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第25回参議院議員選挙(2019年)
1776
:
チバQ
:2019/07/20(土) 23:34:05
秋田選挙区(同1)は、地上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の配備問題が争点となった。
有馬氏は「地元有権者に『なぜ、秋田が国の犠牲になるのか?』との思いがあり、野党統一候補の寺田静氏に支持が流れている。自民党の中泉松司氏と最後までもつれる」と語る。
田中角栄元首相のおひざ元、新潟選挙区(同1)では、自民党の塚田一郎氏の「忖度(そんたく)」発言が尾を引き、野党統一候補の打越さく良氏に苦戦を強いられている。
「打越氏は『落下傘』候補の知名度不足を、菊田真紀子、森裕子両氏ら旧民主党系女性議員の発信力でカバーしている。逆に、塚田氏は演説時の暗さが気がかりだ。終盤も、政権・自民党幹部が続々入っているが、思うように効果が出ていない」(有馬氏)
お茶どころの静岡選挙区(同1)は、自民党の牧野京夫氏が安定している。残る1議席をめぐり、国民民主党の榛葉(しんば)賀津也氏と、徳川19代目宗家当主で立憲民主党の徳川家広氏が、一進一退だ。
「徳川氏は話題性はあるが、政治の経験はほぼ皆無。榛葉氏も、現職ながら、これまでは自民党と民主党系で議席を分け合う構図だったから、当選できたフシがある。最後まで拮抗(きっこう)するだろう」(有馬氏)
東日本の8激戦区だけでなく、西日本でも、投票率次第で結果は大きく変わりそうだ。
有馬氏は「自民党は最終盤、政権・党幹部を当落線上の選挙区に送り込み、最後まで1票1票を積み上げている。あとは幹部らに失言がないよう『安全運転』に徹する作戦だ。野党も重点区でテコ入れするが、最後は野党統一候補よりも自党の公認候補の当選を優先して、比例票の積み上げを狙うだろう」と語っている。
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