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第25回参議院議員選挙(2019年)
1419
:
チバQ
:2019/07/04(木) 20:27:34
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=549408&comment_sub_id=0&category_id=1145
改選1人区 中国地方の展望
2019/7/4
4日に公示される参院選は、全国32の改選1人区が勝敗の鍵を握るとされる。中国地方5県では山口、岡山、島根・鳥取合区の3選挙区が該当。いずれも自民党現職に、野党が一本化した新人が挑む構図が軸となる。自身の知名度や厚い支援基盤を背にする自民党現職や、野党共闘で国政の「自民党1強」に風穴をあけようとする新人たちは、21日の投開票に向けた17日間の論戦をどう戦おうとしているのか、展望した。
■島根・鳥取 与野党、島根側に注力
舞立昇治43内閣府政務官 自(破)現(公推)
黒瀬信明34通信会社社員 諸新
佐々木信夫80社福法人代表 無新
中林佳子73元衆院議員 無新(共推)
2013年に鳥取選挙区で初当選した自民党現職の舞立昇治氏(43)=公明推薦=は、合区される島根県側で重点的に遊説する。集会などでは、父親が江津市出身という縁を強調。島根県を地盤とする党国会議員に加えて、党分裂選挙となった4月の知事選で国会議員側と対立した多数派の県議の支援も取り付け、選挙態勢を整えた。
本人が不在になりがちな鳥取県側は、党県連の石破茂会長(鳥取1区)が全面的に支える。「島根に負担をかけないよう、しっかり票を出す」と引き締める。公明党の支援固めも図る。
野党統一候補で無所属新人の中林佳子氏(73)=共産推薦=は島根県を地盤とする。1979年の衆院選島根全県区に共産党公認で初当選し、通算で衆院議員を4期9年務めた。有権者の多い島根県側で支援拡大に力を入れる。
選挙戦を支える政治団体が6月下旬、両県で発足した。原発ゼロや安全保障法制廃止へ活動する市民団体が名を連ね、「安倍政権を少数に追い込む」と草の根で訴えを広げる。支援を受ける社民党の両県連合に加え、県組織が自主投票とした立憲民主、国民民主両党の支援者にも浸透を狙う。
諸派新人で会社員の黒瀬信明氏(34)、無所属新人で社会福祉法人理事長の佐々木信夫氏(80)も準備する。(小畑浩、口元惇矢、三宅瞳)
■山口 支援組織への浸透が鍵
林芳正58前文部科学相 自(岸)現(公推)
大内一也45党県副代表 国新(立・共・社支)
河井美和子56幸福実現党員 諸新
竹本秀之63元新聞社社員 無新
自民党現職の林芳正氏(58)=公明推薦=が、文部科学相や農相を歴任した知名度を生かして圧勝での5選を狙う。公示後も他の自民党候補者の応援に回るため、地元には6日間しかとどまらない予定。不在の間は、山口党県連が「平成の大合併」前の旧56市町村単位に張り巡らせた支部をフル活用し、裕子夫人(54)が首長や県議と共に各地のミニ集会で支援を呼び掛ける。
国民民主党新人の大内一也氏(45)は、立憲民主、共産、社民の野党3党から支持を得て態勢を固める。地盤とする周南市以外では知名度が低いとみて、最大の支援組織である連合山口のバックアップで県全域の加盟労働組合を丹念にあいさつ回り。野党各党の県組織の代表や県議に帯同して関係団体の会合にも精力的に出席し、「野党統一候補」として浸透を図っている。
諸派の幸福実現党新人の河井美和子氏(56)は国政への挑戦が7度目となる。消費税率の5%への引き下げや防災・国防の強化を訴えの軸に据え、各地を回る。
無所属新人の竹本秀之氏(63)も立候補を予定する。(門脇正樹、中川晃平)
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