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第25回参議院議員選挙(2019年)

1380チバQ:2019/07/03(水) 19:45:41
 野上氏は前回と同じく、東北で自民は1勝5敗の再現があり得ると見る。

「配備候補地の秋田は、前回、自民が東北で唯一、5万票の大差で議席を守った選挙区です。今回も当初、自民が安泰と見られていました。しかし、イージス・アショア問題浮上で自民最新情勢調査でも並んでしまいました。東北全般に言えることですが、農業票の流出も懸念される状況です」

 小林氏は4勝2敗で自民が勝ち越すと予想する。5野党・会派が32の1人区すべてで一本化できたのは6月に入ってからだった。小林氏がこう語る。

「野党が統一候補で合意するのが遅すぎました。新人ばかりなのだから、知名度を浸透させていかなければならないのに、その時間が足りません」

 ただし、「接戦ばかりで全県でひっくり返る余地は残っている」と波乱含みだ。

 角谷氏もこう語る。

「東北における野党の勢いは失速気味です。野党も楽な選挙ではない。候補が統一されただけでは勝てず、票を野党に集めるという努力を各党がやらなければ、勝利は見込めない。青森、宮城、秋田は自民が優勢で、3勝3敗と見ます」

 他の注目の1人区については後に触れるが、1人区の戦いで自民は、野上氏が19勝13敗、小林氏が23勝9敗、角谷氏は21勝11敗とした。

 複数区では、北海道の自民高橋はるみ氏は前知事で知名度が抜群。同じ自民の岩本剛人氏の票を食って、一本かぶりする可能性も指摘される。東京では、元厚労副大臣の武見敬三氏が当落線上になるとの予測もある。

 公明は選挙区7、比例7の当選を目指しているが、兵庫で取りこぼす危険性があり、山口那津男代表や公明とのパイプが太い菅義偉官房長官が現地入りしてテコ入れしている。

 維新の党勢の衰えも顕著だ。大阪では16年参院選で比例票が約130万票あったのが、17年衆院選で約93万票とガタ減りしている。大阪での2議席獲得に黄信号がともる。

 自民の獲得議席数は、野上氏が52議席、小林氏が56議席、角谷氏が55議席で、いずれも10議席以上減らす結果となった。維新を足しても、改憲勢力3分の2には届かなくなる。野党では、立憲がいずれも20議席超で躍進するが、国民、共産などは伸び悩む。

「2桁も減らして、3分の2維持どころか、自民単独過半数割れは惨敗です。普通の自民党総裁ならば辞任するでしょうが、安倍首相は『負けじゃない』と言い張り、総理の椅子に居座るでしょう」(角谷氏)

 ロシアとの北方領土返還交渉も北朝鮮との拉致問題解決も暗礁に乗り上げ、解決の糸口すら見えない。議長国を務めたG20もさしたる成果は見られなかった。そこへ、10月からの消費増税が重くのしかかる。

「10%というキリのいい数字は、簡単に税額を計算できるだけに、国民の心理的負担が大きい。一方で、年金だけでは老後に2千万円足りなくなるから投資しろ、では日々の生活に追われる庶民の反発を買って当然です。増税後、景気が冷え込むのを誘発することになるでしょう。ポスト安倍は尻拭い内閣で短命に終わる恐れが多分にある。岸田氏がやろうと、菅氏がやろうと、次の衆院選は勝機が乏しくなるからです」(野上氏)

“消えた年金問題”が第1次安倍政権瓦解の引き金となったように、年金問題や増税は選挙で思わぬ風を吹かすことがある。逆風がつむじ風となって、あちこちの選挙区で議席を巻き上げる事態も起こり得るのだ。

 そうなるとポスト安倍の声も現実味を帯びてくる。自民党で安倍首相が所属する清和会の議員は言う。

「安倍さんは4選を目指す気はない。安倍さんも飽きられている。ポスト安倍がもっと言われるようになっても仕方がない。うちの派閥は、菅さんか、岸田さんを推すことになる。ただ、清和会としては本音は菅さん。安倍さんと一心同体だし、正式な派閥もないのでやりやすい」


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