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第25回参議院議員選挙(2019年)
1679
:
名無しさん
:2019/07/17(水) 10:22:50
これに対し、立民、国民両党は候補を一本化して倉林氏を迎え撃つ。「非自民、非共産の力を結集し、議席を奪還しよう」。国民の前原誠司元外相は公示日にこう声を張り上げた。
昨年の候補者調整ではひともんちゃくあった。当初、前原氏は自身の元秘書を両党の統一候補とするよう主張したが、同じ京都を地盤とする立民の福山哲郎幹事長が党の独自候補を出馬させる意向を曲げず、一時は両氏による「代理戦争」の様相を帯びた。
しかし「このまま突っ込めば共産候補が当選する可能性がある」(国民党幹部)との声が強まったことを受け、今年4月に国民が候補を降ろし、立民公認の新人、増原裕子氏に一本化した。
共産包囲網とも取れるこうした動きについて、共産党の渡辺和俊府委員長は昨年10月、同委ホームページにこう不快感をつづっている。
「『自民党に勝つ』より、『共産党に渡してしまった議席を奪還する』との立場は、安倍晋三政権を早く終わらせたいという府民の願いに背を向ける本末転倒の態度と言わざるを得ない」
参院選公示前から熱い火花を散らしてきた京都選挙区。中盤情勢では、自民現職の西田昌司氏が優位に立ち、倉林氏と増原氏が競り合う状況だ。今後、投票先を決めていない有権者の動向がカギを握る。
京都には、いずれも諸派新人の三上隆氏と山田彰久氏も出馬している。
このほか、注目は都市部の動向だ。東京選挙区(同6)は、立民新人の2人と維新新人が激しく競り合い、大阪選挙区(同4)は共産現職と立民新人が最後の1議席をかけて接戦を繰り広げている。1人区での野党共闘の裏で、党勢拡大レースを制するのはどこの党だろうか。
(政治部 広池慶一)
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