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第25回参議院議員選挙(2019年)
1512
:
とはずがたり
:2019/07/09(火) 23:16:04
「徳川宗家19代目」徳川家広氏、駿府城跡で第一声…令和初の参院選公示
2019年7月5日 6時14分
https://news.livedoor.com/article/detail/16725525/
スポーツ報知
第25回参院選は4日公示され、改選124議席(選挙区74、比例代表50)に選挙区215人、比例155人の計370人が立候補を届け出た。前回2016年に続き全32の1人区で野党統一候補が実現した一方、改選数2の静岡選挙区では旧民主系勢力内で調整が進まず、立憲が「徳川宗家19代目」を名乗る新人の徳川家広氏(54)、国民が現職の榛葉(しんば)賀津也参院幹事長(52)を擁立した。徳川家康の子孫が「ゆかりの地」を制するのか、それとも現職が地元密着を武器に“外様”を退けるのか、注目が集まる。
徳川氏が初陣第一声に選んだ地は、家康が築城した静岡市内の駿府城跡だった。午前9時30分から始まった出陣式では、ご先祖様の銅像を前に同党の蓮舫参院幹事長とともに「えい、えい、おー」の勝ちどき。「経済をどうにかしてと言っているときに、安倍さんは改憲が争点だと言ってる。だから私は受けて立ちます」。かつて倒幕の中心となった長州(山口県)ゆかりの安倍晋三首相に真っ向からケンカを売った。
江戸幕府が続いていれば19代将軍になっていたかもしれない“令和のお殿様”はスポーツ報知の取材に「首相になるつもりはないですよ」と天下統一の野望を否定した。目指すのは、約250年間戦乱のなかった江戸幕府の平和政策の復活。「江戸は平和主義で、民の世話を焼く福祉国家的発想がありました。そして何より立憲主義を非常に大切にしていたのです」。禁中並公家諸法度を幕府の憲法とみなす徳川氏は「(太平洋戦争)敗戦後に憲法ができて江戸のような平和が実現できたわけですが、現政権でおかしくなった。築いたものが崩れつつある幕末のようなこの時代、元号が令和に変わったのは極めて示唆的なのです」と話す。
静岡選挙区では、榛葉氏が出馬するため、全国的に野党候補の一本化を図っていた立憲が徳川氏に打診したのは比例区だった。自身は東京出身だが、それでも静岡での出馬にこだわった。「理由は浜岡原発。全国のなかでも特に切実ですから」。これに国民は反発したが、立憲は徳川氏の要望を聞き入れ調整は頓挫。2人区唯一の野党ガチ対決となった。周囲の思惑を吹っ飛ばす徳川パワー。陣営幹部も「国民は言っていることが自民と同じで失望した。お殿様の初陣にふさわしい、負けられない戦いになる」と息巻く。
この日の出陣式には天保の改革で有名な老中水野忠邦の子孫ら“元幕府関係者”も多数参加。対抗する国民陣営は「テストで誰でも一度は『徳川』の名前を書いたことがありますからねぇ。うーん」と県民に脈々と受け継がれる脳内刷り込みを警戒した。(樋口 智城)
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