのは間違いなさそうだ。

一体なぜなのか。その理由の1つとして挙げられているのが、英利氏の複雑な出自だ。英利氏は北九州市で生まれ育っているが、両親がウイグル人とウズベク人であるため、本人も生まれた時には中国籍だった。
両親とともに1999年に日本に帰化して日本国籍を取得し、その後は父の転勤によって中国へ。広州アメリカンインターナショナルスクールの高等学部を経て、アメリカのジョージタウン大学に進学。大学院の修士課程を修了した後は日本銀行に就職し、その後は国連事務局に転職している。
とても国際色豊かな経歴だが、それだけに自民党を支持する一部の保守層からは敬遠されている側面もあるようだ。


英利アルフィヤ候補にTwitterで「日本のために働けるのか?」
全国紙の政治部記者はこう解説する。

「英利氏は同じジョージタウン大学の先輩である河野太郎デジタル担当大臣が強く推して千葉5区補選に出馬することとなったが、もともと外国籍であったことや、外国での滞在歴が長いような経歴は、まるで野党候補のようで自民党支持層からの受けはあまり良くない。
また、千葉とは特に縁があるわけでもなく、自民党の千葉県連からは不安視する声があがっていたが、大臣のイチオシとあって反対できなかったようだ」と解説する。

実際に、Twitter上でも英利氏の投稿に対して「日本のために働けるのか?」というような返信が相次いでおり、とても自民候補を取り巻く環境とは思えない状況だ。
そして、そうした反発する自民支持層の受け皿になっているのが維新や国民民主の候補者だと言われている。

同じく4月11日にJR本八幡駅前で行われた維新の岸野智康候補の街頭演説。応援に駆けつけた維新の藤田文武幹事長は、岸田政権による防衛費や子ども予算の増額について「財源の作り方は増税や社会保険料をあげるだけなのか。行財政改革をもっと徹底的にできるはずだ。これができないのが古い自民党の政治だ」と批判した。
また、立憲についても「政権を倒して新しい政治を作ろうという気概はまったく感じない。あげ足取りばかりだ」と、憲法審査会を巡る小西洋之参院議員の“サル発言”を引き合いに出してこき下ろした。

最近まで立憲と維新で国会内共闘をしていたとは思えない言いぶりだが、統一地方選の前半戦で議席を伸ばし、勢いに乗っている維新は、政府与党だけでなく、野党第一党の立憲も強く批判して独自色を際立たせる“維新節”を復活させている模様だ。
この維新の勢いは千葉5区においては立憲よりも自民にとって脅威になっている。

550OS5:2023/04/15(土) 09:47:41

情勢調査で首位の矢崎候補の演説は「眠くなる」と関係者
もともと、千葉5区補選は自民党の薗浦健太郎衆院議員が、政治資金パーティーで得た収入を政治資金収支報告書に過少に記載したという「政治とカネ」の問題で辞職したことによって行われている。
自民党への風当たりが強いなかで、野党は候補者を一本化することができるかが注目されていたが、統一地方選で野党各党それぞれが党勢拡大を目指す中、候補者が乱立したまま告示日を迎えた。

普通に考えれば政権批判票が分散するため、自民党にとっては有利な情勢になるはずだが、実際は英利氏が取りこぼしている保守層を「維新や国民民主が食っている」(前出の全国紙記者)という側面もあり、その中で立憲の矢崎氏が情勢調査で首位に浮上していると指摘されている。
そのため、野党分裂、候補者乱立の状況は逆に自民党にとって逆風として働いているようだ。

そうした中、立憲の矢崎氏の勢いは本物と言えるのか?
4月11日、新浦安駅前で行われた第一声では、立憲の泉健太代表が「防衛予算だけにお金を優先させていいのか。バランスのいい国家予算を作らなければいけない。銀行マンとして、金融機関で働いてきた人間として、バランスのいい国家経営という視点で私たちの仲間に入っていただきたい」と富士銀行(現みずほ銀行)出身の矢崎氏を持ち上げた。

しかし、矢崎氏の街頭演説は、薗浦氏の「政治とカネ」の問題について、過去のリクルート事件を持ち出して批判をするなど、回りくどい内容で説明口調が多く、立憲関係者は「演説が真面目すぎて、聞いていて眠くなってしまう」と頭を抱える。
追い風となりつつある情勢を味方につけられるかは、まだ心許ないようだ。

千葉5区を含めた衆参5補選は、統一地方選の後半戦とともに、23日に投開票される。
その結果は国政政党の現在の勢いを図るバロメーターにもなり、岸田首相の政権運営や解散戦略にも影響を与えるだろう。
激戦区の1つとなっている千葉5区において、誰が議席を獲得するのか。有権者の判断が迫られている。

取材・文/宮原健太
集英社オンライン編集部ニュース班

551名無しさん:2023/04/15(土) 17:08:23
岸田襲撃未遂事件で補選は自民全勝かな。

552OS5:2023/04/16(日) 07:28:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/06948afda22987c77bb2f111f8da07193032ad00
衆参5補選、4選挙区接戦 千葉5区、大分で立自競る
4/15(土) 21:23配信
 共同通信社は14、15両日、衆参5補欠選挙について電話調査や取材を基に情勢を探った。いずれも与野党対決型の構図。投票先をまだ決めていない有権者もおり、23日の投開票までに情勢が変わる可能性がある。

 千葉5区は、立民の元千葉県議矢崎堅太郎氏(55)と自民新人の英利アルフィヤ氏(34)が激しく競り合う。矢崎氏は立民支持層の8割を集める一方で、英利氏は自民支持層への浸透が5割を切る。

 和歌山1区は隣接する大阪府知事・市長選、奈良県知事選の勝利で勢いに乗る維新の元和歌山市議林佑美氏(41)が一歩前に出る。自民の元衆院議員門博文氏(57)が追う展開だが、自民支持層の3割近くが林氏に流れている。

 山口2区は、自民新人の岸信千世氏(31)と、民主党政権で法相を務めた無所属の元衆院議員平岡秀夫氏(69)が伯仲。山口4区は、自民の元下関市議吉田真次氏(38)が立民の元参院議員有田芳生氏(71)らを引き離す。

 参院大分は立民の吉田忠智元参院議員(67)と自民新人の飲食店経営白坂亜紀氏(56)が激しく争う。

553OS5:2023/04/16(日) 07:29:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/c54a5d9f5b6db4019408b65a9ca4ea7b9264a155
衆院山口4区は自民候補優位、千葉5区・和歌山1区・山口2区・参院大分は接戦…読売情勢調査
4/16(日) 5:00配信
 読売新聞社は、23日投開票の衆参5補欠選挙について、電話世論調査と取材を基に情勢を分析した。衆院山口4区は、自民党の吉田真次氏がほかの候補を引き離し、優位に立つ。残りの衆院千葉5区、和歌山1区、山口2区、参院大分選挙区の4補選は、いずれも接戦となっている。

 山口4区(下関市、長門市)では、吉田氏が自民支持層の7割近くを固め、選挙区内全域でリードする。立憲民主党の有田芳生氏らは追い上げを目指す。

 千葉5区(市川市の一部、浦安市)は、自民の英利アルフィヤ氏と立民の矢崎堅太郎氏が競り合う。英利氏は幅広い年代に浸透し、自民支持層の5割から支持を得た。矢崎氏は立民支持層の7割超を固めた。無党派層の約7割が態度を明らかにしておらず、今後の情勢を左右しそうだ。

 和歌山1区(和歌山市)も、自民の門博文氏と日本維新の会の林佑美氏が激しくしのぎを削る。門氏は自民支持層の7割近く、林氏は維新支持層の約7割から支持を集めた。無党派層では、林氏がやや先行する。

 山口2区(岩国市、下松市など)は、自民の岸信千世氏と、無所属の平岡秀夫氏が横一線だ。岸氏が自民支持層の6割超、平岡氏は無党派層の5割超の支持を得た。中心都市の岩国市で平岡氏、その他の市町では岸氏が先行している。

 参院大分選挙区では、自民の白坂亜紀氏と、立民の吉田忠智氏が、互角の戦いを繰り広げている。白坂氏は自民支持層の6割超、吉田氏は立民支持層の約9割を固めた。年代別では、白坂氏は若年層で吉田氏よりも浸透し、60歳以上では両氏が拮抗(きっこう)している。

 調査は4月13日から15日にかけて、無作為に作成した番号に電話をかけるRDD方式で実施した。回答者の合計は2755人。

RDD=Random Digit Dialing

554OS5:2023/04/16(日) 07:53:57
https://www.asahi.com/articles/ASR4H5WMVR4DUZPS001.html?iref=pc_snk_local2023_top_list_n
参院大分、千葉5区、和歌山1区は接戦 衆参5補選 朝日情勢調査
有料記事衆参補欠選挙2023

2023年4月15日 22時00分

 衆院の千葉5区、和歌山1区、山口2区と4区、参院大分の衆参5補欠選挙(いずれも23日投開票)について、朝日新聞社は14、15の両日、電話調査を実施し、取材で得た情報と合わせて情勢を探った。参院大分では自民候補と立憲民主候補が激しく競り合う。千葉5区は立憲候補と自民候補が互角。和歌山1区は維新候補と自民候補が接戦となっている。

 投票態度を明らかにしていない人が4〜5割おり、今後、情勢が変わる可能性もある。

 5補選は、発足から1年半経…

555OS5:2023/04/16(日) 16:10:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac44879ed81558ecffcafe3a273d4cde337f1645
衆院補選、和歌山1区の激戦の構図 風に乗り攻める維新、「挙党一致」の自民
4/16(日) 10:55配信

西日本新聞
和歌山市のJR和歌山駅前=5日(撮影・金澤皓介)

 街路樹の若葉がもえる紀州・和歌山市役所前。「和歌山が関西の一員として元気になってほしい。1人だけだった県議は(統一地方選)前半戦で3人になった。引き続き維新を育てて」。衆院和歌山1区補欠選挙初日の11日、党のカラーの緑色ジャンパーを着た日本維新の会代表馬場伸幸は、維新新人林佑美の応援演説で高揚感を隠さなかった。

 前半戦の主役を飾った維新。全国の道府県議選は福岡、埼玉など13道県で初めて議席を得て改選前から倍増させ、悲願の全国政党化へ前進した。何より、維新王国・大阪以外で初の党公認首長となる奈良県知事選の勝利は躍進の象徴だ。

 余勢を駆ろうと維新は隣県の和歌山1区を最重点区に位置付け、馬場を筆頭に大阪周辺の地方議員ら総力を投入。抜群の知名度を誇る大阪府知事で党共同代表の吉村洋文も15日に1区の街頭に立った。「前半戦のうねりを和歌山でも起こす」。林陣営の一人は息巻く。

 林自身も「前例にとらわれた政治を続けるか、新しい政治に挑戦するか。今こそ和歌山が変わるチャンスだ」と声を張り上げた。

      ■

 対する自民党。「大阪が和歌山のことを決めてはいけない」。11日、党選対委員長森山裕は自民元職の門博文の出陣式で、維新への対抗心をむき出しにした。

 補選は、昨年11月に和歌山県知事に転身した元国民民主党衆院議員の岸本周平の後任を選ぶもの。実は、門は長年、選挙の弱さを指摘されており、1区で岸本に2012年衆院選から4回連続で敗れ、21年は比例復活すらならなかった。

 式では県選出の自民の元幹事長二階俊博や参院幹事長世耕弘成に加え、政敵だった岸本もマイクを握り門支持を訴えた。世耕は「和歌山の保守が一つになる。そのキーワードで戦う」と挙党一致をアピールした。

 昨日の敵は今日の友-。それは、この日並び立った二階と世耕にも符合する。

 世耕は衆院へのくら替えの意欲を隠さず、県内の衆院小選挙区の新区割りに伴い、現和歌山3区選出の二階と競合する可能性がある。知事選では世耕が岸本の対抗馬の擁立に動き、二階との対立が先鋭化した。補選も、門支持を表明していた世耕に対し二階周辺は別の参院議員を推していた。

 衆院新選挙区の支部長選任も補選後に先送りされ、両者の主導権争いの火種は残る。が、目前の決戦のため一時休戦し「世耕サイドが岸本支持者の開拓、二階サイドはブルドーザーのようにならす企業回り」(門陣営)の陣容を構築。15日に首相岸田文雄が現地入り。16日に前首相菅義偉が現地入り予定で、文字通りの総力戦だ。

 風頼みの維新か組織戦の自民か。与野党を超えて分厚く広がる「岸本票」の獲得も熱を帯びている。

 共産党新人の国重秀明、政治家女子48党新人の山本貴平も支持拡大を図る。 =敬称略

 (金沢皓介)

和歌山1区補選立候補者(届け出順)
門博文 57  元衆院議員   自元
林佑美 41  元和歌山市議  維新
国重秀明62  党県役員    共新
山本貴平48  党職員     政新

西日本新聞

556OS5:2023/04/17(月) 10:38:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c345efbfb1c2cc884d24f99f257cca3d759fb1c
「安倍家の地盤は淘汰される…」血脈途絶えた山口4区 衆院補選 山口2区は岸家が世襲前面
4/17(月) 10:30配信
 「佐藤総理、岸総理、安倍総理、こんな立派な系図はない。将来的にもその血筋を継いで頑張るのが岸信千世であります」

 11日、山口県岩国市。自民党安倍派会長代理の塩谷立は、山口2区の自民新人岸を名門一族の系譜から紹介してみせた。

 自認する岸自身もこれまで事あるごとにアピール。前防衛相の父信夫や昨年銃撃事件で死去した安倍晋三(伯父)、岸信介(曽祖父)、佐藤栄作(曽祖叔父)の歴代首相ら国会議員6人が並ぶ家系図をホームページに掲載し「世襲自慢」と批判を浴びた。3月には新人では異例の政治資金パーティーを都内で開き、党副総裁麻生太郎や閣僚ら約500人で満員にした。中堅は「そこらの議員とはブランド力が違う」とうなる。

 強固な地盤を継いだ岸は2021年衆院選の父の得票を上回る12万票超が目標。野党は共産党が候補を取り下げ、無所属元職平岡秀夫に一本化し世襲批判を展開するが、岸後援会幹部は「山口で世襲批判は影響しない。支援者の信頼は揺るがない」と意に介さない。

 対照的に、山口4区は名家の血脈が途絶えた。

 「志半ばで命を絶たれてしまった安倍晋三先生の遺志を皆で継いでいく」。自民新人吉田真次は下関市での出陣式で涙声を交えて訴えた。吉田のジャンパーやはためくのぼりは、安倍が多用した青色。安倍の妻昭恵や党政調会長萩生田光一ら安倍派も顔をそろえ、安倍カラーを前面に出した。

 安倍イズムを引き継げるのは誰か。後継選びは難航した。壇上に並んだ昭恵や下関市長、参院議員の名も浮かんでは消えた。ようやく昨年末に吉田が決断したが、「天下の安倍家の地盤を無名議員に譲るなんてじくじたる思いだ」(安倍派幹部)との声はくすぶる。

 混迷を極めた理由の一つが「ポスト岸田」に数えられる山口3区選出で、下関市にも分厚い支持基盤を誇る外相林芳正の存在。衆院小選挙区定数「10増10減」に伴い、次期衆院選で山口県の定数は4から3に減り、下関市を含む現4区は新3区に再編される。吉田が当選しても、新3区を巡る林との公認争いを余儀なくされる可能性がある。

 選挙戦は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を激しく追及した立憲民主党新人、有田芳生との事実上の一騎打ち。陣営は前回衆院選で安倍が得た約8万票と同水準を意識し、昭恵も出陣式で「圧倒的な勝利で国政の場に送り出してほしい」とハッパをかけた。公認レースを見据えた主導権確保へ圧勝は譲れない。

 実動部隊は安倍後援会で、昭恵も企業回りなどで浸透を図る。ただ吉田の知名度は低く、安倍の支援者からは「安倍のように票は取れない」との声も漏れる。

 連綿と世襲が続く山口で、「安倍家と林家の遺恨は特に根深い」(自民県連幹部)。中選挙区時代、安倍の父晋太郎と林の父義郎が激しく勢力争いし、小選挙区導入後に林サイドが比例に回った因縁があるだけに、林芳正周辺は「下関奪還に動く」と気炎を上げる。

 その一端が下関市議会。安倍死去後の市議選などを経て勢力を増した林系が安倍系を数で逆転した。安倍の支援企業が林側に寝返りを打ち、林側による安倍側企業への切り崩し工作も水面下でちらつく。両家の暗闘は補欠選挙後に本格化するとみられ、林派は「いつ号令が出てもいい」(市議)。市内のシャッター通りの一角で商店を営む男性は「結局、安倍と林の権力争い。下関が衰退するだけだ」と地域の分断を憂える。

 「旗手を失った安倍家の地盤は淘汰(とうた)される」。安倍派議員は悲嘆する。街中に張られた安倍のポスターは色あせていた。 =敬称略

557OS5:2023/04/17(月) 10:39:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/64ead0c6aaeb5ee134b9e68ecfaa78a9759e99df
[政治の現場 衆院山口2区補選]「世襲」「原発」巡り舌戦
4/14(金) 10:02配信
 山口県南東部に位置する田布施町。岸信介、佐藤栄作という戦後政治に名を刻む兄弟宰相を生んだ町として知られる。衆院山口2区補欠選挙に出馬した自民党新人の岸信千世氏は告示日の11日、同町の田布施川沿いでマイクを握った。


 「先人たちから受け継いできた大切な山口県、誇り高き日本を、より良い形で次の世代に伝えていく」

 岸信介のひ孫で、祖父は安倍晋太郎元外相、伯父は安倍晋三元首相。政治家に囲まれて育った。父・岸信夫前防衛相の秘書を務めていたが、体調不良で引退する父から後継指名された。

 「こんな立派な系図はない。その血筋を継いで日本のため、世界のために頑張るのが信千世だ」

 出陣式に駆けつけた安倍派会長代理の塩谷立衆院議員はこうアピールしたが、「家系」自慢は世襲批判を招く危険と裏腹にある。

 信千世氏は2月の出馬表明後、岸信介ら6人の元国会議員と自分を並べた家系図をホームページに掲載した。SNSなどで激しい批判を浴びた後、削除した。

 3月27日に東京都内の高級ホテルで開いた政治資金パーティーには、麻生副総裁や松野官房長官など党幹部や閣僚を招いた。新人候補らしからぬ振る舞いは、党内でも「センスがない」と評判は芳しくない。

 信夫氏を支えてきた岩国市議会の桑原敏幸議長(75)は「みこしを担ぐ周りの人がちゃんとせないけん。楽勝な選挙と高をくくっとった」と顔をしかめる。

謙虚さ強調
支持者に手を振りながら走る岸信千世氏(13日、山口県上関町で)

 山口県は、衆院小選挙区の「10増10減」で県内の小選挙区が4から3に減る。当初、岸陣営は、信夫氏が前回2021年の衆院選で共産党との一騎打ちを制した際の約11万票を上回る「12万2000票余り」を得票数の目標に設定した。当選後、「新2区」の公認争いに勝つには圧倒的な勝利が必要と考えたためだ。

 だが、共産が候補を取り下げ、民主党政権で法相を務めた無所属の平岡秀夫氏との一騎打ちとなり、楽勝ムードは消えた。平岡氏は09年衆院選までの4度にわたり、山口2区で自民候補を破った強敵だからだ。

 信千世氏は13日、県最南端の港町・上関(かみのせき)町の街頭演説で「政治歴も浅く、若くて力もないが情熱は負けない」と訴え、地道に努力する姿勢や謙虚さを強調した。

 安倍派も幹部や秘書を投入して力を入れる。都内で療養中の信夫氏に代わり、地元議員が信千世氏を支援者に引き合わせ、地道な票の積み上げを図る。

保守王国に風穴
支援者と握手する平岡秀夫氏(13日、山口県上関町で)

 「山口2区は、日本の政治が抱える課題や問題の縮図になっている選挙区だ」

 平岡氏も13日、上関町の街頭で支持を訴えた。同町は中国電力が計画する原子力発電所の建設予定地だ。「東京電力福島第一原発事故と同じような事故が起これば、瀬戸内海は死の海になる」と危機感をあおった。世襲にも「利益集団に結びつき、偏った政治が行われる」と批判の矛先を向けた。

 平岡氏は元大蔵官僚で、岩国市で生まれ育った。地元育ちを売りに、一部の自民支持層も取り込みながら、「保守王国」に風穴を開けてきた自負がある。

 今回、立憲民主党幹部から打診を受けて出馬を決めたが、立民からは公認も推薦も得られなかった。支持母体の連合山口には電力関係の組合員も多い。立民県連幹部は「あれだけ『反原発』と言う人の支援は難しい」と事情を明かす。

 一方、3月下旬には共産と「原発の新増設に反対」「大軍拡に反対」などの合意書を交わし、候補の一本化に成功。4月11日の出発式には、立民の菅直人元首相や共産の宮本岳志衆院議員らが顔をそろえた。菅氏は「日本に原発はいらない」と訴え、宮本氏は「自公政権と対決しなければならない」と呼びかけた。周辺には「共産への接近が目立てば支持が広がらないのでは」と懸念の声もある。(小野健太郎、山口総局 丸茂克浩)

558とはずがたり:2023/04/17(月) 22:53:26

平岡さん,引退が早すぎたのか,早めの決断のお陰で鮮度保たれてるのか,岸が酷いにせよ善戦だけでも凄いわ

山口2区 苦戦情報に自民総力戦 野党は菅直人氏も参戦
2023/4/14 21:19
沢田 大典
有料プラン記事
https://www.sankei.com/article/20230414-XLXVDOH6YVKI7O7IWAAFKFGPMQ/?outputType=theme_localelection2023&ownedutm_content=%E3%80%90%E6%BF%80%E6%88%A6%E5%9C%B0%E3%82%92%E6%AD%A9%E3%81%8F%E3%80%91%E5%B1%B1%E5%8F%A3%EF%BC%92%E5%8C%BA%E3%80%80%E8%8B%A6%E6%88%A6%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%AB%E8%87%AA%E6%B0%91%E7%B7%8F%E5%8A%9B%E6%88%A6%E3%80%80%E9%87%8E%E5%85%9A%E3%81%AF%E8%8F%85%E7%9B%B4%E4%BA%BA%E6%B0%8F%E3%82%82%E5%8F%82%E6%88%A6&ownedutm_campaign=ranking&ownedutm_medium=referral&ownedutm_source=owned+site

「先人から受け継いできた大切な山口県、誇り高き日本を、よりよい形で次の世代に伝えることがわれわれの責任だ」

自民党公認で公明党の推薦を受ける新人、岸信千世(31)は11日、元首相で曽祖父の信介の郷里である山口県田布施町で街頭演説し、こう訴えた。白いジャンパー姿で長身を折り曲げ、有権者と目線を合わせながら握手をして回った。

岸は前防衛相の信夫の長男で、死去した元首相の安倍晋三のおいに当たる。防衛相秘書官の経験があり、演説では少子化対策や、信夫や安倍が注力した安全保障政策、憲法改正に取り組みたい考えを表明した。

559とはずがたり:2023/04/17(月) 22:57:32

横ピンの記事

山口2区補選で番狂わせも―平岡氏の出発式に菅直人元首相らが結集(前)
2023年4月14日 16:45
https://www.data-max.co.jp/article/63346

 4月12日の日刊ゲンダイに衝撃的な記事が出た。タイトルは「山口2区補選は無所属の元職が猛追!サラブレッド岸信千世氏の世襲自慢に有権者うんざり」。岸信夫・前防衛大臣の辞職にともなう衆院山口2区補選で、保守王国・山口で楽勝と見られていた長男の信千世候補を無所属の平岡秀夫・元法務大臣が猛追、番狂わせが起こる可能性を示唆する内容になっていたのだ。

 地元の自民党関係者も「平岡候補の逆転勝利の可能性は十分」と話す。「岸陣営は共産党候補しか出ないと踏んで緩み切っていました。選挙事務所を見ても、平岡陣営との違いは一目瞭然。市内の幹線道路(国道二号線)沿いの一等地に平岡候補の選挙事務所があるのに対して、岸陣営は幹線道路から少し入ったビルに選挙事務所を構えた。後援会幹部の自社ビルの隣で、『共産党が相手だから目立たない場所でも楽勝』と高を括っていたのでしょう。それで、かつて自分たちが選挙事務所に使っていた一等地を平岡候補に抑えられてしまったとしか見えない」。

 緩みの産物と見られるミスはほかにもあった。山口4区の保守層が安倍派と林派に分かれていて補選に対する温度差があるのと同様、岸派と佐藤派がいる山口2区補選でも対応に差が出そうだというのだ。地元の佐藤派関係者はこう怒る。

「例の家系図から佐藤栄作・元総理の息子で山口2区の衆院議員だった佐藤信二・元大臣が抜けていたことに佐藤派は激怒しています。これまでは岸派と佐藤派が共に自民候補を応援してきましたが、『今回は平岡に入れる』と息巻く佐藤派幹部が出てきたほどです。自民党基礎票を固めることは難しいでしょう」

 一方、平岡陣営は勢いづいている。立憲公認にはならずに無所属で出たことで、市民と野党議員有志が連携、超党派的に支援の輪が広がっているというのだ。それを象徴したのが、11日の告示日の出発式。国道2号線沿いの選挙事務所前に党派を超えた菅直人元首相ら国会議員や元議員が勢ぞろいし、1人ずつマイクを握っていったのだ。

菅直人 平岡秀夫 菅直人元首相 平岡さんがこの大変なときにもう一度立ち上がって頑張るという話を聞いて、私もこの山口県の生まれの1人として、駆け付けさせていただきました。しかし、今の山口県、率直に申し上げて1人残らず二世候補という状況になっている。平岡さんのように能力があって、そして仕事ができる人がそういう二世の中にいるのかどうか。私は大変に疑問に思います。そういった意味で平岡さんはどうでしょうか。皆さん、もう一回、国会の場に戻していただけないでしょうか。皆さん、いかがでしょうか。

 平岡さんは、この山口の二区というのは、ある意味では日本の政治状況の象徴的な状況だと思います。私も山口県の生まれですが、東京で選挙をやっております。しかし山口の選挙区を見ますと、ほとんどが二世三世で、何か二世三世でなければ、政治家になれないのではないか。そういう空気さえ、この山口にはあるように思えます。

 この間、平岡さんはそういうなかで衆院議員として大変頑張ってもらったわけでありまして、今回、捲土重来を期して、こうしたかたちで頑張っていただける。とくに今、大きな問題は3つあります。1つはやはり世襲の政治の問題と、そして原発の問題。さらには統一教会などの問題も山積をしています。とくに私が総理のときに福島原発事故がありまして、それまでは事故がないことを前提に原発も必要かなと思っていたのですけれども、あれだけの事故が起きた。そして今、ロシアが攻撃をしているところにも原発がある。こういうことを考えますと、日本には原発はいらないと思いますが、皆さん、いかがでしょうか。

 平岡さんはこういった面でもしっかりと取り組んできています。どうか、今回の選挙、大変な選挙でありますが、逆にいえば、全国が注目をしている選挙。ここで平岡さんが皆さんの力で議席を奪還することができれば、日本のこの原発を止めようという動きにとっても大きな力になる。このように確信をしております。どうかどうか、全力を挙げて皆さんのお力をお借りして、私ももう1回でも2回でも来たいところですが、来られるのかどうか分かりませんが、頑張りたいと思っております。

(つづく)

【ジャーナリスト/横田 一】

560とはずがたり:2023/04/17(月) 23:10:11
「安倍家の地盤は淘汰される…」血脈途絶えた山口4区 衆院補選 山口2区は岸家が世襲前面
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c345efbfb1c2cc884d24f99f257cca3d759fb1c
4/17(月) 10:30配信
西日本新聞

街中の工場には安倍晋三氏のポスターが張られていた=5日、山口県下関市

 「佐藤総理、岸総理、安倍総理、こんな立派な系図はない。将来的にもその血筋を継いで頑張るのが岸信千世であります」

【写真】安倍元首相の地元事務所から看板を取り外す妻・昭恵さん

 11日、山口県岩国市。自民党安倍派会長代理の塩谷立は、山口2区の自民新人岸を名門一族の系譜から紹介してみせた。

 自認する岸自身もこれまで事あるごとにアピール。前防衛相の父信夫や昨年銃撃事件で死去した安倍晋三(伯父)、岸信介(曽祖父)、佐藤栄作(曽祖叔父)の歴代首相ら国会議員6人が並ぶ家系図をホームページに掲載し「世襲自慢」と批判を浴びた。3月には新人では異例の政治資金パーティーを都内で開き、党副総裁麻生太郎や閣僚ら約500人で満員にした。中堅は「そこらの議員とはブランド力が違う」とうなる。

 強固な地盤を継いだ岸は2021年衆院選の父の得票を上回る12万票超が目標。野党は共産党が候補を取り下げ、無所属元職平岡秀夫に一本化し世襲批判を展開するが、岸後援会幹部は「山口で世襲批判は影響しない。支援者の信頼は揺るがない」と意に介さない。

 対照的に、山口4区は名家の血脈が途絶えた。

 「志半ばで命を絶たれてしまった安倍晋三先生の遺志を皆で継いでいく」。自民新人吉田真次は下関市での出陣式で涙声を交えて訴えた。吉田のジャンパーやはためくのぼりは、安倍が多用した青色。安倍の妻昭恵や党政調会長萩生田光一ら安倍派も顔をそろえ、安倍カラーを前面に出した。

 安倍イズムを引き継げるのは誰か。後継選びは難航した。壇上に並んだ昭恵や下関市長、参院議員の名も浮かんでは消えた。ようやく昨年末に吉田が決断したが、「天下の安倍家の地盤を無名議員に譲るなんてじくじたる思いだ」(安倍派幹部)との声はくすぶる。

 混迷を極めた理由の一つが「ポスト岸田」に数えられる山口3区選出で、下関市にも分厚い支持基盤を誇る外相林芳正の存在。衆院小選挙区定数「10増10減」に伴い、次期衆院選で山口県の定数は4から3に減り、下関市を含む現4区は新3区に再編される。吉田が当選しても、新3区を巡る林との公認争いを余儀なくされる可能性がある。

 選挙戦は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を激しく追及した立憲民主党新人、有田芳生との事実上の一騎打ち。陣営は前回衆院選で安倍が得た約8万票と同水準を意識し、昭恵も出陣式で「圧倒的な勝利で国政の場に送り出してほしい」とハッパをかけた。公認レースを見据えた主導権確保へ圧勝は譲れない。

 実動部隊は安倍後援会で、昭恵も企業回りなどで浸透を図る。ただ吉田の知名度は低く、安倍の支援者からは「安倍のように票は取れない」との声も漏れる。

 連綿と世襲が続く山口で、「安倍家と林家の遺恨は特に根深い」(自民県連幹部)。中選挙区時代、安倍の父晋太郎と林の父義郎が激しく勢力争いし、小選挙区導入後に林サイドが比例に回った因縁があるだけに、林芳正周辺は「下関奪還に動く」と気炎を上げる。

 その一端が下関市議会。安倍死去後の市議選などを経て勢力を増した林系が安倍系を数で逆転した。安倍の支援企業が林側に寝返りを打ち、林側による安倍側企業への切り崩し工作も水面下でちらつく。両家の暗闘は補欠選挙後に本格化するとみられ、林派は「いつ号令が出てもいい」(市議)。市内のシャッター通りの一角で商店を営む男性は「結局、安倍と林の権力争い。下関が衰退するだけだ」と地域の分断を憂える。

 「旗手を失った安倍家の地盤は淘汰(とうた)される」。安倍派議員は悲嘆する。街中に張られた安倍のポスターは色あせていた。 =敬称略

561とはずがたり:2023/04/17(月) 23:10:56
安倍元首相の後継者になった38歳「下関市議」の評判 「日の丸ボーイ」と呼ばれていた思想・信条
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/02071101/?all=1
2023年02月07日

 自民党の山口県連は1月30日、安倍晋三元首相の死去に伴う衆院山口4区の補欠選挙(4月23日投開票)で、下関市議の吉田真次氏(38)を擁立することを決めた。安倍氏の妻の昭恵さんが推薦していたというが、どんな人物なのか。

 ***

 安倍氏の後援会は当初、昭恵さんに立候補を打診したという。ところがあっさり断られ、結局吉田氏が後継者になった。

 吉田氏は、下関市豊北町出身。伯母が安倍派の豊北町議(その後下関市と合併したため下関市議に)だったことで、若い頃から政治に興味があった。それもあって関西大学法学部の政治学科に進んだ。

「昔から愛国心が強く、大学時代は『日本人よありがとう マレーシアはこうして独立した』(日本教育新聞社)といった本を愛読していました。内容は、太平洋戦争で列強に立ち向かった日本人はアジア諸国に大きな感動を与えたが、戦後、敗戦の後遺症を引きずり、民族としての誇りが喪失していることなどを嘆くマレーシア人を紹介したものです」(同)

 と語るのは、下関市議。

“日の丸ボーイ”

 大学卒業後、吉田氏は自民党の大阪府議(後に維新の会に移籍)の秘書になった。

「伯母の縁で秘書時代に安倍さんに気に入られ、2011年、26歳という若さで下関市議選に出馬しました。事実上、安倍事務所が吉田さんを擁立した形でした。選挙では安倍さんから組織票をまわしてもらい、難なく初当選を果たしました」

 と解説するのは、下関のマスコミ関係者。

「吉田さんは現在3期目ですが、真面目で、仕事も熱心にやっています。思想的には安倍さんより右ですね。市議になってすぐに、市議会議場で国旗掲揚しようと提案したこともありました。もちろん否決されましたが、それ以来、彼は“日の丸ボーイ”とか“ミスター右翼”と呼ばれていました」

 実際、吉田氏のツイッターを見るとそれは一目瞭然だ。「下関市議会議員の吉田真次です。我が日本国、天皇陛下万歳」とある。アイコンは、日の丸だ。

「天皇陛下万歳と言っているわりに、こんなエピソードもありました。2012年5月、天皇皇后両陛下が下関を視察されました。彼は、3人の市議と『チーム政策』という会派を作り、天皇皇后が視察に訪れた時、4人で市庁舎の屋上から手を振ったのです。それを発見した警護の警察官が屋上までやってきて、『市議さんたち、駄目じゃないか。上から(天皇皇后を)見下ろしてはいけない。昔だったら、不敬罪になるぞ!』と叱られ、下に降りて来たのです」(同)

上から目線

 下関市議会関係者の間で、2015年、国会で安保法制が審議されている際にとった彼の言動は今も語り草になっている。

「国会で安保法制が審議されている最中の8月31日、議会運営委員会が『平和安全法制の速やかな確立に関する決議案』を議会に提案したのです。この発案者は吉田さんでした。安倍氏を応援するため、議会運営委員会の委員長に提案するよう頼みこんだのです。ところが安保法制について委員長は上手く説明できなかったため、代わりに吉田さんが登場して、演説を始めたんです」(同)

 吉田氏は、「東シナ海、朝鮮半島における不安定な情勢は、我が国の国民生活の大きな脅威と言わざるを得ない」「反対する野党や一部メディアが徴兵制反対、子どもたちを戦場に送るななどとあり得ないことを主張し、危機感を煽っている」「戦争に巻き込まれるという方々には我が国の歴史を、正しい教科書でしっかり学んでいただきたい」と主張した。

「当時はまだ30歳そこそこの若手議員が、倍以上も年齢が離れた議員に向かって檀上から説教するのですから、『また、あんなこと言っている』と冷ややかな態度をとる議員もいました。結局、この決議案は否決されました」(同)

 不正が発覚したこともある。吉田氏が副議長だった2018年1月から2019年8月にかけて、市の公用タクシーチケットを私用に使ったことも市議会で問題になった。議長と副議長が私用の飲み会でタクシ-チケットを頻繁に使っていると市民から声が寄せられたのだ。吉田氏は私用で14回使い、金額は12万8900円だったが、いまだ返金されていない。

 先の市議はこう言う。

「吉田さんは、安倍さんとは家族ぐるみの付き合いをしていました。彼には2人の娘がいるのですが、安倍さんからもかわいがられていた。昭恵さんも彼のことを気に入っていましたね。衆院選があるときは、吉田さんは安倍さんにべったりくっついて、手伝っていました。そのせいか、自分は首相と昵懇の仲だということを自慢しているようで、若いのに他の議員に対して上から目線でした。安倍さんの支援者は別として、それが鼻につくと言う人もいましたね」

デイリー新潮編集部

562OS5:2023/04/18(火) 08:02:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b4159f7ca863feb0077d4e4b39da9cc1979dafc
自民、衆参補選応援は「派閥主導」 挙党態勢敷けず弊害の声も
4/17(月) 20:18配信

毎日新聞
参院大分選挙区補選の応援演説の後、選挙カーを降りてSPらに囲まれて聴衆とグータッチを交わす岸田文雄首相(中央)=大分県別府市のJR別府駅前で2023年4月16日午後1時24分、今野悠貴撮影

 自民党は、23日投開票の衆参五つの補欠選挙で、派閥ごとの事情がからみ、重視する選挙や力の入れ方に温度差が生じている。5補選すべてに挙党態勢を敷くことのできない「派閥主導選挙」の弊害を指摘する声も出ている。

 「山口の二つは絶対に落とせない選挙だ。大分では相手に並んできている」。党内最大派閥の安倍派(96人)の幹部はそう語る。

 山口2区と同4区は同派に所属した岸信夫前防衛相と安倍晋三元首相の後継が立候補した。当選すれば安倍派入りすることが決まっている。

 同派は派内に選挙対策本部を設置。派閥所属議員の多い大分の参院補選を含む3選挙区に連日、応援弁士を投入して必勝を期している。塩谷立会長代理は「所属議員には各選挙区に最低1回ずつは入ってもらいたい」と発破をかける。

 麻生派(54人)は、同派所属の河野太郎デジタル相が強く推す候補が出馬した千葉5区に傾注している。ただ同選挙区は、政治資金規正法違反の罪で略式命令を受けた麻生派所属議員が辞職したことを理由に補選になった。同派関係者は「きっかけを作った我が派が前面に出るとマイナスもある」と頭を悩ませる。

 二階派(42人)は和歌山1区に注力している。派閥を率いる二階俊博元幹事長が県連会長を務める和歌山は同派の「拠点」といえるためだ。告示前から派閥幹部の秘書らを選挙区に派遣し、二階氏自らも支持団体を回る。

 ただ同選挙区の候補選びでは二階氏と県連所属の世耕弘成参院幹事長(安倍派)の主導権争いの結果、世耕氏の推す候補が公認になった。派閥関係者は「二階会長がどれだけ本気になっているかは分からない」と漏らす。

 一方、茂木派(54人)、岸田派(45人)、森山派(7人)は派として重視する選挙区はなく、各議員の対応に任せている。無派閥の党重鎮は「既に安倍、麻生、二階3派が5補選に関与しているため、残りの派閥は一歩引いている」と指摘。「派閥単位ではどうしても濃淡が生じ『党を挙げた選挙態勢』が作れない」と語った。

 公明党は5補選すべてで自民公認候補を支援する。だが、衆院小選挙区定数「10増10減」の候補者調整を巡る自公の確執のあおりを受け、5補選の推薦決定は告示直前にずれ込んだ。公明の石井啓一幹事長は17日、初の補選応援で千葉入りし、党幹部は「うちの支持層が動くのはここからだ」と話すが、選挙結果次第では自民側の恨みを買う可能性もある。【東久保逸夫、藤渕志保】

 ◇野党幹部も各地で現地入り

 野党も幹部らが現地入りして支持の拡大を図っている。

 立憲民主党の泉健太代表は、14日から山口、大分、千葉の各県をまわった。16日には、千葉5区で街頭演説した後、記者団に「自民党ばかり、与党ばかりが増える議会では、論戦は不十分になってしまう。問題点の発見、指摘が不十分になれば政治が緩み、国民に不利益になる」と述べた。

 日本維新の会は、公認候補が自民候補らと争う和歌山1区を中心に補選での応援を展開する。先週末には、隣接する大阪府の知事選で圧勝した吉村洋文共同代表を投入。和歌山で初となる小選挙区での議席獲得を狙っている。【安部志帆子】

563OS5:2023/04/18(火) 08:41:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bf0cdb25586914dbfb3aa29be2235800a1973c2
後継者に「名門」の呪縛 「七光り」「正統性」疑われ 衆院山口2・4区補選ルポ
4/18(火) 7:09配信

時事通信
岸信介元首相の内閣・自民党合同葬に参列する左から岸信夫氏、安倍晋太郎夫妻、安倍晋三氏(右端)=1987年9月17日、東京・日本武道館

 前防衛相・岸信夫が引退した衆院山口2区と、元首相・安倍晋三の死去に伴う同4区補欠選挙。


 「岸家」「安倍家」という首相を輩出した名門政治家一家の看板を背負う自民党の候補者は、継承に確たる展望を描けぬまま呪縛から逃れられないでいる。(敬称略)
 ◇パーティーと家系図
 「若いうちから外交・安全保障の前面に立つ政治家が必要。それにぴったりなのが岸さんだ」。2区で出馬した自民新人の岸信千世は信夫の長男。15日、山口県下松市の街頭演説会に駆け付けた前首相・菅義偉はこう力説した。菅は第2次安倍政権で官房長官を7年8カ月務め、安倍の国葬で弔辞を読んだ。

 安倍と信夫は実の兄弟。父親は元外相の安倍晋太郎、母方の祖父は元首相の岸信介だ。信千世はテレビ局勤務を経て、信夫の防衛相在任時に秘書官。「岸・安倍ブランド」を軸に支持を広げる戦術だった。

 しかし、思わぬ落とし穴があった。信千世が3月下旬に東京都内のホテルで開いた政治資金パーティーは、自民党副総裁・麻生太郎ら重鎮が多数出席し、「実績ゼロ」の新人としては異例の盛況ぶりが話題になった。

 さらにホームページに一時掲載した4代にわたる岸家と安倍家の「家系図」に「親の七光り」批判が集中。安倍派議員も「やらかしてしまった」と渋い顔をする。

 ある党関係者は「『父が病気で引退し、後を継ぐ』が出馬の理由では訴えに力を欠く」と、サラブレッド故の弱点を指摘。当初の見立てと異なり「激戦」との分析も出てくる中、陣営幹部は「世襲批判で一定の票は削られる」と危機感を示す。

 対する野党系無所属で元職の平岡秀夫は過去4回、2区で勝利した。保守地盤の山口では珍しい存在。岸サイドの急所を突こうと、街頭で「(世襲により)地元が食い物にされている」と強調。知名度の高い元首相の菅直人ら立憲民主党議員の応援も続く。

 ◇後援会長も「あべ…」
 4区に出馬した自民新人の吉田真次は、名門の継承に一段と苦しむ。地元で圧倒的な人気を誇った安倍の後継をアピールするが、急死の衝撃を引きずる安倍支援者の反応は鈍い。

 「最初から『世界の安倍の後を継ぐ』と無理を言うつもりはない」。安倍派幹部の自民政調会長・萩生田光一は11日の出陣式で、吉田の心中を代弁するようにこう語った。

 元下関市議の吉田の地盤は市の北部で、票田の中心部では無名に近い。出陣式では吉田の後援会長が「あべしんじ」と間違えた。14日に開かれた総決起大会も、会場は満席にほど遠かった。知名度不足を克服しようと、陣営は安倍夫人の昭恵を街頭や集会に伴わせる。

 長年の安倍後援会関係者の一人は、吉田の出陣式に参加しなかったと明かす。「投票用紙には『吉田』と書く」と断りつつ、「われわれの間では安倍はまだ生きている。吉田が正統な後継者たり得るか見極めている」と厳しい表情を見せた。

 「勝利」ではなく「圧勝」を求められるのも吉田のつらさ。衆院小選挙区の「10増10減」に伴い、4区は従来の3区の半分ほどと統合され、新3区になる。2021年の前回衆院選の3区で当選したのは下関出身の外相・林芳正。吉田は補選で議席を得ても、ハードルが待ち受ける。

 林家と安倍家は中選挙区時代にしのぎを削った。林サイドは「吉田支援にメリットはない。うちは動かない」と明言。つばぜり合いは始まっている。

 吉田陣営は公認争いの機先を制しようと、8万票獲得を見据えている。安倍が最後に当選した21年に出した数字だ。「圧倒的な勝利で国政へ送り出し、育ててほしい」。昭恵は出陣式で涙ながらにこう訴えた。

 立民が立てた元参院議員の有田芳生は「安倍政治」の功罪を争点に掲げた。ジャーナリスト時代、統一教会(現世界平和統一家庭連合)問題の追及で名を売った。安倍と教団のつながりが指摘されることを踏まえ、「光と影を公正に検証しなければならない」と主張する。

 補選には政治家女子48党の渡部亜衣、無所属の竹本秀之と大野頼子も立候補している。

564OS5:2023/04/18(火) 08:41:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7f956f305063238f177d799116b9fdf5dc284e0
4選挙区で与野党激戦 山口4区は自民優勢 和歌山で維新猛追・衆参補選情勢
4/18(火) 7:08配信
 23日投開票の衆参5補欠選挙について、時事通信は各陣営や与野党への取材を通じて情勢を探った。

 衆院千葉5区、和歌山1区、山口2区、参院大分は自民と野党系候補が激戦を繰り広げる。山口4区は自民が優勢。各党は態度を決めていない層が一定数いると分析しており、情勢は変化する可能性がある。

 自民議員が政治資金規正法違反事件で辞職したことに伴う千葉5区は、野党候補が乱立する中、自民英利アルフィヤ氏と立民矢崎堅太郎氏の両新人が競り合う。公募で選ばれた英利氏は自民、公明支持層への浸透を急ぐ。矢崎氏は立民支持層の大半を固め、態度未定の無党派層の支持拡大に懸命。日本維新の会、共産、国民民主の各党は厳しい。

 和歌山1区は、自民門博文氏を維新林佑美氏が猛追し、互角の戦いに持ち込んだ。維新は隣県の奈良県知事選で勝利した勢いを国政につなげようと、大阪府議・市議らを大量投入。自民は支持層の一部が林氏に流れていると警戒する。

 山口2区は、やや先行する自民岸信千世氏を無所属平岡秀夫氏が激しく追う。岸氏は分厚い地盤を持つ自民支持層をまとめたが、無党派層で苦戦していると陣営が警戒する。野党が一本化したことで平岡氏は野党支持層を固める。

 安倍晋三元首相の死去を受けた山口4区は、自民新人吉田真次氏が安定した戦い。立民有田芳生氏らは支持の広がりを欠く。

 与野党一騎打ちとなった参院大分は、立民元職の吉田忠智氏と自民新人の白坂亜紀氏が横一線。もともと大分は革新勢力が強く、吉田氏は連合大分や共産などの支援を受ける。公認が3月と遅れた白坂氏は自民、公明支持層を固めようと必死だ。大分市など都市部の浮動票の動向がカギを握るとみられる。

565OS5:2023/04/18(火) 08:54:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4d5be9945854beb8923814d866dc3f5cf83cb6f
「3月31日解散断行」怪文書が出回った舞台裏 官邸のマッチポンプ説も
4/13(木) 5:57配信
 今年度予算が成立した3月28日、永田町に一通の怪文書が出回った。〈岸田文雄総理が3月31日に衆院を解散し、衆院選後の組閣で高市早苗経済安保担当相を切る〉との内容だ。

 政治部デスクが解説する。

「31日の解散はともかく、3月半ばから解散風が吹いていたのは事実です。岸田総理は戦後最悪といわれた日韓関係を首脳会談で正常化させ、直後にウクライナを極秘訪問。各社の世論調査も、軒並み内閣支持率が上昇に転じていましたね」

 とはいえ、依然、不支持は支持と拮抗。勇んで選挙に臨める状況にはなかった。

「統一地方選の後半戦が投開票される4月23日には、衆参両院の五つの補選もあります。当初、自民党は全勝を見込んでいましたが、後から複数の選挙区で苦戦との予想が。仮に負け越したら政権は窮地に陥ります。総理は、それなら解散し、衆院の4補選をなくしてしまおうと考えたとか」

サプライズ好きな一面
 自民党は衆院和歌山1区と山口2区、4区で候補者調整が難航していた。が、解散となれば補選自体が消滅する。勝算に乏しい“危ない橋”を渡る必要はなくなるというワケだ。加えて官邸にはこんな思惑もあったとされる。

「安倍晋三元総理が亡くなったとはいえ、安倍派が最大派閥であることに変わりはない。補選前に解散すれば、10増10減となる新区割りの関係で安倍さんの地盤だった山口4区は新3区に吸収される。安倍さんの正統な後継候補は出馬できなくなるから、派閥的にも早期解散が安倍派の力をそぐことにつながるとする声もありました」(岸田派幹部)

 しかも、解散権は総理の専権事項。決断すれば大義名分はなんとでもなる。

「平成29年9月、当時の安倍総理は北朝鮮のミサイル発射などを理由に“国難突破解散”に踏み切った。負けると目立つ補選を“飛ばす”のが目的なら、総理は党利党略との誹(そし)りを免れなかったでしょうが、最近は鈍感力が身上で、決断してもおかしくはなかった」(同)

 地味な印象の岸田総理だが、令和3年10月には総理の座に就くなり解散を表明した。昨夏には突然、内閣改造と党の役員人事を前倒しするなど、サプライズ好きな一面も持つ。与野党に解散への警戒感が広がったのも当然だった。

解散風はどうなった? 
 先の政治部デスクが言う。

「自民党の幹部は“岸田さんのことだから何があってもおかしくない”と情報収集に躍起でした。先月中旬には総理が党の事務方を預かる元宿仁事務総長と会食した。これも“選挙資金に関する打ち合わせでは”との臆測を呼んだんです」

 が、吹き荒れた解散風は急速にないでいく。

「今年度の予算が成立するや、岸田総理は公明党の山口那津男代表のもとにあいさつに出向いた。公明党は統一地方選挙を国政選挙並みに重視します。山口氏が“いよいよ統一選ですよね。解散じゃありませんね”とクギを刺すように尋ねると、総理は“統一地方選ですよね。補選もあります”とあっさり応じた」

 翌日、山口氏は恒例になっている総理との昼食会に出席。直後に記者から「解散の雰囲気は?」と尋ねられると、上機嫌で手を振ってみせたという。

「例の怪文書は、解散説の発信元が総理の意を受けた木原誠二官房副長官だったことを示唆していました。重鎮の麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長らは一貫して早期解散に慎重の立場でしたから、真偽はともかく官邸が発信源だった可能性は決して低くはありません」

 永田町では“総理の公定歩合と解散時期に関するウソは不問”が不文律。まさか、怪文書の出どころも官邸だったりして。

「週刊新潮」2023年4月13日号 掲載

新潮社

566OS5:2023/04/19(水) 08:37:59
観測気球あげてる感
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c9512b1e015fb74a032df1c441f8128d4954ebf
岸田首相が6月解散へ準備万端か 現金給付大判振る舞いで選挙対策、自民党長老への根回しも
4/18(火) 7:15配信
 現金給付の大盤振る舞いは、「6月解散」への布石なのか──。統一地方選前半戦の翌日、岸田文雄・首相はまるで“快勝”したかのような言い方をした。「自民党や与党に対する激励や期待の声はしっかり受け止めながら、引き続き気を引き締めて対応しなければならない」。結果は道府県議選、政令市議選ともに自民党は議席を減らし、奈良県知事選では自民推薦候補が日本維新の会の新人に大敗した。

 それでも首相側近は、「総理は総選挙の腹を固めた」とこう語る。

「統一地方選では心配していた旧統一教会問題の影響はほとんどなく、大阪をのぞく道府県議会で自民党は過半数を維持した。保守分裂選挙となった奈良知事選で維新に負けたのは想定の範囲内。政権の足を引っぱる高市早苗・経済安保相(奈良県連会長)の責任問題になっているから総理に損はない。内閣支持率も上がっており、この結果なら解散・総選挙を打てると、総理は非常に機嫌がいい」

 岸田首相はウクライナ極秘訪問の頃から「6月解散」に向けた準備を進めてきた。

 訪問前の3月15日には「選挙の神様」と呼ばれる元宿仁・自民党事務総長と料亭で会談すると、訪問直後から候補者空白だった選挙区で次々に公認を決定。「10増10減」の定数是正で選挙区が5つ増える東京ブロックでは、新7区に丸川珠代氏を参院から鞍替えさせ、「女性限定」で候補者を公募した新18区では、公募開始からわずか20日間で元農水省の女性キャリア官僚を公認するなど“目玉候補”の擁立を急ピッチで進めている。

 選挙対策の“現金給付”も異例なほどの大盤振る舞いだ。低所得世帯に一律3万円給付するのに加え、子育て世帯には子ども1人5万円上乗せなど「物価高騰対策」を名目に総額2兆円をバラマキ。さらには「少子化対策」として、児童手当の所得制限撤廃と支給対象を高校生まで拡大、出産費用の保険適用、返済不要の奨学金拡充など総額年8兆円のメニューを発表した。合わせて10兆円にのぼる「選挙対策予算」だ。政治ジャーナリスト・野上忠興氏が指摘する。

「単なる統一地方選対策でこんな予算をつけたことはかつてない。このケタ違いの金額は明らかに総選挙対策です。

 岸田首相は5月の広島サミットにG7首脳の他にインド、韓国、オーストラリアなど8か国の首脳を招いており、各国首脳が原爆慰霊碑に献花する姿を見せて国民にアピールしたあと、間髪入れずに6月解散に踏み切ることをはっきり視野に入れている」

 自民党長老への根回しも怠りない。首相は麻生太郎・副総裁とは定期的に会談を持っているが、総裁選で敵対した二階俊博・前幹事長とは疎遠だった。その二階氏と4月3日に会談し、この席で今国会中の衆院解散・総選挙の可能性を問われた首相は「それはマスコミに聞いてみないとわからない」とかわしたとされる。

「二階さんも麻生さんも年齢的に引退が取り沙汰されているが、次の総選挙は選挙区割りが変わるからもう1期は議員を続けるつもりだ。その意味でも早期解散は都合がいいと歓迎している」(二階派幹部)

 6月解散の準備は万端といっていい。

※週刊ポスト2023年4月28日号

567OS5:2023/04/19(水) 11:27:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/1de2a40783584fd8dba7402f09dcc00ad38f1363
[政治の現場 衆院和歌山1区補選]維新の勢い、自民危機感
4/19(水) 11:09配信
 岸田首相が訪れた衆院和歌山1区補欠選挙の演説会場に、爆発物が投げ込まれた事件から一夜明けた16日午後。金属探知機や警察犬が目につく物々しい雰囲気の中、和歌山市の大型スーパーの駐車場に止められた選挙カーの上に自民党の重鎮3人がそろい踏みした。

 「危険を顧みず、訴えを聞いてもらう命がけの仕事だと、首相は我々に示してくれた。一時的なムードで投票しないでほしい」

 地元の世耕弘成参院幹事長はこう訴え、二階俊博元幹事長(衆院和歌山3区)も「政治は一人の力でできるものではない」と強調した。応援に駆けつけた菅義偉前首相は「大接戦だ」と危機感をあらわにした。

勝負所
(写真:読売新聞)

 3人が意識するのは、奈良県知事選の勝利など、統一地方選の前半戦で勢いに乗る日本維新の会だ。読売新聞社の情勢調査では、自民の門博文氏と維新の林佑美氏が激しくしのぎを削っている。自民幹部は「維新の勢いが和歌山まで伸びれば、次の衆院選で関西は一網打尽にされる。食い止めるには一番の勝負所だ」と語気を強める。

 カギを握るのは保守票の結集だ。門氏は演説で「自民党が一つになって、和歌山の未来を明るく、たくましくしていく」と訴える。「一つ」をキーワードに掲げるのは、候補者選考を巡る紛糾が背景にある。

 門氏は2012年の衆院選以降、和歌山1区で岸本周平氏(国民民主党離党、現和歌山県知事)に4連敗を喫している。二階氏に近い県議は当初、「勝てる候補」として情勢調査で優勢だった県選出の鶴保庸介参院議員の擁立に動いたが、世耕氏が待ったをかけ、門氏擁立を主導した。

 二階氏と、衆院へのくら替えに意欲を示す世耕氏の間では、岸本氏の自民推薦を決めた昨年11月の和歌山県知事選など、たびたび主導権争いが取りざたされてきた。今回、名前が挙がった門氏と鶴保氏はいずれも二階派だ。門氏の擁立決定後、二階、世耕両氏は「一時休戦」し、タッグを組んで票固めに力を注いでいる。

 これまで対決してきた岸本氏の支援も取り付けた。12日夜には岸本氏の後援会が門氏のために演説会を開き、岸本氏は「長年ライバルだったが、今回は心を一つにして頑張ろう」と呼びかけた。ただ、わだかまりが完全になくなったわけではない。岸本氏の後援会幹部の一人は「10年も戦い、みんな複雑な思いを持っている。『門さんに入れてや』と強制はできん」と漏らす。

カラー前面
 15日午後、首相が演説を終えた約2時間後のJR和歌山駅前に、維新の吉村洋文共同代表(大阪府知事)と、奈良県知事選で初当選した山下真氏が並んだ。

 「『和歌山のことは和歌山で決める』とか言うが、和歌山の自民党の古い政治家は、永田町で決めている。ここで一発、自民党に一泡ふかせてください」

 吉村氏の言葉に、小雨の中、集まった聴衆から拍手が起きた。山下氏も「象とアリの戦い。ようやっと背中が見えてきた」と盛り上げ、林氏は「慣例にとらわれた政治を続けるのか、新しい政治に挑戦するのかを選択する選挙です」とたたみかけた。吉村氏は17日も馬場代表と応援に入った。

 維新は当初、鶴保氏が出馬すれば、擁立は見送る方針だった。維新が力を入れる大阪・関西万博の超党派国会議員連盟の幹部を務めていたためだ。門氏の出馬が決まり、「気を使う理由がない」(幹部)と擁立に転換した。

 対抗馬として選ばれたのが、昨年8月の和歌山市議補選(欠員2)で、自民候補を抑えて維新公認でトップ当選した林氏だった。

 維新は統一選前半戦で、和歌山県議を1人から3人に増やしたが、27人の公認候補全員が当選した自民と比べれば、足腰の弱さは明白だ。林氏は「身を切る改革」など、維新カラーの政策を前面に出して無党派層の取り込みを狙う。陣営幹部は「投票率を上げられれば、和歌山でも十分に番狂わせを起こせる」と期待を込める。

(菊池一真、和歌山支局 竹内涼、おわり)

568OS5:2023/04/19(水) 19:20:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/4dcba5bd77218e9e802cc4610c7fc025a565127d
来賓は自民重鎮の二階氏 特別会員・三反園氏が21日パーティー 次期衆院選へパイプの太さ誇示か 保岡氏支援者ら警戒
4/19(水) 8:30配信

南日本新聞
【資料写真】自民二階派会合で特別会員として入会を了承され、取材に応じる三反園訓衆院議員=2022年3月10日、東京・千代田区

 衆院鹿児島2区の無所属三反園訓氏が、21日に鹿児島市で開く政治資金パーティーに県内政界の注目が集まっている。来賓が自民党重鎮の二階俊博元幹事長だからだ。次期衆院選で2区からの立候補を狙う党2区支部長の保岡宏武氏(衆院比例九州)を推す関係者は「政治的なインパクトは大きい」と警戒を隠さない。


 三反園氏は二階氏が率いる党内派閥の特別会員。2月には衆院会派「自民党・無所属の会」入りし、保守色を強めている。先の衆院選後、鹿児島でパーティーを開くのは初めて。

 注目を集めるのは、二階氏が党国土強靱(きょうじん)化推進本部長を務め、自民の友好団体に顔が利く側面も大きい。年内ともささやかれる総選挙に向け、三反園氏の周囲は「実力者とのパイプの太さをアピールする狙いがある」と解説する。

 保岡氏を推す県議は冷ややかに受け止めながらも「2区で三反園氏の存在感が増すのでは」と影響を注視する構え。業界団体や首長らは、保岡氏が支部長を務めることから次期衆院選の“保守本命”と見て、複雑な心境をのぞかせる。

 業界団体の一人は二階氏を歓迎したいとするも「組織として表立って動きづらい」と明かす。2区内のある首長は「行政のトップとしては足を運びづらい」。別の首長も「対応に気を使う。今後の政局の行方を見守りたい」と話す。

 二階氏は無所属議員を取り込んで派閥を拡大してきた経緯がある。県内の自民関係者は「鹿児島にまで手を突っ込まなくても」と苦言を呈した。

南日本新聞 | 鹿児島

569OS5:2023/04/20(木) 09:40:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/97e84c730fdbcd862e64c93ad5804da7ec6f65f2
与党は組織票・公明票固め、野党は無党派層に訴え…衆参5補選の終盤戦へ激戦区テコ入れ
4/19(水) 22:51配信
 与野党は、衆参5補欠選挙(23日投開票)を巡り、終盤の戦いが勝敗を左右するとみて、接戦区を中心にテコ入れを強化している。与党は組織票固めとともに、公明党票の確実な取り込みを目指す。野党は、無党派層への訴えに注力している。

デッドヒート
街頭演説をする自民党の茂木幹事長(19日、和歌山市で)

 自民党の茂木幹事長は19日、和歌山市内で街頭演説を行い、衆院和歌山1区補選について、「デッドヒートの厳しい戦いになっている。皆さんの力で、あと一押しして、もう一度、和歌山のために働かせていただきたい」と呼びかけた。

(写真:読売新聞)

 和歌山1区では、自民の前衆院議員と、日本維新の会の前和歌山市議が激しく競り合う。茂木氏は演説に先立ち、地元の支援団体や尾花正啓市長と相次いで意見交換した。自民支持票の取りこぼしがないように、協力を依頼した。

 自民陣営が、力を入れるのが電話による支援のお願いだ。国会が開会中のため、平日は東京を離れられない議員も多い。和歌山県選出の世耕弘成参院幹事長は、1日100本ペースで地元の支援者に電話をかけ、「激戦になっている。もう一段の支援をお願いします」と伝えている。

 自民県連会長を務める二階俊博・元幹事長が率いる二階派も、秘書を交代で和歌山入りさせ、団体回りなどを継続する。

 参院大分選挙区補選では、自民新人が立憲民主党の前参院議員と横一線の戦いを繰り広げている。自民陣営は、企業や団体への働きかけを強めている。茂木氏も18日、福岡市で、九州を拠点とする企業を回った。

 自民は、各選挙区での接戦を抜け出すために、公明票の確実な取り込みも必要だと分析している。公明党副代表の斉藤国土交通相は16日に和歌山市に入り、市議選の公明候補の応援演説にあわせ、和歌山1区の自民候補への支持を呼びかけた。自民候補の事務所も訪れ、「自公で協力して何としても競り勝つ」と激励した。

 17日には、千葉県浦安市議選の公明候補の演説会場に、衆院千葉5区の自民候補が招かれ、公明の街宣車の上で石井幹事長と並び、マイクを握った。自民幹部は、「自公がそろって活動することで、政権の実績をアピールしたい」と語る。

「政治とカネ」引き金
街頭でビラを配る立憲民主党の岡田幹事長(19日、千葉県浦安市で)

 野党は、無党派層の取り込みで対抗したい考えだ。

 立憲民主党の安住淳国会対策委員長は19日夜、千葉県市川市内でマイクを握り、「自民党でいいのか。国民が厳しい目で政治を見て、ときにプレッシャーを与えなければ政治は変わらない」と訴えた。

 衆院千葉5区は、市川市の一部と浦安市で構成され、浮動票が多い選挙区とされる。今回の補選は、自民所属だった前議員の「政治とカネ」を巡る問題が引き金となっており、立民は、スキャンダルに敏感な無党派層からの集票に期待する。

 岡田幹事長も19日朝、浦安市内の駅前に立ち、通勤客らにビラを手渡しながら、「自民党を許してはなりません」と呼びかけた。

 立民は、野党地盤が厚いとされる参院大分選挙区でも、無党派層への働きかけを重視している。自治労など労働組合の組織固めが進んでおり、「最後は浮動票が勝敗を分ける」と判断しているためだ。参院大分では16日時点で、2022年参院選の同時期と比べ、期日前投票が約7ポイント低くなっている。このため、立民の水岡俊一参院議員会長は19日の党会合で、「いかに投票に行ってもらうかだ」と強調した。

 日本維新の会も、衆院和歌山1区補選で無党派層に狙いを定める。知名度の高い吉村洋文・大阪府知事が応援に駆けつけるなど、統一地方選・前半戦で伸長した勢いを持ち込みたい考えだ。馬場代表は19日の党会合で、「最後の最後まで全力を出して戦っていきたい」と述べた。

570OS5:2023/04/20(木) 21:26:13
https://news.goo.ne.jp/article/menkoi_tv/region/menkoi_tv-13189.html
米内紘正県議 自民党1区支部長に応募 衆院選 事実上の公認候補<岩手県>
2023/04/20 20:00岩手めんこいテレビ

岩手県議会議員の米内紘正氏(35)が、衆院岩手1区の自民党支部長を決める県連による公募に応募書類を提出したことが分かりました。

自民党衆院岩手1区支部長に応募 米内紘正県議
「(岩手1区に自民議員がいないので)県政と国とをしっかりと繋いでいくためにも、自分自身で立って勝って、まずそこに向けて達成できるように地域の皆さま方のところを徹底的に歩く覚悟です」

米内紘正県議は、4月19日に岩手めんこいテレビの取材にこのように述べ、事実上の衆院岩手1区自民党公認候補となる支部長への応募について意気込みを語りました。

米内県議は東京都出身の35歳、盛岡選挙区選出で現在(2023年4月)1期目です。
9月投票の県議選へ党公認を受けていましたが辞退。退路を絶って18日に支部長に応募しました。

自民党県連では、4月いっぱい1区支部長の応募を受け付け、5月に1次審査通過者による立会演説会を行い、1区内の党員投票などで支部長候補を選出し、6月上旬には党本部に上申する方針です。

自民党の1区支部長公募をめぐって、県連関係者は前任の高橋比奈子氏(65)が前向きの姿勢とみていますが、高橋氏は県連として最適になる形を検討中だとしています。

571OS5:2023/04/20(木) 21:42:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/51ae9e816735a189ff0f49b89eb383b3d0773de5
NHKで9分間流れた「元ジャニーズJr.の性的被害証言」 千葉5区補選の政見放送で...視聴者驚き
4/20(木) 13:48配信
J-CASTニュース
カウアン・オカモト氏(2023年撮影)

 2023年4月20日にNHK総合で放送された衆議院千葉5区補欠選挙(23日投開票)の政治家女子48党の政見放送に、元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏(26)が登場した。


 オカモト氏は、12年から16年にかけて「岡本カウアン」の名義でジャニーズJr.として活動。23年4月12日に東京・丸の内の日本外国特派員協会で開いた会見では、故ジャニー喜多川氏から性的被害を受けたと訴えていた。

■「政治家女子48党が自ら製作して提出したものを、そのまま放送します」

 同党の政見放送では、立候補者の織田三江氏は登場せず、岡本氏のインタビューVTRが流れた。冒頭では「この政見放送は、政治家女子48党が自ら製作して提出したものを、そのまま放送します」とのナレーションがあった。

 内容はオカモト氏が喜多川氏から性的被害を受けたと語るもので、ニュース番組風のテロップがつけられるなどの編集がされていた。約9分間だった。

 放送を見た視聴者からは、「うっそ〜! NHKの政見放送で、こんなのやったの?」「朝6時台からNHK政見放送にてカウアンさんの告発を放送されたらしい おじいちゃんおばあちゃんびっくりしたとおもう」といった驚きの声が上がっている。

 千葉5区では自民党から英利・アルフィヤ氏、国民民主党から岡野純子氏、織田氏、立憲民主党から矢崎堅太郎氏、日本維新の会から岸野智康氏、日本共産党から斉藤和子氏、無所属の星健太郎氏が立候補している。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

572OS5:2023/04/21(金) 00:45:45
https://www.asahi.com/articles/ASR4K5TRWR4HUTFK008.html
安倍派の「威信」かけた山口補選、自民内にすきま風 揺さぶる野党
有料記事衆参補欠選挙2023

山崎毅朗 森岡航平2023年4月18日 6時00分
 街頭演説しようとした岸田文雄首相の近くで筒状のものが爆発した15日の事件は、とりわけ山口県で衝撃が走った。わずか9カ月前、地元選出の安倍晋三元首相が演説中に襲撃され亡くなったばかり。衆院山口4区の補欠選挙で安倍氏の後継を目指す自民党新顔の吉田真次氏(38)は16日、山口県下関市の公民館で語った。

 「山口は他の選挙区と違う。安倍元首相が命を落としたために行われる選挙だ」

 山口4区と安倍氏の弟・岸信夫前防衛相が体調悪化で引退したことに伴う山口2区の補選には、安倍氏が率いた安倍派(清和政策研究会)の幹部が連日のように応援に入る。派閥議員の後継を決める選挙で、威信をかけた戦いと位置づけるためだ。

 11日の告示前から派閥の議員秘書が大挙して支援。派閥の次期リーダー候補の西村康稔経済産業相は17日、山口の商工団体をまわり、自民候補への支援を求めた。告示日には、安倍氏の側近だった萩生田光一政調会長がマイクを握った。「いつまでも下を向いているわけにはいかない。今足りないのは、安倍元首相の思いをしっかりと山口から永田町に届ける代弁者だ」

 派閥会長代理の下村博文元政調会長は「圧勝することによって、安倍晋三の魂が吉田候補に乗り移って、この日本を立て直していく」。安倍派関係者による応援演説では、候補者より安倍氏の名前の連呼が目立つ。

 しかし、安倍氏を長年支えてきた地元後援会との間に、すきま風が吹く。

 背景には、衆院小選挙区の「10増10減」に伴う区割り変更がある。山口は次の衆院選から定数が4から3に減る。下関を含む現4区は、林芳正外相が地盤とする現3区の大部分と一緒になり新3区になる。吉田氏が当選しても、新3区から立候補できる保証がない。

 後援会内では、安倍氏が一昨年の衆院選で得た「8万448票」を目標にする声がある。安倍氏の妻・昭恵氏は演説会で「圧倒的な勝利で国政の場に送っていただきたい」と強調。安倍氏並みの支援を集めれば、次も選挙区から立候補できると期待する。

 安倍家と林家は中選挙区だった父親の代から下関でしのぎを削ってきたが、安倍派内では、林氏が新3区の候補者となることが「優位ではないか」との見方が強い。吉田氏が当選しても「ワンポイントリリーフ」という。林氏が新3区の候補者となることを当然視する派閥に、安倍氏の地元関係者側の不信感は募る。

573OS5:2023/04/21(金) 07:06:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/13aa6c90614e8808e4981c34cf7c8e39ee1b31ca
【最終情勢】林と公明党が見放す山口4区、そして「岸48 平岡38」でいよいよヤバい山口2区で自民党敗北か
4/21(金) 6:03配信


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現代ビジネス
林外相陣営の恨み節
(c) GettyImages

 山口4区は、安倍元首相の後継者と目される吉田真次元下関市議と、立憲民主党公認で前参議院議員の有田芳生氏の一騎打ちだ。前篇《山口4区、安倍晋三選挙で「吉田60 有田20」で自民有利も、涙ながらの昭恵演説だけがカギ》に引き続き、最新情勢をお届けしよう。

【写真】再逮捕された「美人すぎる寝屋川市議」の写真集全カット

 「山口4区の選挙で盛り上がっているのは安倍元首相の陣営だけですよ」と話すのは、安倍家と長年のライバル、林芳正外相の後援者だ。

 山口4区の中心、下関市は昔から「安倍派」と「林派」が対峙してきた。下関市議会も自民党内で2つの派で別れている。

 さらに複雑なのは公職選挙法の改正「10増10減」により、山口4区は林外相の地盤である山口3区と事実上「合区」の形になり、次期解散総選挙では新山口3区となる。

 前出の林外相の後援者がこう語る。

 「吉田氏の出陣式や個人演説会でも、何かあれば出てくるのは安倍晋三後援会ばかり。じゃあうち(林氏側)は行かなくてもいいか、という話になる。もし吉田氏が勝てば、次の選挙では新山口3区に出馬するとしゃしゃり出てくるのはハッキリしている。

 安倍元首相はたいてい10万票ほどとって圧勝していた。昭恵夫人のいう立派な成績は10万票のことだろう。吉田氏は勝つのだろうが、新山口3区に名乗りを挙げるには、それなりの票数を確保するのが前提だ。そう思っている林側の有権者もけっこういるから、みんなシラけているよ」

 現時点での力関係では、次の解散総選挙では、林外相が新山口3区の候補者となることが確実だ。しかし吉田氏が圧勝した場合、安倍元首相の威光のもと、林外相とその座を激しく競うことになりかねない。だから林陣営は警戒感を強めているのだ。

岸信千世はなぜ苦戦しているのか
 さらに、同様の不満を漏らすのが公明党の関係者だ。

 「吉田さんの出陣式に駆け付けても『塩対応』で、集会に行っても『なぜ公明党? 』がというつれない雰囲気だ。ただ、安倍派は選挙の圧勝は当たり前だったから、他を頼りにはしない。うちにも林派にも冷たいのは昔からのことだ。こっちからすれば、勝手にやってくれという思いだよ」

 その間隙をぬうように精力的に活動する有田氏は、選挙演説ではこう語る。

 「吉田さんの初日の演説会で来たのは萩生田政調会長、下村元文科大臣に江島潔参議院議員。みんな旧統一教会と関係が深いとされている三羽ガラスじゃないですか。旧統一教会と関係を続けますという自民党のメッセージ」

 「旧統一教会の創立者、文鮮明がはじめて日本に来た時に降り立ったのが下関です。ここは旧統一教会の聖地で今も関連施設があり活動をしている」

 「現代ビジネス」が有田氏を直撃すると、こう語った。

 「これまで芸能人、歌手のような大スター安倍さんしかいないという選挙区だったと感じる。安倍さんがいなくなりその呪縛が溶けてきたのか、反応はいい」

 山口4区以上に情勢が緊迫しているのが、山口2区である。

 岸元防衛相の長男・岸信千世氏と、無所属で旧民主党時代には法相を経験した平岡秀夫氏が無所属で出馬している。

 ところが事前の世論調査では、岸氏が48、平岡氏が38と10ポイントしか差がない。

 「はっきり言ってここまで厳しいとは」と語るのは自民党の地元市議は険しい表情を浮かべる。

 岸氏は選挙前、家系図をホームページに掲載したことが話題になった。一族には、伯父に安倍元首相、祖父が晋太郎元自民党幹事長、曾祖父に岸信介元首相、曾祖叔父に佐藤栄作元首相という内容で「世襲だ」と厳しい批判が巻き起こり、最終的にホームページの削除を余儀なくされた。

 また、選挙前というのに早くも大規模な政治資金パーティを開催したことも批判を受けた。

574OS5:2023/04/21(金) 07:06:37
2勝3敗で負け越しならサミット後解散
 「安倍家・岸家の威光を背景にした『上から目線選挙』なんて地元では酷評されている。岸氏本人はいたって低姿勢だが、あまりにも華麗な家系が反感を買い、そのイメージが払拭されていないのが苦戦の理由だ」(前出・自民党の地元市議)

 平岡氏は岸氏の弱みをつくようにこう訴える。

 「日本の問題がぎゅっと詰まっているのが山口2区。基地問題、原発に旧統一教会、そして世襲。この地域の人は旧統一教会、世襲で議員になった人に食い物にされている」

 平岡氏は2003年の衆議院選挙では、佐藤元首相を父を持つ佐藤信二氏に山口2区で勝利した。安倍元首相の親戚となる自民候補を下したこの「大金星」の実績は、いま自民陣営の危機感を募らせている。

 自民党の安倍派の議員は山口2区と4区の選挙戦についてこう語る。

 「安倍家と岸家、ブランドと組織に頼り切っていることが、厳しい情勢の原因だ。つまり安倍元首相の存在がそれほどまでに大きかったということ。どちらも勝てるとは思うが、圧勝とまではいかないのかな」

 統一地方選の後半と重なる5つの補選は今後の政局に重大な影響を及ぼす。4月15日には和歌山1区の応援で爆弾を投げつけられた岸田文雄首相にとっても正念場だ。

 「和歌山の事件では、その後の予定をキャンセルするよう警備側から進言された岸田首相は、『私の話を待っている人がいるので続ける』と貫いた。

 補選の衆参5つの選挙区のうち3議席は自民党が確保しないと、すぐに岸田おろしがはじまり、サミット後解散が現実味を帯びてくる。

 岸田首相は主導権を握れなくなることは必至なので、じっとしていられなかった。連日、公務をこなしているが頭の中は補選のことで一杯。ひっきりなしに情勢報告を受けている。

 和歌山1区は爆弾の事件で同情票がくるのかと思ったら、情勢を見る限りまったくそうではない。維新候補に自民党が劣勢と聞き、投開票日前日の22日には岸田首相の再度の和歌山入りが決まった。それほどまでに神経をとがらせているのです」(自民党幹部)

 岸田首相も昭恵夫人も焦燥を募らせるなか、間もなく投開票日を迎える。自民党はいかなる審判を受けるのか。

 前篇《【最終情勢】山口4区、安倍晋三選挙で「吉田60 有田20」で自民有利も、涙ながらの昭恵演説だけがカギ》もあわせてお読み下さい。

現代ビジネス編集部

575OS5:2023/04/21(金) 07:56:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/7401c6fb5ccad1c687cb4e82b367119d32bfc2ed
「野田元総理が代表になると厄介」 解散先送りで与野党人事はどうなる?
4/21(金) 5:56配信
「自民党が一昨年の衆院選で得た261議席を超えるには、野党共闘が難しい統一地方選とのダブル選挙しかなかったんだけど……」

 3月に永田町で吹き荒れた解散風を、岸田文雄総理の側近議員はこう振り返る。

 5月中旬には総理の地元で開催されるG7広島サミットが控えており、“外交通”を自任する総理にとっては晴れ舞台。その前にリスクを取る必要はないとの考えから解散は見送られた。それでも、岸田総理の基本戦略に変わりはない。

「来年9月の党総裁選挙の前に衆院解散を断行し、民意を得て総裁選を乗り切る」と、総理周辺は鼻息が荒い。それに理解を示すのは自民党幹部で、早速この5月にも選挙情勢調査を行う可能性があると強調する。

「今後、岸田総理はサミット直後に解散を打てる環境作りを模索するだろう。内閣支持率は上り調子だし、6月には異次元の少子化対策に関する国民負担の規模も明らかにしないといけない。選挙は“増税”の二文字がメディアに躍る前がいいに決まっている」

サミット後の解散はサプライズにならず
 とはいえ、状況はそんなに単純ではない。統一地方選挙後というタイミングだけに、本来なら手足となって動くはずの地方議員たちにフル稼働は望めない。国政選挙並みの緊張感で臨んだという公明党にしても、支持母体の創価学会から難色を示されるのは必至だ。

 先の総理側近議員が言う。

「4月を見送ったから6月、というのは簡単じゃない。もはやサミット後の解散はサプライズにならないから、むしろ内閣改造と党役員人事に踏み切って、解散は秋以降でいいんじゃないか」

 焦点は解散前の人事で、選挙を取り仕切る幹事長を交代させるか否か。ポスト岸田への意欲を隠さないばかりか、少子化対策などで手前勝手に持論を開陳し続ける茂木敏充幹事長に、岸田総理はこのところ複雑な思いを抱いているとされる。

 官邸関係者もこんな意見。

「仮に幹事長が交代した場合、後任は次期総裁選の手綱を握ることになる。それを考えればきちんと総理を支える人物に代えて、衆院選も仕切らせた方がいい」

野田氏の再登板を求める声
 早くも党内には幹事長候補の名が挙がる。筆頭が森山裕選挙対策委員長だ。

 自民党幹部が解説する。

「森山さんは岸田総理から直々に命を受けて、議員同士の利害がぶつかる選挙区調整を着々と進めています。菅義偉前総理や二階俊博元幹事長とも関係が近いので、党内融和も見込めます」

 一方、解散判断の試金石が今月23日の衆参補欠選挙だ。大勝すれば解散に向けて勢いがつく。が、自民党幹部はこんな見方。

「結果次第だけど、立憲民主党が泉健太代表を代えると情勢が変化する可能性がある。保守層からも支持があり、他党との交渉もできる野田佳彦元総理が代表になると厄介だ」

 実際、立民には野田氏に再登板を促す声が出始めた。

「憲法審査会の開催間隔を巡る小西洋之参院議員の“サル発言”に関しても、泉さんには指導力が見られず補選に影響しかねない。もはや党内ににらみが利くうえ、安定感のある野田さんしか選択肢はありません」(立民中堅議員)

 与野党の思惑が絡む国民不在の駆け引きは続く――。

青山和弘(あおやま・かずひろ)
政治ジャーナリスト、星槎大学非常勤講師。1968年、千葉県生まれ。元日本テレビ政治部次長兼解説委員。92年に日本テレビに入社し、野党キャップ、自民党キャップを歴任した後、ワシントン支局長や国会官邸キャップを務める。与野党を問わない幅広い人脈と、わかりやすい解説には定評がある。2021年9月に独立し、メディア出演や講演など精力的に活動している。

「週刊新潮」2023年4月20日号 掲載

新潮社

576OS5:2023/04/21(金) 08:45:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cd42aae88e903047a4fd916806e0bfb11fc9f5c
自民補選応援、派閥で濃淡 安倍・麻生・二階派注力 一歩引く茂木・岸田・森山派
4/21(金) 7:06配信

時事通信
衆院補欠選挙が告示され、候補者らの声に耳を傾ける有権者たち=11日、千葉県市川市

 23日の衆参5補欠選挙の投開票に向け、自民党各派閥の選挙応援の力の入れ方に濃淡が生じている。

 候補者の色分けがある程度進んでいることなどが要因だ。派閥間の駆け引きが党としての総力戦の足かせになっている面も否定できない。

 「大変厳しい戦いだ。最後の声掛けをお願いしたい」。自民党最大派閥・安倍派の塩谷立会長代理は20日の同派会合でこうハッパをかけた。「今からだと電話が一番有効だ」とも強調した。

 安倍派が最も力を入れるのは、岸信夫前防衛相と安倍晋三元首相の後継を選ぶ衆院山口2、4区だ。3月初めに派閥の選対本部を設置。山口では補選後に衆院小選挙区の「10増10減」を巡る他派との公認争いを控えるだけに、派幹部は「絶対に負けられない」と意気込む。

 勢力拡大を狙う安倍派は所属議員が多い参院大分選挙区にも注力する。同派若手は「いずれの候補も当選すれば安倍派だ」と語った。

 第2派閥の麻生派は衆院千葉5区が主戦場だ。麻生太郎会長の側近の薗浦健太郎元衆院議員の辞職に伴う補選である上、同派所属の河野太郎デジタル相が候補と関わりが深いからだ。麻生氏は20日の派閥会合で「火事は最初の3分、選挙は最後の3日間だ。最後の詰めを」と檄(げき)を飛ばした。

 麻生派は「政治とカネ」の問題が補選の引き金を引いた経緯を考慮し、これまで「派閥が前に立てばイメージが悪い」(関係者)と表立った活動を控えていたが、21日に麻生氏が初めて千葉5区候補の応援演説に立つ。

 衆院和歌山1区は、二階派が秘書団を投入するなど選挙戦の前面に立つ。和歌山は県連会長を務める二階俊博元幹事長の「牙城」。同区は自民党と日本維新の会の事実上の一騎打ちとなっており、伊吹文明最高顧問は20日の派閥会合で「維新の勢いはすごい。民主党政権前夜と似ている」と危機感を示した。

 もっとも、同区の候補者選びでは二階氏と安倍派幹部の世耕弘成参院幹事長が激しい綱引きを繰り広げ、最終的に世耕氏が推す候補に軍配が上がった経緯がある。このため、派内からは「二階氏は本腰を入れていない」(関係者)との声も漏れる。二階氏は20日の会合のあいさつで補選に言及しなかった。

 茂木、岸田、森山各派にとっては、領袖(りょうしゅう)の茂木敏充幹事長、岸田文雄首相、森山裕選対委員長の求心力にかかわる戦いだ。ただ、3派が抱える候補はおらず、他派より一歩引いた形で活動している。岸田派の根本匠事務総長は20日の派閥会合で「総力戦を」と呼び掛けたが、同派関係者は「具体的な指示は出ていない」と語った。

577OS5:2023/04/21(金) 16:17:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/806e247f1188ee8318906499897c25bb0f57bc1f
自民候補応援で和歌山入り情報の小池都知事を維新・馬場氏が揶揄 衆院和歌山1区補選
4/21(金) 15:34配信
日本維新の会の馬場伸幸代表は21日の党会合で、東京都の小池百合子知事が、衆院和歌山1区補欠選挙(23日投開票)に出馬している自民党候補の応援のため22日に和歌山入りするとの情報に触れ、「小池さんが入るスローガンが『和歌山のことは和歌山で決める』。なんで東京の人が言うのか」と揶揄(やゆ)した。

馬場氏は「(維新は)アリの集団だが、象である自民も本気になってきた。アリが一致団結したらどれだけ強いかを見せるのが今度の日曜日だ」と所属議員に呼び掛けた。

和歌山1区補選には維新も新人を擁立し、自民元職、共産新人、政治家女子48党新人の4氏の争いとなっている。

578OS5:2023/04/22(土) 08:48:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a0b74bf53f7837f784d909b9364cd6768f9337c
衆参5補選、23日投開票 与野党、激戦区てこ入れ
4/22(土) 7:26配信


時事通信
衆院補欠選挙の街頭演説を聞く人たち=16日、和歌山市

 岸田政権の中間評価を問う衆参5補欠選挙が23日に投開票される。

 岸田文雄首相(自民党総裁)の遊説先で起きた爆発事件が選挙戦に影を落とす中、与野党は激戦区で最後のてこ入れを図る。

 5補選は衆院千葉5区、和歌山1区、山口2、4区と参院大分選挙区。23日は統一地方選後半戦として政令市以外の市長選・市議選なども投票が行われ、一部を除き即日開票される。

 ◇首相は3県遊説へ
 自民党が特に激戦を予想するのは千葉、和歌山、大分の三つ。首相は選挙戦最終日の22日、この3選挙区で街頭演説を行う。首相は21日、茂木敏充幹事長から終盤情勢の報告を受け、「あと1日頑張ろう」とハッパを掛けた。

 爆発事件後、自民党は警護対象者の遊説場所を原則屋内とするか、屋外の場合は厳重な安全対策を求める通知を出した。幅広い層の聴衆にアピールする狙いから、首相の演説は防弾対策を取った街宣車上などから行う方向だ。

 ◇立民、千葉・大分に集中
 立憲民主党は、野党乱立となった千葉と与野党一騎打ちの大分に戦力を集中。泉健太代表が22日に両県を訪れる。立民を支援する連合大分幹部は21日の会合で「危機的状況だ」と情勢を分析。大分市内の浮動票が勝敗を左右するとしてSNSなどで投票を呼び掛けた。

 先の奈良県知事選を制するなど「全国政党化」へ勢いに乗る日本維新の会は、公認候補が自民元職と接戦を繰り広げる和歌山で競り勝とうと必死だ。21日は吉村洋文共同代表(大阪府知事)が応援に入り、22日は馬場伸幸代表が街頭に立つ。

 岸信夫前防衛相が健康問題で辞職したことに伴う山口2区、安倍晋三元首相の死去を受けた同4区の補選は、いずれも地盤を継承した自民新人に野党系候補が挑む構図。公明党は全5選挙区で自民候補を推薦した。他の野党では国民民主党が千葉5区に、共産党、政治家女子48党も複数選挙区に候補を擁立した。

579OS5:2023/04/22(土) 08:50:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8841bd07fa13392d7807e5527688c56bd5924ce
【千葉5区補選】麻生副総裁&菅前首相VS野田元首相、最終盤に首相経験者3人が応援バトル
4/21(金) 20:36配信

日刊スポーツ
自民党の公認候補の応援に入った麻生太郎副総裁(撮影・大上悟)

 与野党6人の公認と無所属の計7人が立候補した激戦の衆院千葉5区補欠選挙(23日投開票)は最終盤を迎えた21日、3人の首相経験者が駆けつけた。岸田文雄首相が15日に和歌山の選挙応援演説会場で爆発物を投げ込まれた事件を受け、いずれの応援演説も多数の警察官が配備され、ハンディータイプの金属探知機などを手に厳戒態勢の中、残り2日となった戦いはヒートアップした。

【写真】立憲民主党の公認候補の応援に駆けつけた野田佳彦元首相

 自民党公認の新人英利アルフィヤ氏(公明推薦)の応援には、2人の元総理が駆けつけ、警備強化のため選挙カーの上でマイクを握った。麻生太郎副総裁は「前の候補者が残念ながら、出られないことになった」とした上で、公募選出された元国連職員の女性候補のクリーンさを強調した。乱立バトルの補選は政治資金規正法違反の罪で略式命令を受けた自民党の薗浦健太郎氏(麻生派)の議員辞職に伴うもの。麻生氏にとって最側近だった薗浦氏の後釜であるアルフィヤ氏の必勝演説にも力が入った。

 麻生氏からバトンを受けた菅義偉前首相は午後6時すぎから、JR市川駅前で立憲民主党の野田佳彦元首相と応援バトルとなった。菅氏は同駅南口で「なんとしてもなんとしても勝たしてもらいたい」とアルフィヤ氏の支持を訴えた。野田氏は立民公認の元銀行マン矢崎堅太郎氏を「1円たりとも間違っちゃいけないということを骨身に染みて仕事をしてきた」と誠実さをアピールし、補選の原因となった自民党の政治とカネの問題を批判した。

 各陣営の情勢調査などによるとアルフィヤ氏と矢崎氏が大接戦で事実上の一騎打ちの情勢。今日22日の選挙戦最終日は岸田首相、立民の泉健太代表がそれぞれ、最後の応援に入るなどデッドヒートとなっている。【大上悟】

580OS5:2023/04/22(土) 08:51:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5a81f05f7b9cadc77493cd866bb72561d40940c
衆参5補選、党トップ奔走の総力戦 22日、最後の訴え
4/21(金) 20:26配信

毎日新聞
衆参5補選 主要各党党首の22日の訪問先

 23日投開票の衆参5補選(衆院千葉5区、和歌山1区、山口2区、4区、参院大分選挙区の各補選)は、結果次第で岸田文雄首相の求心力や今後の政治日程を左右しかねず、与野党各党は総力戦で支持固めに努めてきた。選挙戦最終日の22日は党首らが現地入りし、最後の訴えに臨む。

【図解でおさらい】期日前投票 どうやるの?

 岸田首相(自民党総裁)は22日、午前から大分県に入り、参院補選の自民党公認候補の応援で街頭に立つ。その後、和歌山県に移動して衆院和歌山1区補選の応援演説をする。さらに衆院千葉5区補選の応援のため千葉県に向かう。

 首相がこの3県に入るのは告示後それぞれ2回目だ。大分、和歌山、千葉の移動は直線距離でも800キロを超え、最終目的地の千葉には公職選挙法で街頭演説が認められる午後8時までにたどり着けない可能性もある。それでも首相周辺は「3選挙はいずれも競っているとの認識。だから現地入りする」と列島横断に臨む意義を強調した。

 一方、5補選に公認候補は立てず自民候補の推薦にまわった公明党は、5補選と同じ23日投開票の統一地方選・後半戦に注力している。山口那津男代表は22日、東京都内10カ所で、接戦の伝えられる区議候補らの応援演説をする予定だ。

 野党勢力では、立憲民主党の泉健太代表が参院補選の応援のため21日から大分県入り。22日は県内で街頭演説などを行った後、衆院千葉5区に移動し、遊説する。

 参院大分は、知事選立候補のため辞職した野党系参院議員の議席を争う構図で、野党第1党の立憲にとっては負けられない選挙だ。千葉5区も「政治とカネ」を巡る問題で自民党衆院議員が辞職したことに伴う補選で、状況的には野党に追い風が吹く。泉氏は5補選について21日の記者会見で「防衛費、防衛増税が優先され国民生活に十分なお金が回らない。そういうところを正す選挙だ」と述べ、増税に批判的な有権者の受け皿になりたいとの認識を示した。

 日本維新の会は、馬場伸幸代表が22日、独自候補を立てた和歌山1区に入り支持を訴える。奈良県知事選での勝利など統一地方選前半戦の勢いを和歌山につなげ、全国政党化への足がかりとしたい考えだ。

 共産党は21日に志位和夫委員長が千葉5区で街頭演説した。22日は小池晃書記局長らが統一地方選後半戦の応援のために東京都内などで支援を求める方針。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は、党勢拡大のため統一地方選の応援にも力を入れ、地方行脚を続けてきた。22日は宮崎県での活動後、千葉5区で街頭に立つ予定だ。【菊池陽南子、古川宗】

581OS5:2023/04/24(月) 07:35:41
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20230424-OYT1T50144/
衆参5補選、自民は4勝1敗…岸田首相の衆院解散戦略にも影響か
2023/04/24 03:09

衆参補選の結果を受けて報道陣の質問に答える自民党の茂木幹事長(右から2人目)(24日午前0時27分、自民党本部で)=上甲鉄撮影
 衆参5補欠選挙と第20回統一地方選の後半戦は23日、投開票された。補選で自民党は、衆院千葉5区で英利アルフィヤ氏(34)、山口2区で岸信千世氏(31)、山口4区で吉田真次氏(38)、参院大分選挙区で白坂亜紀氏(56)がそれぞれ当選し、「4勝1敗」で勝ち越した。衆院和歌山1区は日本維新の会の林佑美氏(41)が勝利し、和歌山県では初めての議席を得た。今回の結果は、岸田首相の衆院解散戦略にも影響を与えそうだ。

 補選では、政府の物価高・少子化対策や外交・安全保障政策などが主な争点となった。与野党は、岸田内閣の「中間評価」となる選挙と位置付け、総力戦を展開した。選挙期間中の15日には、首相が和歌山市の遊説先で、爆発物を投げ込まれる事件が起きた。

 千葉5区補選は、自民議員だった薗浦健太郎氏が「政治とカネ」の問題で辞職したことを受けて実施された。選挙戦は計7人の混戦となった。自民の英利氏は「これから仕事で恩返ししていきたい」と述べた。

 自民は、補選の原因となった不祥事による逆風が予想されたことから、首相をはじめ党幹部を次々投入した。野党候補の乱立で、政権批判票が分散したことも有利に働いた。

 山口2区補選は、議員辞職した岸信夫・前防衛相の長男の岸氏と、民主党政権で法相を務めた無所属の平岡秀夫氏(69)の一騎打ちだった。岸氏は、世襲批判を意識し、選挙戦では謙虚な政治姿勢を強調した。岸氏は「岸田政権が推し進めている安全保障、エネルギー政策に前向きに取り組みたい」と語った。

 安倍晋三・元首相の死去に伴う山口4区補選は、吉田氏が「弔い合戦」を前面に出した。安倍元首相の昭恵夫人の全面的な支援も得て、他の候補を引き離した。吉田氏は「(安倍氏の)思いを引き継いで、実現させていきたい」と強調した。

 参院大分選挙区補選は、大分県知事選(9日投開票)に出馬した前参院議員の辞職を受けたものだ。自民の白坂氏が、立民の吉田忠智氏(67)を破った。白坂氏は「全身全霊で日本のため、大分のために頑張っていく」と意気込んだ。

 一方、和歌山1区補選は、岸本周平・前衆院議員(現和歌山県知事)の辞職に伴うもので、林氏は、維新が躍進した統一地方選・前半戦の勢いを勝利につなげた。和歌山県内の小選挙区を維新が制したのは初めて。林氏は「古い政治を新しくしてほしいとの思いが結果になった」と喜びを語った。

 読売新聞社の集計によると、衆院千葉5区の投票率は38・25%で、2021年の前回衆院選から15・82ポイント下がった。和歌山1区は44・11%(前回比11・05ポイント減)、山口2区は42・41%(同9・20ポイント減)、山口4区は34・71%(同13・93ポイント減)だった。参院大分選挙区の投票率は42・48%で、22年参院選を10・50ポイント下回った。

582OS5:2023/04/24(月) 07:42:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/d61cfe27112a7b961037e9d3f52f480fcfbd96d5
立憲民主が衆参3補選「全敗」、野党共闘に影響必至…岡田幹事長「ほんの少しの差で負けた」
4/24(月) 7:35配信

読売新聞オンライン
千葉5区…政権批判票 分散
 読売新聞社は23日、衆参5補欠選挙で投票を終えた有権者を対象に出口調査を実施した。衆院和歌山1区では、日本維新の会の候補が無党派層に支持を広げたことが勝利につながった。衆院千葉5区では、野党候補が乱立し、政権批判票が分散したことが浮き彫りとなった。

衆院和歌山1区
(写真:読売新聞)

 維新の林佑美氏が、維新支持層の9割を固め、無党派層の6割超の支持を得た。維新は、統一地方選の前半戦で隣接する奈良県の知事選で勝利するなど党勢を拡大。選挙戦では、関西で人気の高い共同代表の吉村洋文・大阪府知事が何度も応援に入り、勢いをつなげた。

 自民の門博文氏は、公明党支持層の8割から支持を得たものの、無党派層の支持は3割弱にとどまり、広がりを欠いた。自民支持層でも門氏への投票は7割超にとどまり、2割強が林氏に流れた。岸田首相が選挙戦最終日の22日にてこ入れに入ったが、組織票を固めきれなかった。

衆院千葉5区
(写真:読売新聞)

 野党は立憲民主党のほか、維新、共産、国民民主の各党がそれぞれ公認候補を立てた。無党派層の投票先は、立民の矢崎堅太郎氏が31%、自民の英利アルフィヤ氏が18%、国民の岡野純子氏が15%、維新の岸野智康氏が13%などと分散した。「岸田内閣を支持しない」と回答した人では、矢崎氏に33%、岡野氏に17%、岸野氏に12%が投票した。

 重視した争点を聞いたところ、「景気や雇用、物価高対策」との回答が33%と最多だった。補選は政治資金規正法違反事件で自民を離党した前議員の辞職に伴うもので、「政治とカネ」との回答も12%に上った。そのうち約5割が立民の矢崎氏に投票し、7人の候補者の中で最多だった。

衆院山口2区
 自民の岸信千世氏が自民支持層の8割、公明支持層の8割弱を固めた。民主党政権で法相を務めた無所属の平岡秀夫氏は立民、維新、共産支持層からそれぞれ9割の支持を得た。

衆院山口4区
 安倍晋三・元首相の強固な地盤を引き継いだ自民の吉田真次氏が、自民支持層の8割から支持を獲得。立民の有田芳生氏は、立民支持層の8割、無党派層の4割から支持されたが及ばなかった。

参院大分
 自民の白坂亜紀氏と、立民の吉田忠智氏は大票田の大分市でいずれも5割前後と伯仲。白坂氏は自民支持層の8割、公明支持層の7割を固めた。吉田氏は立民支持層の9割、共産支持層の8割から後押しを受けた。

立民・岡田幹事長「総力挙げたが、非常に残念」
 立憲民主党は公認候補を擁立した衆参3補欠選挙で全敗し、大きな打撃となった。特に「野党統一候補」を擁立した参院大分選挙区補選で敗北したことに、危機感を強めている。次期衆院選での野党共闘に影響が出ることは必至な状況だ。

 立民の岡田幹事長は24日未明、「総力を挙げてやったが、非常に残念だ。ほんの少しの差で負けた」と語った。

 大分は最重点選挙区に位置づけ、総力戦を展開した。「社会党の牙城」と呼ばれた野党地盤の厚い地域性に加え、他の野党も候補を立てず共闘関係を構築できたためだ。ただ、共闘に温度差があったことが響いた。共産、社民両党が「支持」を打ち出す一方、国民民主党は県連による支援にとどまった。国民は憲法改正や安全保障政策などを巡り立民と距離を取りつつあることが背景にあった。

 衆院千葉5区補選では、立民、日本維新の会、共産、国民各党が公認候補を擁立した。政治資金規正法違反事件で自民党を離党した前議員の辞職に伴う選挙だったが、候補者が乱立したことで追い風を生かせなかった。岡田氏は23日夜、NHK番組で「(候補者を)一本化できていれば、かなり余裕を持って勝てた選挙だった」と振り返った。

 立民は2021年衆院選は共産、国民、れいわ新選組、社民各党と共闘して213小選挙区で候補者を一本化した。22年参院選では、改選定数1の「1人区」の一部で、共産、国民、社民と共闘した。しかし、ともに議席を減らした。日米安全保障条約廃棄などを掲げる共産との連携で、中道の無党派層を取り逃しているとの指摘も出ている。「共産を含めた共闘は既に限界」(国民幹部)との声もある。

 立民は今後、維新や国民を含めた共闘を模索する考えだが、維新は次期衆院選で、全小選挙区での候補擁立を目指しており、難しい調整が必要となりそうだ。

583OS5:2023/04/24(月) 07:43:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/81375772ec3a21b96869ca474530d4079ac6416a
後継勝利で安倍氏後援会が解散へ 関係者「一つの時代が終わる」
4/24(月) 5:30配信
 23日投開票された衆院山口4区補選は、昨年7月の銃撃事件で亡くなった安倍晋三元首相の後継で、自民党新人の元山口県下関市議、吉田真次氏(38)=公明党推薦=が初当選した。

 「安倍後援会としての役割は果たせた」。安倍晋三後援会の伊藤昭男会長(87)は23日夜、吉田氏の当選確実に沸いた事務所で報道陣にそう語り、安倍氏の死後も存続してきた後援会を今後、解散する考えを示した。後援会幹部の中には安倍氏の父晋太郎氏の代から30年以上にわたって安倍家の応援を続けてきた人もいる。後援会のメンバーからは「一つの時代が終わる」との声が漏れる。

 自民党幹事長や外相などを務めた晋太郎氏が1991年に67歳で死去したことを受け、93年の衆院選で初当選したのが当時38歳だった次男の安倍晋三氏だった。以降、安倍氏は10回連続で当選を果たした。その活動を地元で支え続けたのが強固な後援会組織だった。

 安倍氏は2006〜07年に首相を務めた後、12年12月には再び首相に返り咲き、20年9月まで連続在任日数が歴代最長となる長期政権を維持した。その一方で、世論が二分される政策を強硬に進める政治手法には批判も強かった。首相主催の「桜を見る会」に安倍氏の後援会関係者が多数招待されていたことが分かり、「会の私物化だ」と問題にもなった。

 安倍氏の死後、後援会には喪失感が漂い、メンバーからは「もう政治や選挙からは距離を置きたい。個人的に安倍さんの憲法改正などの思いを伝えていきたい」という声さえ漏れた。

 「吉田候補を国政の場に送り出すことが安倍後援会の最後の役割である」。3月5日、岸田文雄首相も参加して下関市で開かれた吉田氏陣営の「激励の集い」。あいさつに立った安倍後援会の伊藤会長は最後に結束して吉田氏を支援するよう促した。安倍氏の妻昭恵氏から強く推され、出馬を決意したのが吉田氏。伊藤会長は吉田氏の後援会長も兼任し、支援を呼び掛けて回った。

 「この安倍真次候補が……」。補選が告示された11日の吉田氏の出陣式では、マイクを持った伊藤会長が吉田氏の名前を言い間違える一幕もあった。会長を務めて約20年。これまで選挙の度に安倍氏の名前を連呼してきた。

 下関市では、今も安倍氏のポスターが張られている。晋太郎氏の代から応援している安倍後援会の幹部も、自身が経営する会社に安倍氏の写真を飾ったままだ。「安倍先生は大きな存在で、(後継の)吉田さんと比べることはできない」と言う一方で、安倍氏の初当選時と同じ38歳で国政選挙に立候補した吉田氏の姿を見ると、「若いころの安倍先生を思い出す」とも語る。

 「今後も吉田君を応援するが、私も高齢で選挙活動はこれで最後だと思う」。別の70代の後援会幹部はそう言う。“後継”として当選を果たした吉田氏が国政の場でどんな活動を展開し、次の衆院選に臨むのか。その真価が今後は問われる。【大坪菜々美】

584OS5:2023/04/24(月) 07:43:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9cbc75b0ca7284f7914c43ebccdf2c91666c6ad
衆参5補選、自民が4勝 政権運営に追い風 和歌山は維新、立民全敗
4/24(月) 5:25配信

時事通信
 岸田政権の中間評価と位置付けられた衆参5補欠選挙は23日投開票され、自民党は4勝した。

 衆院の山口2区、同4区に加え、接戦となった千葉5区、参院大分選挙区を制した。日本維新の会は衆院和歌山1区で勝利。立憲民主党は公認候補を擁立した3選挙区で全敗した。

 自民は選挙前の3議席から上積みし、岸田文雄首相の政権運営に一定の追い風となりそうだ。茂木敏充幹事長は記者団に「政権に前向きな評価を頂いた」と語った。早期の衆院解散論が自民党内で強まる可能性もある。

 維新は大阪府、兵庫県以外の衆院小選挙区を初めて獲得。同党の藤田文武幹事長はテレビ番組で「全国的な支持の輪が広がりつつある」と述べた。一方、全敗した立民は態勢の立て直しが急務で、執行部の責任を問う声もくすぶる。

585OS5:2023/04/24(月) 07:45:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/768e81acf625359666228ee97d2652043611aa1c
「政治とカネ」争点化回避 衆院千葉5区補選で自民勝利
4/24(月) 1:38配信
「皆さまに心から感謝します。地縁、血縁のない私を受け入れていただき、本当にありがとうございます。皆で勝ち取った勝利なので、お仕事で恩返ししていきたいと思います」

衆院千葉5区(千葉県市川市の一部と浦安市)補選は、自民新人の元国連職員、英利アルフィヤ氏(34)が初当選を確実にした。24日午前0時14分ごろ、当確の報を受けた英利氏は、市川市内の選挙事務所で支援者らに謝意を伝えた。

同区の補選は政治資金規正法違反の罪で略式命令を受けた薗浦健太郎氏=自民離党=の衆院議員辞職に伴って実施。英利氏にとっては逆風が吹く中での厳しい選挙戦となったが、真正面から「政治とカネ」の問題には触れず、争点化を回避したことが奏功したとみられる。

「自民党の中からクリーンな政治を進めたい」。22日夜、最後の演説場所となった東京メトロ東西線南行徳駅(市川市)でも、英利氏は薗浦氏の事件を明示せずにそう語るにとどめ、経済の立て直し、物価高騰への対策、少子化対策など、党の政策を繰り返し主張。東京への通勤通学者が多い選挙区の特徴もふまえ、選挙戦を通じ、従来の自民支持層に加えて無党派層を意識した訴えかけを続けた。

一方、野党側は立憲民主、日本維新の会、国民民主、共産など各党が独自候補を擁立。立民新人の元県議、矢崎堅太郎氏(55)は街頭演説で「政治とカネ」の争点化を図ったが、与党への批判票が分散し、及ばなかった。

586OS5:2023/04/24(月) 07:48:55
和歌山1区
61,720 47.5% 林佑美  41歳 維新新
55,657 42.8% 門博文  57歳 自民 (公)元
11,178 08.6% 国重秀明 62歳 共産新
01,476 01.1% 山本貴平 48歳 政女新

587OS5:2023/04/24(月) 07:54:54
山口2区
61,369 52.5% 岸信千世 31歳 自民 (公)新
55,601 47.5% 平岡秀夫 69歳 無所属元

山口4区
51,961 63.5% 吉田真次 38歳 自民 (公)新
25,595 31.3% 有田芳生 71歳 立民新
02,381 02.9% 大野頼子 49歳 無所属新
01,186 01.4% 渡部亜衣 37歳 政女新
00,734 00.9% 竹本秀之 67歳 無所属新

588OS5:2023/04/24(月) 07:57:34

2326 :OS5 :2023/04/24(月) 07:57:21
341票差か・・・

大分補欠選
196,122 50.0% 白坂亜紀  56歳 自民 (公) 新
195,781 50.0% 吉田忠智  67歳 立民 (共・社) 前

589OS5:2023/04/24(月) 08:02:01
千葉5区

50,578 30.6% 英利アルフィヤ34歳 自民 (公) 新
45,635 27.6% 矢崎堅太郎  55歳 立民新
24,842 15.0% 岡野純子   44歳 国民新
22,952 13.9% 岸野智康   28歳 維新新
12,360 07.5% 斉藤和子   48歳 共産元
06,561 04.0% 星健太郎   43歳 無所属新
02,463 01.5% 織田三江   41歳 政女新

590OS5:2023/04/24(月) 08:02:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/7eec858a207323ff66c299a0d24bb96ba2d600cc
衆院和歌山1区、挙党態勢の自民制した維新…大阪「ダブル選」完勝で「追い風持ち込めた」
4/24(月) 2:55配信

読売新聞オンライン
当選確実の一報を受け、支持者らと手を取り合って喜ぶ林佑美さん(中央)(23日午後11時5分、和歌山市で)=東直哉撮影

 衆参5補欠選挙と統一地方選・後半戦の市区町村長選・市区町村議選が投開票された23日、当選者らは喜びの声を上げ、有権者の負託に応える決意を述べた。衆院千葉5区では、自民党の新人が立憲民主党の新人を振り切り、接戦を制した。衆院和歌山1区では、日本維新の会が自民との競り合いに勝利した。兵庫県芦屋市長選では26歳の新人が当選し、全国で最年少の市長が誕生する。


 「今日がスタートライン。期待に応えられるよう、誠実に頑張っていく」。午後10時55分頃、衆院和歌山1区で当選確実の一報が入ると、維新の新人、林佑美さん(41)は和歌山市のホテルで決意を語った。

 維新が前市議の林さんの公認を発表したのは3月3日。自民県連が前衆院議員の門博文さん(57)の擁立を決めてから、約2週間後だった。

 県内の維新議員は7人しかおらず、「切り札」として投入したのが、吉村洋文共同代表(大阪府知事)だった。4月11日の告示後、吉村氏は3度和歌山入りして、林さんと並んで「自民に一泡吹かせるような政治をぜひやらせてもらいたい」と呼びかけた。

 維新は統一地方選の前半戦で、大阪府知事・大阪市長の「ダブル選」で完勝し、府議選・大阪市議選で過半数を獲得して勢いに乗っていた。幹部は「党への追い風を和歌山に持ち込めたことが勝因」と分析する。

 自民側は、県選出の二階俊博元幹事長や世耕弘成参院幹事長のほか、総裁の岸田首相も2度応援に訪れて挙党態勢を敷き、「大阪の政党に和歌山を任せられない」と維新を批判した。

 15日には和歌山市の演説会場で、首相に爆発物が投げ込まれる事件が発生し、全国から注目を集める選挙戦となった。門さんは「体を張って仕事の道へ進む」と覚悟を示したが、及ばなかった。

591OS5:2023/04/24(月) 08:54:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4c7c50aff3b32f5e3f9689b7e3a3cd5a60e6daa
「政治とカネ」揺れた千葉5区 有権者「自民避けた」「個人の問題」
4/24(月) 8:42配信



 衆院千葉5区補選は自民党新人で元国連職員の英利アルフィヤ氏(34)が、候補者7人による混戦を制し、初当選を果たした。「政治とカネ」の問題が発端となった今回の選挙は、岸田政権への中間評価と位置づけられた。有権者は何を基準に投票先を選んだのだろうか。

 「今回は自民を避けた」と話すのは、浦安市のパート従業員の女性(49)。政治資金を巡る不祥事で自民のイメージが悪化したといい、名前を聞いたことがある別の候補者に投票したという。

 市川市では近年、前市長が市長室にシャワー室を設置するなど、公金支出を巡って市政が揺れた。同市の男性会社員(58)は「もう『政治とカネ』はこりごりだ」とうんざりした様子。投票先は人とのつながりで決めたという。

 一方、金銭を巡る不祥事はあくまで個人の問題であり、政党とは切り分けて考えたという意見も。浦安市のイラストレーターの女性(51)は「薗浦さんには裏切られた思いがあるが、自民全体の問題ではない。国際関係を重視して投票先を選んだ」と語った。

 3〜7歳の娘3人を育てる市川市の女性会社員(38)は、子育て経験のある女性候補に一票を託した。「自分と似た立場の人なら思いを酌んでもらえる気がした」と話した。

 同市の別の女性会社員(36)は憲法問題を重視したが、考えが一致する候補者が見つからず、悩んだという。「一つの政策だけを訴えず、幅広い意見を持ったバランスのいい人に投票した」と明かす。

 浦安市の20代の男性会社員は「経済政策で候補者を選んだ」。一方、市川市の無職男性(80)は年齢を基準に投票先を決めたといい、「今の政治は既存のルールに縛られ、新しいことに取り組まない。若手に頑張ってほしい」と願った。【石川勝義、山本佳孝、石塚孝志】

592OS5:2023/04/24(月) 10:02:09
https://www.sankei.com/article/20230424-AVJW5HUMFVKHJMOEGWQ4WNBLWM/
立民「全敗」で最悪の結果 岡田氏、執行部の引責は否定
2023/4/24 02:34
大橋 拓史
立憲民主党は23日に投開票された衆参5補欠選挙で衆院千葉5区、山口4区、参院大分選挙区に公認候補を擁立したが、「全敗」という最悪の結果に終わった。立民は直近の国政選挙でも2連敗しており、党の退潮傾向がより鮮明となった。岡田克也幹事長は執行部の引責辞任を否定したものの、党内からは責任を問う声が出てきそうだ。

千葉5区は自民党前職が「政治とカネ」の問題で議員辞職したことに伴う補選で、野党は候補者が乱立。参院大分は旧社会党の地盤が強い地域で、与野党一騎打ちの構図だった。立民にとっては、いずれも「負けられない選挙区」であり、泉健太代表ら党幹部や知名度の高い国会議員が連日、総力体制で支援してきた。

岡田克也幹事長は24日未明、党本部で記者団の取材に応じ「(与党が)勝ったとはいえ、接戦だったよねということは言っておきたい」と悔しそうに語った。

執行部の責任については「代表が責任をとるとかいう話ではない。私も代表から言われない限りは幹事長を続ける。次の衆院選でしっかり結果を出したい」と強調。引責しない理由については「補欠選挙だからだ」と述べた。また、千葉5区の敗因について「野党が候補者を調整できなかった。その1点に尽きる」との見方を示した。

とはいえ、今回は野党一本化に成功した参院大分でも競り負けた。岡田氏は大票田の大分市で投票率が低かった影響を挙げ、「候補者を一本化する意義が改めて示された」と強調した。しかし共闘が結果を出せなかったのは事実で、次期衆院選に向けた野党間協力のあり方は不透明さを増す。


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ライバルの日本維新の会は和歌山1区も制して勢いに乗る。野党内での立民の地盤沈下がさらに進みそうだ。(大橋拓史)

593OS5:2023/04/24(月) 10:03:31
https://www.sankei.com/article/20230424-JAYCEEDMX5NSJCL22RPFTXUUD4/
自民4勝、強まる早期解散論「6月」が焦点
2023/4/24 01:54
田中 一世
岸田文雄政権への中間評価となる衆参5つの補欠選挙は、自民党がもともと有していた3議席を上回る4議席を確保した。内閣支持率が上昇基調にある中、補選の勝利で政権の勢いを証明した形で、自民内で早期の衆院解散論が強まりそうだ。一方で自民は、衆院和歌山1区で勝利した日本維新の会の勢力拡大を警戒。首相が6月21日に会期末を迎える今国会中に解散に踏み切るのかが焦点になる。

首相は、5補選を政権への信任を問う機会と位置付けた。選挙戦の街頭演説で、賃上げや少子化対策に取り組む決意を示した上で「有権者の皆さんに『やってみろ』と言っていただけるかどうかが、この選挙で問われている」と述べた。

最終日の22日には参院大分選挙区、衆院和歌山1区、千葉5区を回った。応援に入った接戦区を落とせば、「首相の集票力不足」と指摘されかねないリスクがある。それでも首相は勝負に出て、議席の上積みに成功した。

自民の茂木敏充幹事長は23日夜のNHK番組で、解散戦略について「今回の結果の分析も含めて首相が判断される」と述べるにとどめた。ただ、野党第一党の立憲民主党が低迷した結果を受け、党幹部の一人は「首相は勝負したくなるかもしれない」と語る一方、「維新の存在は要注意だ」と語った。

自民にとって保守地盤が強い衆院和歌山1区で維新に敗れたのは痛手といえる。維新は9日投開票の奈良県知事選でも勝利し、大阪以外で初めての維新公認の首長を誕生させたばかりだ。首相は衆院和歌山1区の選挙戦前半に爆発物を投げつけられる事件に遭いながら最終日に再び応援入りした。しかし維新に及ばなかった。茂木氏は同じ番組で、関西圏において「体制の抜本的な見直しが必要だ」と語った。


5月19〜21日の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)で首相の露出が増え、支持率はさらに上向く-。自民内ではこうした期待感から、会期末間際の6月解散論も出ている。

首相は「次元の異なる少子化対策」の具体化などを重視し、早期解散には慎重な姿勢を見せてきた。ただ、今年後半に入れば景気後退の懸念が指摘され、年末には防衛費増額に伴う増税の実施時期を決めなければならないなど不安材料が多い。補選の勝利で解散風が強まれば、首相の背中を押す可能性はある。

菅義偉前首相は衆院議員の任期満了が半年後に迫った令和3年4月、衆参3補選・再選挙で1勝もできなかった。党内から「菅氏では衆院選を戦えない」と危機感が強まり、解散に踏み切れずに退陣に追い込まれた。首相には菅氏と同じ轍を踏みたくないとの思いがあり、維新の動きも慎重に見極めながら解散の時期を探ることになる。(田中一世)

594名無しさん:2023/04/24(月) 17:34:45
さぁこの勢いで解散だ(ただ開票特番みたいだけ)

595OS5:2023/04/24(月) 19:24:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/8667319a7e594108af2410a3a74db85425c7728a
世耕氏「告示直後から潮目が変わった」 和歌山1区で自民落選確実
4/23(日) 23:48配信

朝日新聞デジタル
衆院和歌山1区補欠選挙で支持者に頭を下げる自民党の世耕弘成参院幹事長(左)。右隣は落選が濃厚となった自民党の門博文氏=2023年4月23日午後10時59分、和歌山市、小宮路勝撮影

 衆院和歌山1区の補欠選挙で落選が確実となった自民党の前職・門博文氏(57)の陣営では、テレビで日本維新の会の候補に当選確実の速報が流れた瞬間、10人ほどの支援者が会場をあとにした。門氏は残った支援者らを前に、「みなさんのお支えは十分やっていただいたが、私の行き届かないところがこのような結果になった。心からおわびを申し上げます」と述べた。

 陣営の選挙対策本部長を務めた自民の世耕弘成参院幹事長は「大変残念で、厳しい結果。告示直後くらいまでは成果がしっかり出ている手応えを感じていたが、その後、少し潮目が変わった」と分析。「まず自民党近畿ブロック全体の問題として体制の立て直しをどうするか。党本部へ戻って、幹部ともしっかり協議したい」と語った。

朝日新聞社


https://www.asahi.com/articles/ASR4R5DBNR4ROXIE009.html?iref=pc_photo_gallery_bottom
知らぬ間に…維新風に天仰ぐ自民 和歌山、保守王国の「アキレス腱」
有料記事衆参補欠選挙2023自民維新

菅原普 寺沢知海 伊藤秀樹2023年4月23日 20時19分

 当選回数13回を誇る二階俊博元幹事長らを擁する自民党に、勢力拡大の足がかりを狙って日本維新の会が挑んだ衆院和歌山1区補選。当初の大方の予想に反して勝利したのは維新だった。12日間の選挙戦。激しくしのぎを削った両陣営の舞台裏で何が起きていたのか。

 選挙戦では、和歌山市の雑賀崎漁港に応援演説のため訪れた岸田文雄首相の近くに爆発物が投げ込まれる事件が15日に発生。最終日の22日に首相が2度目の応援で同市に入った際には、周辺に大勢の警察官が配置されるなど、事件の影響が最後まで影を落とした。

 そんな異例の選挙戦で、自民は予想外の苦戦を強いられる。

 和歌山は、自民の二階氏や世耕弘成参院幹事長、石田真敏元総務相ら県選出の国会議員に有力者がひしめく「保守王国」だ。統一選前半戦にあった県議選でも関西の2府4県で唯一、自民系で過半数を維持している。

「紀伊山地には入れない」余裕あった自民
 告示直後、陣営幹部にはこん…

596OS5:2023/04/24(月) 20:35:25
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/nation/f-so-tp0-230423-202304230000676.html
【衆院山口2区補選】岸信千世氏が世襲批判かわし初当選 想定外の苦戦も「岸ブランド」守る
2023/04/23 22:25日刊スポーツ

【衆院山口2区補選】岸信千世氏が世襲批判かわし初当選 想定外の苦戦も「岸ブランド」守る

自民党の岸信千世氏(23年4月22日撮影)

(日刊スポーツ)

岸信夫元防衛相の辞職に伴う衆院山口2区補選は23日投開票され、岸氏の長男の自民新人、岸信千世氏(31)が、無所属の元議員、平岡秀夫元法相(69)との一騎打ちを制し、初当選を確実にした。

選挙前、信千世氏は「安泰」とされたが、世襲批判で想定外の苦戦を強いられた。華麗な家系図をHPに公開(その後削除)したり、国会近くのホテルで新人候補ながらパーティーを開くなどの行為が世襲批判に拍車をかけ、一時は平岡氏リードの情勢調査も出た。焦った自民党は幹部や大臣を応援に派遣。伯母の安倍昭恵さんも応援に入るなど、手厚い支援を続けた。当選確実を受けて「有権者の気持ちに寄り添った政治をやっていきたい」などと話した信千世氏は、世襲批判について「さまざまな意見を真摯(しんし)に受け止めて、これからの活動の糧にしていきたい」などと答えていた。

平岡氏は一定の支持を得たが、「岸ブランド」を崩すことはできなかった。

597OS5:2023/04/25(火) 07:39:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc4f131520b21102775c363ff45885db207828ca
「勝った気がしない」「中身が悪い」衆参5補選で自民4勝も岸田首相の表情硬く
4/24(月) 11:47配信
23日に行われた衆議院と参議院の5つの補欠選挙で、自民党は4勝しました。選挙結果を受け、岸田首相は衆議院の解散総選挙を行う考えがあるかを問われ「考えていない」と述べました。

4勝と勝ち越したにもかかわらず、24日朝の岸田首相の表情は硬いものでした。接戦の選挙区が多かったことなどが理由で、ある政府関係者は「官邸に高揚感はない。勝った気がしない」と話しています。

岸田首相「(重要課題を)しっかりとやり抜けという叱咤(しった)激励を頂いたものであると受け止めています。今、解散総選挙については考えておりません」

高揚感がない理由について、ある自民党3役経験者は「結果はよかったが、中身が悪い」と話しています。自民党内では、5月の広島サミットの後に岸田首相が解散総選挙に踏み切るのではという声が出ていましたが、ある岸田首相側近が「こんな接戦が多いと、すぐに解散を打つのは厳しい」とブレーキを踏む声が多く出ています。

一方の野党は、明暗が分かれています。和歌山で勝利した日本維新の会は、統一地方選でも勢力を拡大し「維新の独り勝ち」との声が出ています。

これとは対照的に、立憲民主党は千葉でも敗北するなど全敗しました。

立憲民主党・大串選対委員長「それぞれ大変、いい戦いをしてくれたと思いますが、勝利に至らず、大変残念ではありました」

ある立憲幹部は「党内政局だ」と、泉代表の責任論に発展するという見方を示していますが、泉代表は続投する考えです。

執行部を代えるにせよ、続けるにせよ、今のままでは対自民だけでなく、対維新という点でも埋没する状況で、体制をどれだけ早く立て直せるかの戦略が問われています。

598OS5:2023/04/25(火) 07:47:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/8edb44ad3e9644df35e3e327a85d9df2391bfd22
〈補選惨敗でどーする立憲民主党〉“最後の切り札”投入はあるのか? 内部では早期解散なら「維新に飲み込まれるぞ」の声も
4/25(火) 7:01配信



「立憲は眼中にない」
集英社オンライン

4月23日に投開票された衆参5補選。千葉5区や参院大分選挙区では当選確実が日をまたぐほどの接戦が繰り広げられたが、ふたを開けてみるとどちらも自民党が制する結果に。

立憲”最後の切り札”の投入はあるのか?

対する立憲民主党は全敗となり、大きく明暗が分かれた。日本維新の会が和歌山1区で議席を獲得して躍進するなか、立憲の存在感低下は危機的状況になっている。早期の解散総選挙も想定され、体制の立て直しが急務となるが、内部からは「打つ手がない」という声が漏れるなど、その憂いは深い。

「自民党の議席を増やすことができた。重要政策課題について『しっかりとやり抜け』という叱咤激励をいただいたと受け止めている。政治を力強く進めていきたい」

岸田文雄首相は24日、首相官邸で記者団に衆参5補選の結果についての受け止めを聞かれ、一語一語を噛みしめるように答えた。補選を巡っては、与野党で接戦となっているという事前の情勢調査が相次ぐなど、自民が野党に対して負け越すかもしれないという観測もあったが、結果的には自民が千葉5区と山口2区、4区、参院大分選挙区をおさえ、議席を1増やす結果となった。

自民党内からは「議席減になるかもしれないと覚悟していたが、まさかの議席増となった。ギリギリの票差のところもあったとはいえ、この結果は大きい」と安堵する声があがっている。

こうした中、改めて浮上しているのが6月の国会会期末前後の早期解散論だ。

岸田首相は先ほどの官邸での受け止めで、続けて「いま解散総選挙については考えていない」と述べたが、一方で全国紙の政治部記者は語る。

「今、自民党が気にしているのは5補選で唯一議席を奪ってきた維新の存在だ。勢いづく維新が衆院選に向けて全国で候補者を立てきる前に解散すべきという声は多い」

維新は統一地方選の前半戦で行われた奈良県知事選で公認候補を当選させ、補選では和歌山1区で議席を獲得。地方議員数も馬場伸幸代表が目標に掲げた「600人以上」を達成し、大阪から全国へと足場を広げている。

解散時期の判断は維新の動向をどう見極めるかにかかっており、逆に立憲については「眼中にない」(前出の政治部記者)という。

対する立憲からは、補選で全敗したことについて「党の地力が完全に弱くなっている」と落胆する声が聞かれる。

立憲のスタンスは「古い」と捉えられている
例えば、約5000票差で敗れた千葉5区補選。報道各社は自民が制したことについて「野党候補の乱立で、政権批判票が分散したことも有利に働いた」(読売新聞4月24日朝刊)などとしているが、永田町では違った分析結果も出ている。

独自取材で入手した、自民党が4月に実施した情勢調査によれば、自民の英利アルフィヤ候補は自民支持層の6割強までしか浸透せず、11.1%が立憲、9.6%が国民民主、4.6%が維新の候補者に投票すると答えた。

これは、英利候補が生まれた時に中国籍であったことや、海外の滞在歴が長かったことから、一部の自民党支持層が敬遠して野党候補に流れたためだと見られているが、では、野党で候補者を一本化していたら、国民民主や維新に流れた票が立憲に全て乗っかったかというと、非常に怪しい。

599OS5:2023/04/25(火) 07:47:48
その場合は自民候補の支持に一定数が残ったのではないかとも言われている。

維新も国民民主も候補者を立てて選択肢が増えたからこそ、英利候補から自民支持層の離反が進んだという見方もでき、野党乱立は必ずしも自民に有利に働いたとは言えないだろう。

一方で注目されるのは、この調査では18〜29歳、30代の約3割が英利候補に投票すると答えるなど、若年層の自民への支持が一定数広がったことである。逆に立憲の矢崎堅太郎候補に投票すると答えた割合が一番多かった年代は60代以上だった。

立憲幹部はこの調査結果を見て、こう分析する。

「立憲は政権と対峙しているイメージが強いが、若い人たちは全共闘世代などとは違い、『反権力』と言われてもピンとこなくなっている。それよりも『私たちに何をしてくれるのか』ということへの関心が強く、今の立憲のスタンスは古いと見られているのだろう」

実際に矢崎陣営からは「辞職した薗浦健太郎議員の『政治とカネ』の問題を前面に押し出して戦ったが、もっと子育て支援などの政策についても主張するべきだった」との反省もあがった。

また、50代男性で県議経験が長い矢崎候補よりも、30代女性で若々しい英利候補のほうが若年層に受けが良かったという側面もあるだろう。

候補者を年齢や性別、見た目だけで判断するのはよくないが、立憲内からも「自民と立憲で候補者が逆だったら勝てただろう」「候補者が若返らないと、支持層も若返らない」という声が聞かれたのも事実だ。
党と候補者、どちらも刷新しなければ未来はない
実は千葉5区補選で立憲は、市川市長選に出馬した守屋貴子県議を擁立し、浦安市を地盤としてきた矢崎氏を応援に回すという案も検討されていた。

立憲の千葉県連幹部は「守屋氏のほうが自民党の強い市川市から票をもっと取って、勝ちきれたかもしれない」と語ったが、後悔先に立たずの結果となった。

議員経験が豊かな男性候補が、議員経験のない女性候補に敗れるという状況は、社民党党首まで務めた吉田忠智候補が、初めて国政に挑戦した銀座のママ、白坂亜紀候補に敗れたこととも重なる。

千葉とは違い、地盤も看板もあった大分で吉田氏が敗れたことは、僅差とは言え「勝たなければならないところで負けた」と党内のショックは大きい。

立憲は党と候補者のイメージの双方を刷新することが求められている。こうした中、最後の切り札として名前が挙がっているのが野田佳彦元首相だ。

名だが、立憲関係者によると、その評判もあり、2022年参院選では各地から泉健太代表よりも応援演説依頼が殺到したという。

ただ、野田氏周辺は「党内のリベラル勢力を納得させて、党の方向性を一気に変えるほどの力がもう立憲には残っていない。野田氏の再登板には民主党政権で増税を主導したことへの反発も出てくるだろう」として、現実味は薄いと主張する。

そもそも、岡田克也幹事長は補選の大勢判明直後の記者会見で「代表が責任を取るという話ではない」と代表辞任を即座に否定し、泉代表も24日に「党運営の責任を果たしていきたい」と述べ、続投する意向を示している。

しかし、このままの状態で衆院選を迎えれば「立憲の看板では戦えないと、割れて維新に行く勢力も党内から出てくるのではないか」(党関係者)という懸念も広がる。

衆参5補選の結果を受けて、党をどのように立て直し、来るべき衆院選に備えるか。答えは見えないまま、解散の風音は日に日に強くなっている。

取材・文/宮原健太
集英社オンライン編集部ニュース班

600OS5:2023/04/25(火) 07:48:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c71f4d190351d89a9ffd6b4c8b6ce0ce277f06d
自民の敗因は世襲「親ガチャ」との指摘 「岸田でも百合子でも効き目なし」 保守王国・和歌山で維新が勝利〈dot.〉
4/25(火) 7:30配信


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AERA dot.
岸田首相の応援もむなしく……

 今年春の政治日程の最大の山場、衆参5つの補欠選挙が終わった。結果は自民党が4勝1敗と勝ち越し、岸田文雄首相はメンツを保った。当初、危ぶまれた参院大分、衆院千葉5区でも立憲民主党の候補に競り勝った。だが、統一地方選で猛威をふるう維新に、和歌山1区では敗北。手放しで喜べる状況ではなく、岸田首相も4月24日、「(国民から)叱咤激励いただいた」と渋い表情で語った。

【写真】東京から「女帝」も応援に駆けつけた

「和歌山1区はこちらが3期衆院議員を務めた候補。統一地方選前半の和歌山県議選では、公認と推薦の自民候補を全員当選させた。一方の維新は昨年夏の市議補選に当選したばかりの候補。格からも、だれが見ても負けるわけがないと思っていた。時代の移り変わりを認識して次に対策を立てないと、維新にやられてしまう」

 自民党幹部が苦々しげに語った。

 和歌山1区で自民党は、衆院議員を3期務めた門博文氏(57)を擁立した。門氏の父・三佐博氏は元ベテラン県議で、県議会議長も務めた人物。地元には顕彰碑が建立されるほどの「大物」だ。対する日本維新の会は昨年8月の和歌山市議補選で初当選したばかりの林佑美氏(41)を擁立した。政治家としての経験では圧倒的な差があるが、結果は林氏が6千票以上の差をつけて勝利した。

 統一地方選前半戦では、維新の本拠地、大阪府知事、大阪市長のダブル選に加えて奈良県知事まで維新にとられてしまった自民党。巻き返しを見せるためには和歌山1区の勝利が絶対必要で、自民党は和歌山1区の戦いに総力を挙げていた。

 選挙戦初日から、門氏の応援のため党本部から森山裕・選対委員長が和歌山入りし、出陣式には二階俊博・元幹事長、世耕弘成・参院幹事長、石田真敏・元総務相、鶴保庸介・元沖縄北方相という重厚な布陣が顔をそろえ、1千人以上が集まった。

 選挙中は、茂木敏充・幹事長、萩生田光一・政調会長ら党幹部がこぞって応援に入った。門氏の事務所は、党幹部の「ため書き」と団体の「推薦状」ですべての壁が埋め尽くされた。

 4月15日には、応援に駆け付けた岸田首相に、和歌山市の雑賀崎漁港で爆発物が投げつけられる事件があった。ぎりぎりのところで難を逃れた岸田首相は選挙戦最終日にも反対を押し切り和歌山入り。2500人の聴衆が和歌山城前に集まり、車が大渋滞するほどだった。

 同じ最終日には小池百合子・東京都知事も門氏の応援にサプライズ登場。事前に大きな告知がなかったにもかかわらず、1500人がJR和歌山駅前に集まり、「小池劇場」パワーを見せつけた。

「岸田首相と小池知事と言えば、日本で最も注目される政治家2人だ。岸田首相を狙った爆弾事件では、自民党に風が吹くと思っていた。小池知事は自民党をバッサリ切って、都民ファーストの会を設立して出て行った人。そんな人にまで二階先生が頭を下げた。そこまで力を入れても維新に勝てないとは……」(自民党幹部)

601OS5:2023/04/25(火) 07:49:14
 情勢調査や期日前出口調査では、門氏の厳しい情勢が伝わっていた。そのためか、こんなこともあった。

 岸田首相が選挙戦最終日に和歌山入りした時、爆発物を投げた木村隆二容疑者(24)の身柄確保に協力した漁師らと懇談する機会があった。岸田首相は、

「私が今日、この場に立てるのは身を挺して危険を顧みずに犯人確保をしていただいた皆さんのおかげだ」

 と賛辞を述べた。公開の取材はここまでで終わり、あとは非公開の懇談が行われた。

 AERA dot.が入手した座席表によると、この懇談に参加したのは身柄確保に協力した漁師だけでなく、2列のテーブルに雑賀崎漁港の漁協幹部、地元自治会役員など全員で14人が顔を並べた。参加者の一人は、

「報道陣が出てから、なんとか門氏の支援をお願いしたいというような話が出ましたね。門氏の形勢が悪いこともたいていわかっていた。お礼半分、選挙半分ですかね」

 と苦笑しながら話した。

 対する維新。林氏の出陣式では馬場伸幸代表が気勢をあげたが、見守った支援者は約30人だけ。岸田首相への襲撃事件があった4月15日の夕方、大阪府の吉村洋文知事が南海和歌山駅前でマイクを握り、奈良県知事選で維新から当選したばかりの山下真氏も姿を見せたが、雨模様ということもあってか、聴衆は200人を切るほど。集会に集まる人数は自民に到底及ばなかったが、結果は林氏の勝利だった。
 吉村知事は自民党の選挙手法について、

「そんな古い政治は終わり、維新で新しい政治を和歌山に」

 と言い、馬場代表は選挙戦中、

「アリが象を相手に戦っている」

 と繰り返した。林氏の当選が決まったあとの勝利会見では

「アリが一致団結すれば象も倒せる」

 と胸を張った。

 維新の勢いをみて、自民党内部からも反省の声が漏れる。

「この補選でもう一つ、世襲、後継指名という問題が突きつけられた」

 と話すのは安倍派の国会議員だ。

 衆院山口2区は、岸信夫元防衛相の息子、叔父が安倍晋三元首相という岸信千世氏(31)が無所属で元法相の平岡秀夫氏(69)を破った。山口4区は安倍元首相の後継指名を受けた吉田真次氏(38)が、立憲民主党の有田芳生氏(71)を下した。だが、それでも結果に満足できないとこの議員は言う。

「山口2区、4区とも岸元防衛相、安倍元首相は、10万票ぐらいとって圧勝して当然の選挙をやってきた。それが、今回、吉田氏は5万票、岸氏は6万票しかとれなかった。維新に票が流れているのは、自民党の世襲や後継指名に大きな批判、不満があるからではないか。選挙前、岸氏がホームページに『家系図』を掲載して、安倍元首相ら大物政治家の一族をアピールして大失敗した。投票率が下がっているのは、昔ながらの政治に嫌気がさしているからだろう。その問題を払拭していかないと次の総選挙では維新にやられてしまう」(前出・安倍派の国会議員)

 自民党元職員で政務調査会を長く担当した田村重信氏はこう分析する。

「今回の補選は投票率が低かったため、組織票に強い自民党が救われ4勝できた。でも2年前の衆院選では、石原伸晃氏ら2世の大物議員が小選挙区で落選した。選挙結果からみて、世襲候補が問題ということがよくわかる。『親ガチャ』で選挙は安泰、楽勝という批判だ。維新がうまくその受け皿になっている。選挙が楽だからと安易に世襲や後継指名で候補者を決めてはいけない。親ガチャへの警鐘だと岸田首相は認識すべきです」

(AERA dot.編集部 今西憲之)

602OS5:2023/04/25(火) 07:53:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f800454a6067e3c1645907f91e0245da31b20d6
首相解散判断に不安材料も 自民5補選勝ち越し 立民動揺、維新勢い
4/25(火) 7:10配信
 23日投開票の衆参5補欠選挙は、自民党が4勝1敗で勝ち越し、岸田文雄首相(党総裁)が政権運営に一定の評価を得る結果となった。

 ただ、日本維新の会に和歌山県で初の国政議席確保を許すなど、与党側の不安要素も浮き彫りになった。衆院議員任期の折り返し点が10月に迫る中、衆院解散を巡る首相の判断に注目が集まる。

 首相は24日、補選を受けて「重要政策課題をしっかりとやり抜けという叱咤(しった)激励と受け止めている。政治を力強く進めたい」と首相官邸で記者団に表明。解散については「今、考えていない」と語った。

 自民党内では投開票前、自民党の議席だった衆院千葉5区、山口2区、同4区を維持できれば「及第点」(関係者)との見方が強かった。結果はこれらに加え、参院大分選挙区で野党側から議席を奪取した。

 ただ、党内からは「勝負に勝って内容で負けた」(幹部)との声が上がる。首相が応援に2回入った衆院和歌山1区で維新に競り負け、野党が乱立した千葉5区や保守王国の山口2区で苦戦を強いられたためだ。森山裕選対委員長は記者団に「衆院選に向け教訓を残した」と危機感をあらわにし、菅義偉前首相は「大接戦が数多くあった」と指摘した。

 党内には投開票前に「4勝1敗以上なら今国会中の解散もあり得る」(関係者)との声もあった。しかし、ベテラン議員は「調子に乗れるような結果ではない」と分析。岸田派若手は「勢いで解散に踏み切れる勝ち方ではない」と語った。

 公明党は「勝ち越しは公明党の力だ」(党関係者)とみて、衆院小選挙区の「10増10減」に絡んだ候補者調整などで自民党に譲歩を迫る構え。山口那津男代表は記者会見で「大混戦を僅差で制したのは選挙協力のたまものだ」と強調した。

 3選挙区で全敗した立憲民主党には動揺が広がる。大串博志選対委員長は記者団に、千葉5区の接戦などを念頭に「政権批判票の受け皿にはなり得た」と語ったが、党内には党執行部の責任を問う声もくすぶる。

 維新は奈良県知事選の勝利に続き、大阪府と兵庫県以外で初となる衆院小選挙区議席を和歌山1区で確保し、全国政党化の足場を築いたと勢いづく。馬場伸幸代表は会見で、次期衆院選で野党第1党を目指すと強調し、立民との選挙協力は「絶対にあり得ない」と明言した。

 議席を得られなかった共産党の小池晃書記局長は会見で「選挙結果は政権批判の強さを示した。(野党)共闘再構築に力を尽くしたい」と述べた。

603OS5:2023/04/25(火) 07:55:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/be1129470f2e3148d92e41844719065933857a7a
世襲批判、組織力で逃げ切る 衆院山口2区補選 岸信千世氏、父の議席守る
4/25(火) 6:32配信
中国新聞デジタル
岩国市内での街頭演説で林外相㊨の応援を受ける岸氏(22日)

 23日投開票された衆院山口2区の補欠選挙は接戦となり、自民党新人の岸信千世氏(31)が、野党系の無所属元職平岡秀夫氏(69)との一騎打ちを制して初当選した。父の信夫氏(64)を継ぐ「世襲」への批判も影響し、得票率で5ポイント差にまで詰め寄られたが、自民党の組織力で逃げ切った。

【グラフ】出口調査「政治家の世襲についてどう考える?」

 「お父さん、ひいおじいちゃんのような立派な政治家に育てていこうじゃありませんか。それがこの選挙です」。選挙戦最終日の22日、岸氏が山口県岩国市内で開いた街頭演説。応援に駆け付けた林芳正外相(山口3区)が、岸氏の曽祖父の岸信介元首相を引き合いに出して声を張り上げると、支持者から拍手が沸いた。

 林氏の岩国入りは、情勢調査で「接戦」が伝えられ急きょ決まった。自民党の森山裕選対委員長が19日、林氏に電話で応援を頼んだ。森山氏は17日には岩国市の岸氏の事務所を訪問。選挙区で最も有権者が多い同市で激戦になっていると、地元の県議や市議にげきを飛ばした。

 岸氏は逆風からのスタートだった。立候補表明した2月、伯父の安倍晋三氏ら首相経験者たち親族の名前を連ねた家系図を自身のホームページに載せると、「政治を私物化している」などと批判が渦巻いた。家系図の掲載を取りやめ、告示前から世襲批判の防戦に追われるようになった。

 選挙戦に入ると、安倍氏を支えた菅義偉前首相や自民党の茂木敏充幹事長、安倍派の国会議員たちが「立派な後継」「自民党としての戦いだ」とマイクを握った。岸氏も「父と伯父の背中を見て育った」と繰り返した。

 対する平岡氏。米軍岩国基地(岩国市)を巡る安全保障や脱原発のエネルギー政策を中心に訴えていたが、選挙戦後半から政治家の世襲批判を強めた。「今の日本に必要なのは、家系図ではなく未来図ではないですか」。告示まで1カ月を切った3月20日に立候補を表明し、約8年ぶりの選挙戦。だが、比例復活を含め5回当選し、民主党政権で法相を務めた知名度もあり、猛烈に追い上げた。

 中国新聞が投開票日に実施した出口調査では、自民党支持層のうち2割近くが平岡氏に投票し、無党派層の6割が平岡氏を選んだ。ある自民党系の岩国市議は「自分の選挙並みに歩いた。父信夫さんの時代にこんなに動いた記憶はない。岩国市の投票率が上がれば危なかった」と振り返った。

中国新聞社

604OS5:2023/04/25(火) 07:55:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4655b3fcf143e89462731478196ba84da533a60
銃撃後の「岸田首相」の心境と解散総選挙をめぐる思惑
4/25(火) 6:00配信


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デイリー新潮
時の宰相の来訪はウェルカム
襲撃を受けた心境とは?

 和歌山市で4月15日、岸田文雄首相の選挙演説会場に爆発物が投げ込まれた事件について、「被害者」である首相本人はどう感じているのか。その胸のうちと、NHKも含め各メディアがこぞって取り沙汰し始めた解散総選挙をめぐる思惑についてレポートする。

【写真】単独訪米した岸田裕子・首相夫人 後援会長に恥ずかしそうに語った“予行練習の中身”は

「演説会場の漁港は、人口がさほど多いわけではなく、さすがに見ず知らずの人がいたら目立つような場所なので、その意味では警察の警備の不徹底が指摘される一因となりました。岸田首相も狙われたことについては“嫌な気持ち”を抱いているとのことです」

 と、政治部デスク。一歩間違えれば命を失っていたのだから当然だろう。

「とはいえ、その後も淡々と選挙戦を継続しましたね。まさに“心を落ち着けて”と言い聞かせるようにして戦ったと聞いています」(同)

 そもそも、迎える側としても時の首相の来訪はウェルカムでしかないという。

「いくら人気がない人でもありがたいんですよね。士気があがるということとは別に、かつては首相や自民党幹部らがポケットマネーを手に訪れ、陣中見舞いとしてカネを渡す慣例もあったようで、それはやる気になりますよね(笑)」(同)

野党が手を出せない
 今回の衆参5つの補欠選挙で4勝1敗だったことについては、どう見るべきか。

「本来なら5つとれましたしとるべきでした。まぁ結果は結果ですが。いみじくも襲撃を受けた現場の選挙区・和歌山だけは厳しいかもしれないと伝えられており、その通りになってしまいました。自民党候補の過去の醜聞が尾を引いたなどと敗因が分析されていますが、それは戦う前からわかっていたことではありますよね」(同)

 今回の選挙前から岸田内閣の支持率は回復基調にあった。

「低迷に苦しんでいたことが嘘のように、ポイントを重ねてきました。主に外交で、12年ぶりの韓国大統領の来日を実現させ、インド訪問、その後のウクライナ電撃訪問と続きました。野党が手を出せない分野でうまくコトを進めることで、自民党の支持率にも安定感が見られますね」(同)

 岸田首相には、来年秋に予定される自民党総裁選を無風もしくは選挙なしでやり過ごすことで、長期政権としたい思惑があるとされる。

605OS5:2023/04/25(火) 07:56:01
首相の高揚感
「そのためには、総裁選前に1度、解散総選挙をし、国民の信任を受けたという形を作っておかなければならないというのが永田町の共通認識です。直近のタイミングとして、5月のG7広島サミットを経た後、今国会の会期末(6月21日)の前に解散するというものがあります。外交での成功を重ねた首相の高揚感は並々ならぬものがあるとされ、それを理由に解散の可能性に言及する人もいますね」(同)

 ただ、これについては、異論も少なくない。

「そのタイミングで解散を打つとなると、岸田政権になって1年8ヶ月で3度の国政選挙ということになり、いくら何でもやりすぎだということになってしまいかねません。まぁ2021年の衆院選と22年の参院選は既定路線だったわけですが、それでもそこまで国民の信を問うほどのテーマがあるのかと言うと甚だ疑問ではありますね」(同)

 さらに言えば、仮にそのタイミングで解散となっても来年秋の総裁選を無風にできる確証はどこにもないという。

総裁選を無風にしたいという狙い
「それこそ総裁選まで1年ちょっとあるわけで、それだけの時間があれば永田町で何が起こるかわかりませんよ。菅義偉前首相に総裁選で敗れて“もう終わった”と見られていた岸田首相がわずか1年で不死鳥のように蘇ったわけですからね」(同)

 結局のところ、総裁選を無風にしたいという狙いを前提にすれば、

「年が明けて通常国会の冒頭、もしくは来年の通常国会の会期末前の解散というのはリアリティがあるのではないでしょうか。この間、野党の伸長を抑え、うまく柱になる話題を提供することで内閣支持率をコントロールできるか否かというところでしょうね」(同)

 維新はともかく立憲民主の体たらくが今後も続き、岸田内閣に目立った失策がなければ長期政権の道が拓かれるということになりそうだ。

デイリー新潮編集部

606OS5:2023/04/25(火) 19:59:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/7517e1cc4aba1c1350e76c8a0956f710fc4b8f31
次期衆院選で選挙区1減の山口県…自民党の公認、林芳正外相と安倍元首相の後継で競合か
4/25(火) 16:46配信
 安倍晋三・元首相の死去と、実弟の岸信夫・前防衛相の議員辞職に伴う衆院山口4区と2区のダブル補欠選挙は後継2新人が勝利し、引き続き全4区を自民党が独占することになった。解散総選挙の時期が焦点となる中、喫緊の課題は、次期衆院選から1減となる小選挙区の党内候補者調整だ。有力な政治一族がひしめく「保守王国」の公認争いが、早くも動き出している。

安倍昭恵さんらから万歳で祝福される吉田真次さん

安倍氏並みの得票ならず
 「目標に達しなかったからどうだというのは、あまり考えていない」。24日午前、山口4区で初当選した吉田真次氏(38)は、安倍氏の遺影が掲げられた山口県下関市の事務所で報道陣に語った。事務所にはこの日も、二人三脚で選挙戦をたたかった安倍氏の妻、昭恵さん(60)の姿があった。

読売新聞

 選挙中、昭恵さんが繰り返し訴えたのが「圧倒的な勝利」だった。次期衆院選では、県内最大の都市で安倍氏と吉田氏の地盤でもある下関市を含む4区は「新3区」に再編される。4人から3人に絞られる公認争いで、まず焦点となる選挙区で、同市出身の林芳正外相(現3区)との競合が予想される。吉田陣営は候補者調整を有利に運ぶために、安倍氏が前回戦で獲得した8万票を目標としていた。

 しかし、吉田氏の得票は約5万2000票。目標には達しなかったが、4区の投票率は前回を14ポイント近く下回り、得票率でみると約6ポイント低いだけだった。当選後、報道陣に「新3区から立候補してほしいか」と問われた伊藤昭男・安倍後援会長(87)はきっぱりと「それはそうですよ」と答えた。

「首相に」待望論
 動向が注目される林外相は選挙戦最終日の22日、応援のため山口入りした。向かったのは、「接戦」が伝えられていた岸氏の長男で岸信千世氏(31)が立った山口2区。自民党の応援弁士は今回、両選挙区を「はしご」してマイクを握ることが多かったが、林外相は吉田氏陣営の演説に立つことはなかった。

 林家と安倍家には因縁がある。中選挙区時代は安倍氏と林氏の父親同士が議席を争い、小選挙区移行後のすみ分けで林氏は参院に回った。「林派」の地方議員からは「本来の地元から首相に押し上げたい」との待望論が日増しに高まる。

 ダブル補選が終わり、林派は動きを本格化させる構えだ。ある林派議員は「林外相にはこれから下関市をはじめ新3区をがんがん回ってもらう」と息巻く。

党本部から要請
 補選では、今後の候補者調整を担う自民党県連の対応も対照的だった。党支部に相談なく昭恵さんや安倍後援会幹部が吉田氏を擁立した4区で県連が積極的に支援することはなかった。一方で、2区は柳居俊学・県議会議長を中心に自民党県議らが全面的に支えた。

 2区は信千世氏の曽祖父である岸信介・元首相からの地盤で、区割り変更後の「新2区」に引き継がれる。信千世氏は無所属元議員の平岡秀夫氏(69)に約5700票差に迫られたが、地盤は揺るがないとの見方が強い。当選直後、信千世氏は「曽祖父の時代からお世話になり、思いは強い」と意欲をにじませた。

 新2区には、1区現職の高村正大・前財務政務官の地盤も含まれる。23日夜、信千世氏が万歳する会場に姿を見せた高村氏は「ライバルになる、ならないではない。自民党として国政にどう責任を持っていくかが一番」と語るにとどめた。

 自民党県連の友田有・幹事長は24日、山口市で開いた記者会見で、次期衆院選に向けた候補者調整について「党本部からも早く決めてほしいとの要請がある」と明らかにした。一方で、6月の県連大会までの決定が可能かを問われ、険しい表情でこう語った。「そう簡単ではなく、急いでしこりを残してもいけない。丁寧に調整を進めたい」

607OS5:2023/04/25(火) 23:47:25
https://www.asahi.com/articles/ASR4S6Q8DR4SUTFK00N.html
「急いで解散して何のメリットが」 薄氷の4勝、首相が描く解散戦略
有料記事衆参補欠選挙2023自民

西村圭史 藤原慎一2023年4月25日 5時00分
 衆参五つの補欠選挙で、自民党は4勝したものの、祝勝ムードとはほど遠い。思わぬ苦戦にむしろ危機感も広がり、衆院解散・総選挙の時期は不透明感を増した。

 「叱咤(しった)激励をいただいたと受け止めている」。補選から一夜明けた24日朝、岸田文雄首相は記者団の取材にこう語った。表情は硬いまま。その心中を首相周辺は「4勝といえども、薄氷を渡るような勝利だったからだ」と言う。

 政権の中間評価とされた今回の補選で、首相は強行日程で接戦の千葉、和歌山、大分にそれぞれ2回ずつ入った。15日には演説前に爆発物を投げ込まれる事件が起きたが、遊説日程を縮小しなかった。

 しかし、選挙期間中、情勢は思うように好転しなかった。「選挙区特有の事情が大きい。国政には直結しない」。官邸内からは、敗北も予想してか予防線を張るような声も出た。

 それだけに首相は4勝に安堵…

608名無しさん:2023/04/26(水) 18:54:51
自民党 大阪9 10 14 18で公募

原田と神谷は年齢的に引退、大隈と長尾は撤退か。

609OS5:2023/04/27(木) 21:04:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/9518979e646f397a6ea327572beb6609faa5f63e
公明、衆院全選挙区擁立方針の維新の動向にピリピリ
4/27(木) 19:56配信
公明党が、統一地方選と衆参5補欠選挙で勢力を拡大した日本維新の会の動向に神経をとがらせている。維新が関西で公明との協力関係を見直し、次期衆院選で原則全ての選挙区に候補者を立てる方針を打ち出したためだ。関西は公明の衆院選挙区選出議員の3分の2が集中しているが、維新と全面対決になれば当選は簡単ではない。結果によっては党勢全体に深刻な影響が及びかねない。

「自民党、与党を強く批判して、従来と異なる政治スタイルを強く打ち出したことが結果につながっている。維新のブランドイメージに票が集まった」

公明の山口那津男代表は統一選と衆参補選の投開票から一夜明けた24日、党本部で記者会見し、維新の勢いを分析した。

一連の選挙で維新は「飛ぶ鳥を落とす勢い」(野党幹部)を見せた。地域政党「大阪維新の会」が大阪府知事・大阪市長選を制し、奈良では日本維新の会の公認候補が大阪以外の知事選で初めて当選。維新の地方議員と首長の合計は目標の600人以上を上回る774人に達した。さらに衆院和歌山1区補選でも維新の新人が勝利した。

維新と公明はこれまで特殊な関係を結んできた。公明は衆院選挙区で当選した現職9人中、大阪府と兵庫県の選出議員が6人を占めるが、維新は看板政策の「大阪都構想」への協力を得るため、この6選挙区で独自候補の擁立を見送ってきた。

ただ、2度の住民投票で否決されたことを受け、維新は都構想を封印。大阪府・大阪市両議会の双方で維新が過半数を確保したこともあり、公明側は、維新が両議会の運営などで「われわれに配慮する理由はなくなった」(関係者)と見ている。実際、維新幹部は統一選の結果を踏まえ、大阪・兵庫の6選挙区について「(維新候補を)立てざるを得ない」と話す。

公明が支持母体の創価学会の組織力を背景に選挙で強さを誇ってきた関西は維新の牙城であり、定数1を争う選挙区の選挙は、厳しい戦いになるのは確実で総崩れになる可能性すらある。公明はまずは維新の出方を見る構えだが、「なんとかしないといけないという危機感」(関係者)が広がっている。(大島悠亮)

610OS5:2023/04/28(金) 17:37:49
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1512569557/2945
瀬川光之県議はスルーなんですね

旧3区谷川弥一(81)は比例転出予定 (そのまま引退?)
北村誠吾は76歳だからさすがに谷川が何か言うことはないか?

https://news.yahoo.co.jp/articles/d81a8b250a02d80f05f5bac6aa7704022f9860c8
長崎4区選出の北村誠吾衆議院議員が次期衆院選出馬見送り…山下県議が出馬に意欲
4/28(金) 16:46配信


長崎4区選出の自民党の北村誠吾衆議院議員が次期衆議院議員選挙への立候補を見送ることを決め、28日付けで、自民党の岸田総裁あての上申書を提出しました。

次期衆議院議員選挙では、長崎県内の選挙区は3つとなります。

北村議員は、新3区選挙区支部長について山下博史県議会議員が最適任とし、自民党の茂木幹事長や森山選対委員長などに報告したとしています。

事実上の「後継指名」を受けた山下県議は、KTNの取材に対して「ありがたい話。前向きに考えたい」と出馬に意欲を示しています。

山下県議は近く後援会関係者の会合を開き、正式に出馬を表明する考えです。

テレビ長崎

611OS5:2023/04/28(金) 17:41:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/3635ab0988d544e27bbb9930b8ff82d8edcda130
維新、野党第1党へ本腰…次期衆院選は立民と選挙協力決別か「より多くの候補者出す」
4/27(木) 8:00配信
 日本維新の会が、野党第1党の奪取に本腰を入れ始めた。次期衆院選での戦いを見据え、国会で「共闘」する立憲民主党と選挙協力の面では決別する構えをみせている。与党に対しても圧力を強めていく方針だ。

(写真:読売新聞)

 「今の野党第1党より多くの議席を獲得する。候補者はそれより多く出す」

 維新の藤田幹事長は26日の記者会見で、次期衆院選で現在野党第1党の立民より多くの候補者を出す考えを示した。

 維新は2021年の前回衆院選で96人を擁立し、41人が当選したものの、候補者、当選者のいずれも立民の半分以下にとどまった。立民が旧国民民主党と合流する前の17年衆院選では、候補者は立民の79人に対して維新は52人だった。

 先の統一地方選では「落選覚悟」で各地に積極擁立した結果、票を掘り起こして議席の大幅増につなげた。その勢いを駆って次期衆院選でも候補者を大幅に増やす方針だ。

 立民が反自民票をまとめる「野党共闘」を基本方針とするのに対し、維新は自民票の一部も取り込む戦略を描く。このため、維新幹部は「左派色の強い立民と近づけば保守票が逃げる」とみている。

 自民、公明両党とも対決姿勢を強める構えだ。次期衆院選では、関西を中心に自民の議席奪取を目指す。大阪市政での連携のために国政選でも一定の協力関係を築いてきた公明に対しても、公明現職のいる大阪、兵庫両府県の計6選挙区への擁立をちらつかせ、けん制している。

 ただ、維新が警戒するのが、候補者擁立が追いつかない状況下での衆院解散だ。藤田氏は早期解散の場合は公明選挙区に「問答無用で立てる」と強調しており、維新幹部は「協力を続けてほしいなら解散を急がないように首相に働きかけろというメッセージだ」と語る。

国民 接近図る 「非自民」受け皿
 国民民主党は、日本維新の会への接近を図っている。保守寄りの政策を掲げる「非自民」の受け皿として、次期衆院選での選挙協力を狙っているためだ。

 国民の玉木代表は25日の記者会見で、立憲民主党との選挙協力を否定する一方、維新については「最も近い政党だ」と述べ、秋波を送った。国民と維新は、憲法改正や安全保障・エネルギー政策で立場が近く、今国会でも憲法改正の条文案作りなどで連携している。

 一方、維新の藤田幹事長は26日の記者会見で、「選挙協力と国会での協力は次元が違う」と述べ、慎重な姿勢を示した。ただ、次期衆院選を巡り、京都選出の国民の前原誠司代表代行への対抗馬擁立について、維新幹部は「前原氏とは丁寧にやりたい」と述べ、見送りも示唆している。昨年の参院選では、京都選挙区から出馬した維新候補を国民が推薦した経緯がある。

 国民を巡っては自民、公明両党との連立構想もくすぶっており、自民、維新、国民の間で駆け引きが活発化するとの見方もある。

612OS5:2023/04/28(金) 17:54:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/519d1098652023442eb5cc4cd36126daf436c110
衆院解散、岸田首相の判断焦点 自民好結果受け 維新、全国政党化へ弾み〔深層探訪〕
4/26(水) 7:00配信
 岸田政権の中間評価を示す衆参5補欠選挙は23日、統一地方選後半戦と合わせて投開票された。昨年7月の参院選以来の国政選挙で、自民党は選挙前の3議席を上回る4議席を確保。早期の衆院解散が取り沙汰される中、岸田文雄首相の判断が焦点になる。日本維新の会は和歌山県で国政初の議席を得て、全国政党化への弾みとなった。

 ◇少子化対策前面
 「3勝を超え、4勝までいったのは非常に大きい」。自民党の茂木敏充幹事長は24日未明、党本部で記者団にこう胸を張った。

 今回の補選は2002年秋の7補選以来の規模となり、政権評価の性格が強まった。首相は「政権運営への影響は避けられない」(周辺)とみて、早くから布石を打った。

 その一つが「異次元の少子化対策」のメニューをいち早く示すことだった。具体策取りまとめの期限は6月と設定したが、3月末に児童手当拡充を柱とする「たたき台」を発表。政府関係者は「首相官邸が選挙前にこだわった。ばたばただった」と明かす。

 3月には日韓首脳会談やウクライナ電撃訪問で外交手腕をアピール。今月15日、遊説先の和歌山市で爆発物を投げつけられる事件が起きると、リスク覚悟で遊説を続け、「毅然(きぜん)たる姿勢」(党幹部)を演出した。内閣支持率が低迷を脱しつつある中で補選の投開票を迎えた。

 首相は遊説にも力を入れ、投票日前に山口2、4区を除く3選挙区を2巡した。再訪がかなわなかった山口の2選挙区には、支持団体などに自ら電話してテコ入れを図った。

 ◇解散の試金石
 首相は2月の自民党大会で、衆院千葉5区、山口2、4区で確保していた議席を「何としても守り抜く」と表明していた。自民党は保守王国山口の2議席だけでなく、「政治とカネ」の問題で逆風となった千葉で議席を維持し、参院大分選挙区で野党側の議席を奪った。

 21年春の衆参3補選・再選挙は自民党が全敗。当時の菅義偉首相が求心力を失う契機となり、衆院解散に踏み切れないまま退陣した。こうした経緯から、今春の5補選は首相が解散のフリーハンドを得られるかどうかの試金石とも目された。

 早ければ今国会中の解散もあり得るとの観測もくすぶる中、複数の自民党関係者は「4勝1敗なら解散風が強まる」と予想していた。ただ、野党候補が乱立した千葉5区で予想外の苦戦を強いられたことから、党内では「結果を慎重に分析した方がいい」(関係者)との声も出ている。

 ◇立民代表に責任論
 野党は退潮傾向に歯止めをかけたい立憲民主党と、野党第1党を当面の目標に据える日本維新の会が千葉5区で激突。立民は候補者一本化を呼び掛けたが、維新は応じようとせず、共闘の難しさを印象付けた。ほかの4補選で結果的にすみ分けたのは、地方での組織力不足ゆえのことだ。

 立民は自民党と一騎打ちの構図に持ち込んだ大分で野党議席を守り、千葉で自民党の議席をもぎ取ろうと全力を挙げたが、いずれも逃す結果となった。岡田克也幹事長は党本部で記者団に、千葉の敗因について「野党の候補者を調整できなかった一点に尽きる。教訓にしなければいけない」と表明。泉健太代表の責任を問う声が出ていることには「代表が責任を取る話ではない」と述べた。

 維新は、大阪府と兵庫県以外で初となる和歌山県での小選挙区選の勝利が「全国政党化への分水嶺(れい)」(関係者)とみて、知名度の高い吉村洋文共同代表(大阪府知事)を繰り返し投入、総力戦を展開した。

 藤田文武幹事長は23日夜の番組で、和歌山での勝利に触れ、「古い政治体制を変えるという訴えに共感してもらった。(衆院選の)擁立作業を急ピッチで進める」と強調した。

613OS5:2023/04/28(金) 17:55:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/5de36476e995806b5f2aec8778a6041798d70384
「岸田総理」命懸けの応援も虚しく「和歌山1区」で自民敗北の衝撃 危ぶまれる「世耕の鞍替え」に「二階の世襲」
4/26(水) 11:01配信



デイリー新潮
杉良太郎氏も門氏を応援していたのに……。(門氏のInstagramより)

 4月23日(日)に行われた衆議院補欠選挙。与党・自民党は、4つの選挙区のうち、山口2区、4区、そして千葉5区で激戦を制し、議席を確保した。その一方で、自民党候補が落選してしまったのが、他でもない和歌山1区である。二階俊博・自民党元幹事長が県連会長を務める和歌山県の一丁目一番地でもあり、“負けられない戦い”として自民党の重鎮が続々と応援入り。岸田総理の演説中には、爆弾が投げ込まれるという事件まで発生した。全国的に注目を集め、総力戦となった選挙区で、なぜ自民は敗れたのか――。

【写真を見る】門氏と中川郁子氏の劇的すぎる“路チュー”姿

真っ向勝負を
 自民党関係者が言う。

「和歌山1区は、もともと、岸本周平氏が自民党の門博文氏を破り続けていたのです。その岸本氏が昨年、和歌山県知事選への出馬を表明し、当選。空席となったため、補欠選挙が実施されることになったのです」

 自民党は、前回の衆院選で岸本氏に敗れ、比例復活も叶わなかった元職の門博文氏を候補として擁立した。

「門氏は2015年、週刊新潮に、中川郁子衆院議員との“路チュー”を写真付きで報じられ、地元での、特に女性からの人気を落としていました。そのため自民党和歌山県連も、今回の補選の候補者が門氏でいいのかと、散々悩んだのです。が、他に候補者がおらず、さらに、ライバルの岸本氏も応援することになったこと、なにより本人が『どうしても議員になりたい』と懇願してきたことから、それならばということで、門氏にチャンスが与えられたのです」

 ところが、

「関西圏で抜群の強さを誇る日本維新の会が、この動きを察知し、和歌山市議会議員を務めていた女性候補・林佑美氏を擁立した。女性スキャンダルの過去を持つ門氏からすれば、一番戦いにくい相手。つまり維新は、勝てると踏んで、真っ向勝負を挑んできたのです」

10ポイント以上の差のはずが
 かくして、4月11日に告示日を迎え、戦いの火蓋は切って落とされたのだが、そのタイミングで門陣営にとって、嬉しい“ニュース”が飛び込んできたのだ。

「某大手紙が実施したとされる告示前の情勢調査の結果が、自民党関係者やマスコミの間で出回ったのです。それによると、門氏は林氏に対して、10ポイント以上の差をつけていた。劣勢を予想していた門陣営は、涙が出る程喜んだそうです。これくらい差がついていれば、なんとか逃げ切ることができますからね。今思えば、これが油断につながった感は否めません」

 というのも、

「その後の各社の調査では数ポイント差で林氏が逆転していたにも関わらず、最初の数字の印象が強すぎて、“まあ、大丈夫だろう”という雰囲気が陣営内で流れていました。無論、長年この選挙区で戦ってきた門氏ですから、知名度はあるし、和歌山県知事も応援してくれている。スキャンダルだって過去のものです。それでも念には念を、ということで、岸田総理や菅前総理、さらには小池百合子東京都知事まで呼んで、入念に地固めまでしていました」

614OS5:2023/04/28(金) 17:55:56

全て白紙に
 しかし、林氏との差は埋まるどころか、広がるばかりだった。

「焦った陣営は、毎回、推薦こそ出しているものの、門氏の女性スキャンダル以降、実質的に動いていなかった公明党にも頭を下げ、改めてテコ入れしてもらって追い上げたのですが、それでも力及ばず。約6000票差で、新人の維新候補・林氏に負けてしまいました」

 気になるのは今後だが、

「実は次の衆院選以降のどこかのタイミングで、和歌山県選出の参院議員で大臣経験者の世耕弘成氏が、二階氏の選挙区である和歌山2区(※現在は3区だが、次回以降、区割りの変更で2区となる)から出馬し、二階氏の後継とされている、二階氏の長男との保守分裂選挙を勝ち、衆院に鞍替えするという計画があったのです。が、自らが選挙戦を指揮した門氏が敗れ、1区を維新に奪われた今、2区内で自民が内ゲバをやっているとなれば、今回のように、維新が強力な候補を出してくる可能性がある。世耕氏の計画は、一旦ストップせざるを得なくなったでしょう」

 また、一方の二階氏にも影響が。

「仮に世耕氏が戦いを挑んで来なくても、次回以降の選挙に二階氏ではなく、地元・御坊市の市長選にすら勝てなかった二階氏の長男が出るとなれば、勢いづいている維新は再び“勝てる”と確信をもち、強力な候補を立ててくるでしょう。二階氏もこれで当面、自らのタイミングでの引退はできないということになってしまった」

 よもやの敗戦で、自民党の重鎮たちの思惑は全ては白紙となった――。

デイリー新潮編集部

新潮社

615OS5:2023/05/02(火) 00:11:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b57a5f63323bdc4208e11accef22a8fa7e0d788
和歌山で衆院補選敗北 自民、残りの候補調整難航
5/1(月) 17:59配信
衆院選挙区「10増10減」に伴う自民党の候補者調整が大詰めを迎えている。対象となる134選挙区のうち114で次期衆院選の候補者となる支部長が決まり、4月に補欠選挙が行われた山口や和歌山など残る20の空白区で選定作業を急ぐ。ただ、簡単に答えを出せない選挙区が多く、調整は難航している。取りまとめが長引けば、岸田文雄首相の解散戦略に影響する可能性もある。

4月23日投開票の衆院山口2区、同4区の補選では、自民候補の岸信千世、吉田真次の両氏がそれぞれ当選し、山口の4選挙区は引き続き自民が占有した。しかし、次の衆院選で山口の定数は1減の3となる。

自民幹部は「現職4人に対し椅子は3つしかない。誰かが比例代表に回るしか方法はない」と説明する。山口と構図が重なる滋賀県では、この方式が採用された。

党内では山口の新1区に高村正大氏(現1区)、新2区に岸氏、新3区に林芳正外相(現3区)を立て、吉田氏が比例に回る案などがささやかれる。ただ、吉田氏は昨年死去した安倍晋三元首相の後継で、今回の補選で大差をつけた。党内最大派閥の安倍派(清和政策研究会)などには、吉田氏を次期衆院選でも選挙区から出すよう求める声が強い。

吉田氏は国会に初登院した4月26日、記者団に「有権者、国民の皆さまのために、力を尽くすことがまず第一だ。先のことを私からお答えするのはなかなか難しい」と語った。

一方、和歌山1区補選では、自民が擁立した門博文元衆院議員が日本維新の会の新人に敗れた。和歌山も定数が1減の2となる。新2区は現在の選挙区と地盤が重なる二階俊博元幹事長(現3区)が出馬に意欲を示している。

新1区の候補について、自民幹部は「補選も含め選挙区5連敗の門氏を立てるわけにはいかない。一から候補を選び直さないといけない」と肩を落とす。現2区の現職、石田真敏元総務相や、補選でも出馬が取り沙汰された元沖縄北方担当相、鶴保庸介参院議員らの名前が挙がる。

党幹部は「維新の勢いは簡単には止められない」と指摘。世耕弘成参院幹事長(参院和歌山選挙区)が補選で門氏の擁立を後押しした経緯を踏まえ「世耕氏が責任を取って新1区から出ればいい」と言及する。かねて衆院へのくら替えに意欲を見せてきた世耕氏は、4月25日の記者会見で「誰がどうこうというより、まずは体制の立て直しが重要だ」と述べるにとどめた。

最近は岸田内閣の支持率の上昇も受け、早期解散論もささやかれる。党内には「候補者の選定がもたつけば首相の解散の判断に影響を及ぼしかねない」(中堅議員)と危惧する声も多い。ある党幹部は「全体の85%は決まっているので解散はいつでもできるが、決着がつかない選挙区は解散後に強引に決めるしかない」とも語る。(石鍋圭)

616OS5:2023/05/02(火) 00:12:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/a61f3c593f373938cadc7673eb934d8ac47212ff
危機感増す公明に維新が「圧力」で永田町の解散風は? 岸田首相に笑顔なしの理由〈dot.〉
5/1(月) 14:48配信



衆参補欠選挙の投開票日の翌4月24日、首相官邸に入る岸田文雄首相。その胸中は

 統一地方選、衆参補欠選挙が終わり、各党にもさまざまな変化があった。4補選で勝利した自民党だが、大きな“傷”も負い、広島サミットを間近に控えた岸田文雄首相も手放しでは喜べない状況のようだ。政治ジャーナリストの安積明子氏が、今後の政局について解説する。

 * * *

 永田町に“解散風”が吹き始めている。おそらく4月23日に投開票された五つの衆参補欠選挙で、自民党が4勝したためだろう。

 昨年7月の参院選の最中に銃撃されて亡くなった安倍晋三元首相の弔い合戦となった衆院山口4区や、体調不良で岸信夫前防衛相が引退した山口2区は、もともと自民党の勝利が予想された。

 たしかに、後継者として出馬した岸氏の長男・信千世氏には、世襲批判が吹き荒れた。伯父である安倍元首相はもちろん、曽祖父の岸信介元首相など、まるで血筋を誇示するような家系図を掲載したり、出馬前にもかかわらず東京のホテルでパーティーを開いたりしたことなどが、反感を抱かれた原因だった。

 しかしこれら山口県の二つの選挙区は、岸田首相にとっては「当選確実」の選挙区だったに違いない。というのも岸田首相4月15、16日と、選挙戦最終日の22日に、自民党候補を応援すべく入ったのは、衆院和歌山1区、千葉5区と参院大分選挙区だったからだ。

 そして和歌山1区の門博文氏は落選したものの、一部の下馬評で野党候補にリードされていた千葉と大分で、自民党候補は勝利を収めた。

 大分ではかつて社民党党首も務めた立憲民主党の吉田忠智氏と一騎打ちの激戦を展開した末、自民党の白坂亜紀氏が341票の僅差(きんさ)で勝利した。

 それは岸田首相にとって、大きな自信となったに違いない。5月のG7広島サミットにも幸先がよい。

 だが、投開票日の翌24日の岸田首相の表情には、勝利のうれしさは見られなかった。

「今は解散は考えてはいない」

 慎重さを装うその岸田首相の言葉に、ある自民党議員は「解散は遠いのではないか」と話した。理由は、四つの補選以外のあちこちの選挙区で「負け」があったためだ。

 4月9日の奈良県知事選では、自民党県連が推薦し、立憲民主党県連が支持した平木省氏が日本維新の会公認の山下真氏に敗北。これが衆院和歌山1区補選で維新が勝利する導火線になった。また自民党大阪府連に至っては、大阪府知事選と大阪市長選で自主支援した候補が大差で敗れ、かろうじて最後の牙城(がじょう)であった大阪市議会も維新が過半数を獲得したため、壊滅状態になっている。

 ベテランの落選も目立った。統一地方選の前半戦、9日に投開票だった熊本市議選では、議長を含む自民党の現職4人が落選し、改選前から6議席減らした。また新潟県議選では、70歳の自民党県連幹事長が落選している。

 一方で日本維新の会は、衆院和歌山1区で勝利したうえ、目標とした首長と地方議員計600人を大きく上回る774人となった。もし600人を下回ったら代表を辞めると宣言していた馬場伸幸代表は、24日の会見で、野党第1党の議席を次期衆院選で実現すると宣言。大阪で連携していた公明党との関係も、9日に「一度リセットさせてもらう」と述べていた。

 これまで維新は、公明党が議席を持つ衆院大阪3区、5区、6区、16区と兵庫2区、8区の六つの選挙区で候補を擁立することを控えてきた。それは大阪市議会で過半数を維持していなかったためで、公明党の支持が必要だったからだ。

 だが、いまや維新は大阪府議会でも大阪市議会でも過半数を占めており、公明党に遠慮する必要はなくなった。

 これは公明党に大きな衝撃をもたらした。

 大阪は1957年の参院大阪選挙区補選で、当時創価学会渉外部長だった池田大作名誉会長らが逮捕され、その後無罪となった「大阪事件」の地であり、国家権力に勝利した場所として「常勝関西」を標榜してきた。

 その基礎をつくったのが、30年以上にわたって関西の創価学会の組織を統括してきた副理事長兼関西総主事の西口良三氏だったが、その西口氏は2015年3月15日に死去。『西口時代』を知る公明党関係者は、「選挙になると西口さんが『あそこに行け』と指示をし、そこから必ず票が出た。もうあんな人は出てこないだろう」と語った。

617OS5:2023/05/02(火) 00:21:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/122256a34e1d0efa1823ea75f9e1a783acfc578c
自民県連1区支部長 高橋比奈子氏応募見送り 「若い方を応援して勝つのがいい」<岩手県>
5/1(月) 21:43配信
次の衆議院選挙で自民党公認候補予定者となる岩手1区の支部長の公募について、前の衆議院議員の高橋比奈子氏(65)が応募しなかったことを明らかにしました。

自民党県連の岩手1区の支部長は、2021年の衆院選で公認候補だった高橋比奈子氏が落選した後空席となっていて、県連では4月17日から4月30日まで公募していました。

高橋氏は5月1日のめんこいテレビの取材に対して、応募を見送ったことを明らかにし、その理由を次のように語りました。

前衆院議員 高橋比奈子氏
「内部でもめたりするよりは、若い方でやりたいという方を応援して、絶対勝つというのが良い。政治活動は続ける」

公募には、県議の米内紘正氏(35)と参議院議員秘書の田中真一氏(56)が応募したことを明らかにしています。

自民党県連によりますと、応募はこのほかにもあり、今後、党員投票などを経て6月上旬までに支部長を決め党本部に上申するとしています。

岩手めんこいテレビ

618OS5:2023/05/02(火) 00:21:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c9ed01beae2a8429cdd92141423d4aa5bc83f10
公明、東京28区に候補者擁立で最終調整 自民は反発
5/1(月) 20:02配信
公明党は衆院小選挙区定数の「10増10減」で新設される東京28区(練馬区東部)に公認候補を擁立する最終調整に入った。来週にも決定する。自民党の了解を取り付けておらず、自公間の緊張が高まりそうだ。

 関係者が1日明らかにした。衆院比例東京ブロック選出の河西宏一衆院議員や高木陽介政調会長の擁立案が取り沙汰されている。

 公明は10増10減で小選挙区が増える都市部で候補者を増やす方針で、東京12区選出の岡本三成元副財務相を同29区に、共に衆院比例選出の石井啓一幹事長を埼玉14区に、伊藤渉政調会長代理を愛知16区に移らせた。東京28区にも擁立したいと自民に打診していた。

 4月23日投開票の練馬区議選で公明候補11人のうち4人が落選したことから「公明は東京28区を諦めるのでは」との観測が自民内にあった。しかし公明支持母体の創価学会が擁立に強いこだわりを示したという。

 自民幹部は「東京で更に1選挙区は相当難しい。それは自民執行部の共通認識だ」と反発している。【畠山嵩】

619名無しさん:2023/05/02(火) 05:24:20
米内光政のひ孫なら選挙区当選、ラグビー田中なら完全落選だな。

620名無しさん:2023/05/02(火) 22:55:57
次期衆院選・非自公擁立状況(特記なしは立憲)
北海道
1 道下 維:小林 ※自民は候補未定(船橋は参院転出、鶴羽は道議)
2 松木 維:山崎
3 荒井 維:鳥越良孝(北見・元道議)
4 大築 ※参政幹部の田中義人は元ニセコ町議
5 池田→知事選落選も支部長再任しそう 前回共産擁立
6 西川
7 篠田
8 逢坂 前田一男→道議
9 山岡
10 稲津
11 石川
12 川原田

青森
1 升田
2 ※高畑→県議転出
3 ※山内→弘前市長選落選後音沙汰なし?

岩手
1 階 ※自民支部長有力は米内県議or田中真一(2016参候補)?
2
3 小沢…比例復活だったので引退可能性(花巻地盤の木戸口に譲ったり?)

秋田
1 寺田 維:松浦(早坂に代わって比例当選が視野に…)
2 緑川
3 国民系無?:村岡→知事選や参院選など全県選挙出たけどどうする?

宮城
1 岡本
2 鎌田
3 大野園子→支部長辞任
4 安住 維:早坂 自:森下は調整で比例(下位?)
5 小野寺が強いので共産しか立たない?

山形
1 原田
2
3 阿部寿一→阿部ひとみ(親戚ではないはず)と来たので酒田地盤無所属で誰か出る?

福島
1 金子
2 玄葉or馬場←どっちも比較的マシな人材ので綺麗にまとまってほしい
3 小熊
4 (2区の片方が比例単独1位だと他県勢から苦情が来そうなので4区に…?)

621名無しさん:2023/05/02(火) 23:33:54
茨城
1 有志:福島
2 藤田幸久→事務所閉鎖(ブログは更新中)
3 梶岡
4 (前回は維新・共産しか擁立せず)
5 国:浅野
6 青山(参の候補者応援したりとアレな節が)
7 中村 維:水梨→牛久市議

栃木
1 維:柏倉 渡辺→県議
2 福田 ※西川jr…参院選落選→維新離党し県議選も落選(強行出馬したら五十嵐の比例復活が…)
3
4 藤岡
5

群馬
1 ※維:宮崎→県議 斎藤敦子は何処へ…
2 無:石関?…井野陣営が色々不味いがどういう立ち位置で?
3
4
5

埼玉
1 武正
2 維:高橋
3 ※山川→草加市長(同時に某白塗り芸人も市議に…)
4 ※上田清司地盤(国民?)
5 枝野
6 大島
7 小宮山 維:伊勢田
8 無:小野塚→Tw見た感じ出そう
9 杉村
10 坂本
11
12 森田
13
14 国:鈴木 維:石塚貞通? vs公:石井啓一
15 高木(支部長未再任だが活動中) 維:沢田

東京
1 海江田
2
3 松原(区割り再編で未定)
4
5 手塚
6 落合
7 松尾 維:小野 自:丸川
8 吉田
9 山岸 自:今村? 某氏の公民権停止解除は24年6月…(それまでにおそらく解散)
10 鈴木庸
11 阿久津
12 国:大熊利昭 維:阿部 共:池内? ※自:高木(岡本が29区に行ったんで出れそう?)
13
14
15 維:金澤 自:柿沢(都連入り出来ず)、区長選落選の山崎一輝は?
16 柴田勝之(弁護士) 維:中津川
17 国:円より子 ※維:猪口→支部長辞任(撤退?)
18 菅 自:福田かおる(農水・斎藤健元秘書官)
19 末松
20 共:宮本
21 大河原
22 山花 れ:櫛淵(交渉次第では他選挙区に回ったりする?)
23 伊藤(どっちもどっちだが小倉も正直…なので勝ってほしい)
24 国:佐藤
25 
26 自:今岡植(財務官僚)
27 長妻 維:辻 自:黒崎祐一(前・港区議、7区から出たかったが区外へ…)
28 高松 維:藤川 自:安藤?vs公明で与党候補争い?(なお区議選惨敗…)
29 木村 国:樽井 公:岡本
30 自:長島

622名無しさん:2023/05/02(火) 23:56:57
立憲は近畿以西は目も当てられないな。
大阪は自民党支援した方がいいレベル。

623名無しさん:2023/05/03(水) 00:19:06
>>621
埼玉は増区で選挙区1つ増えるんじゃなかったっけ

624名無しさん:2023/05/03(水) 00:27:30
埼玉16 三角
抜けてた失礼

625名無しさん:2023/05/03(水) 01:02:14
神奈川
1 篠原 維:浅川 自:松本(73歳で落ちたら引退確定)
2 維新は多分立てなさそう(理由はお察し)
3
4 早稲田 維:高谷 (山本に入れたくない浅尾票は何処へ…)
5 山崎
6 青栁 維:串田→参院(夫人が出たりは?)
7 中谷(パワハラ騒動+維新擁立で完全落選…)
8 江田
9 笠 維:吉田
10 維:金村 共:畑野?(前回比例共産1議席で初の4人当選逃す…)
11 言わずもがな共産しか立たなさそう
12 阿部 維:水戸
13 太
14 長友
15 社民orれいわあたり?
16 後藤
17 ※神山→引退
18 国:鈴木 維:横田
19 国:深作
20 自:甘利(比例定年制で太から逃亡)

千葉
1 田嶋
2
3 岡島
4 野田(14区含め未定)
5 矢崎? 国:岡野 次も乱立?
6 維:藤巻
7 竹内
8 本庄
9 奥野
10 谷田川 自:林→息子に引き継ぎたいが女性問題が壁
11 れ:多ヶ谷
12 樋高
13 宮川 維:清水
14 自:高橋恭介(前回比例単独)

山梨
1 中谷 維:後藤?(まだ政治活動に意欲は?)
2


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