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第25回参議院議員選挙(2019年)

1785チバQ:2019/07/20(土) 23:45:10
もちろん、支持者がみな貧困に直面しているわけではありません。

山本氏が2012年の衆院選に立候補して以来、応援を続けている人たちもいました。多くは原発問題に関心が高い人たちです。

安倍政権に対抗できる野党を育てたいという思いの人もいます。

貧困への問題意識をベースに原発反対派や現政権への批判層が折り重なって「れいわ現象」が生じている……。支持者の話を聞きながら、私はこうした認識を持ちました。しかし、取材を進める中で、「より深い側面」があることも見えてきたのです。

誰にだって生きる権利がある
それに気づかせてくれたのは、ツイッターで知り合った40代男性です。親から受け継いだ家業があり、暮らしには不自由していませんが、ひとつ切実な心配ごとがあります。長年交際している女性の息子が難病を患っているのです。

男性は3年前に神奈川県内の障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた殺傷事件に大きなショックを受けました。少年をストレッチャーに乗せて一緒に散歩しているとき、「俺たちだって、いつ刺されるか分からねえぞ」と考えるようになりました。その男性が、山本氏の「生きててくれよ!」に共鳴し「れいわ新選組」に寄付したと話してくれました。

息子が「ひきこもり」になり、心配でたまらない親。周りと同じペースで仕事を片付けられず、発達障害ではないかと悩む女性。両親と分かり合えない性的少数者の男性……。

問題は「貧困」だけではなかったのです。改めて山本氏の演説や記者会見での言葉を振り返ると、山本氏はこのように話しています。

「生産性ではなく、存在しているだけで人間は価値があるという社会を実現するために政治がある」

「誰かの命を選別することを許してしまえば、あなたの命も選別される時がくる。それをなんとしても今、ブレーキをかけておかないと駄目なんです」

「生産性」という言葉が政治の世界で誤用され、人間の価値が役に立つか、立たないかで判断される社会。差別と偏見が横行する社会で、「生きてていいのか」と自問せざるを得ない状況に立たされています。貧困に苦しむ人だけでなく、障害をかかえる人、心の病に悩む人、性的少数者ら「生きづらさ」を抱える人たちが、山本氏の言葉に反応していたのです。

候補者たちの顔ぶれ
そのことは「れいわ新選組」が候補者として選んだ顔ぶれを見れば、さらに分かりやすくなります。

比例区で優先的に当選できる「特定枠」で立候補したのは、舩後靖彦氏と木村英子氏の2人です。舩後氏は筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者で、木村氏は重度障害があります。

舩後さんと木村さんが国会で活動するとすれば、どういうことが起こるか。当然、2人が議員活動に全力を発揮できる環境を整えなければなりません。議場のバリアフリー化を進めたり、意思表示に時間がかかることに配慮して質疑の時間や方法を工夫したりする必要があるでしょう。

“誰もがありのままの姿で生きる価値がある”。そのことをこれ以上ないほどシンプルに、分かりやすく提示した人選だと言えます。


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