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第25回参議院議員選挙(2019年)
381
:
チバQ
:2018/11/01(木) 16:10:15
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1810310047.html
自民党の吉田参院幹事長の去就、比例か不出馬か…
10月31日 21:49産経新聞
自民党の吉田参院幹事長の去就、比例か不出馬か…
自民党・吉田博美氏=15日午前、首相官邸(春名中撮影)
(産経新聞)
来年夏の参院選で改選を迎える自民党の吉田博美参院幹事長の去就が焦点になっている。吉田氏は派閥の枠を超えて参院自民党を束ね、安倍晋三政権を支えてきた。首相は吉田氏が自民党に必要だとして参院選出馬を望むが、吉田氏は地盤の長野選挙区を後輩に譲る意向を表明している。吉田氏は年末に判断する考えだが、比例代表で出馬するのか、それとも引退か-。
「私の出処進退は全くの白紙の状態だ」。吉田氏は10月28日に長野市内で行った記者会見で、こう強調した。
衆院長野1区の候補者選定を一任されていた吉田氏は、若林健太元参院議員の公認を決定。一方、若林氏と公認を争った小松裕元衆院議員を自身の後継とすることで問題を決着させた。その理由を「私の政治信条は『自分のためより人のために』だ」と説明した。
首相はこれまで吉田氏に参院選長野選挙区からの出馬を勧めていた。
参院自民党は独自に参院内の人事や国会運営を決めるなど独自性が強い。吉田氏は「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄元参院議員会長の下で頭角を現してきた。ただ、これまで入閣経験はゼロ。ポストなどを他の議員に配分することで、他派閥の参院議員の信頼も得てきた。参院自民党の結束を強めるためだった。
また、首相にとっては、安全保障関連法などの重要法案を成立させられたのは参院の国対委員長や幹事長として吉田氏が国会運営を取り仕切ったおかげだとの思いがある。
党幹部は「首相は『参院は吉田氏に任せておけば大丈夫』と信頼している」と語る。9月の総裁選では、吉田氏は青木氏の意向をくんで石破茂元幹事長を支持したが、信頼関係は今も変わらない。
そんな吉田氏が引退すれば、参院の権力構造は流動化し、政権運営の不安要素が増す。
だが、吉田氏は以前から長野選挙区からの出馬に消極的だった。党内では比例代表からの立候補を望む声が出ているが、吉田氏は有力な業界団体出身の組織内候補ではない。メディアへの露出が少なく知名度も低いため、比例代表での戦いは簡単ではない。
参院選まで残り9カ月。「(比例代表の当落ラインとみられる)10万〜20万票を積み上げることは十分可能だ。最後は出馬を決断するはずだ」(自民党中堅)と見る向きもある。首相や党内から強く必要とされれば出馬するともされる。
「しがみつくより、惜しまれて引退した方がいい」
周囲にそう語る吉田氏は年末までに状況を見極めて判断する構えだが、その心情は側近議員さえも測りかねている。(田中一世)
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