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第25回参議院議員選挙(2019年)
1163
:
チバQ
:2019/06/05(水) 21:03:44
https://www.sankei.com/politics/news/190527/plt1905270045-n1.html
幻の「統一候補」構想 立民と国民、しこり根深く… 参院茨城選挙区
2019.5.27 21:10
夏の参院選茨城選挙区(改選数2)の構図は、立憲民主党が27日に元経済産業省職員で新人の小沼巧(おぬま・たくみ)氏(33)の擁立を決めたことで、大枠が固まった。今後の焦点は、国民民主党や連合茨城が小沼氏支援を打ち出すかどうかだ。人選の過程で立憲民主、国民民主両党県連の間にはしこりが生じており、旧民進党系が一枚岩の態勢を構築できるかは見通せない。
茨城選挙区では、改選を迎える現職の藤田幸久氏(69)が国民民主党に離党届を提出、除籍処分となった後に立憲民主党に入党した経緯があり、もともと両党の間にはわだかまりが横たわっていた。
とはいえ、内輪もめに終始していては、現職の上月良祐氏(56)を擁立する自民党を利する結果に陥る。立憲民主、国民民主両党県連と連合茨城は「統一候補」の擁立に向け、3月末ごろから水面下で調整に入った。
複数の両党関係者によると、両県連と連合茨城は今月の大型連休明けに、小沼氏以外の候補を擁立することでいったんは合意した。
小沼氏は、立憲民主党本部では今年1月ごろから取り沙汰されていた人物だ。にもかかわらず、党県連が別の候補を立てる案を飲んだのは、国民民主党と連合への配慮にほかならない。
小沼氏は「原発ゼロ」を主要政策に据える構えだ。27日の出馬表明記者会見でも「原発発祥の地・茨城から原発ゼロに向けた第一歩を踏み出す」と強調した。
電力系労組を擁する連合にとって「原発ゼロ」を前面に掲げる候補の支援は難しい。東海第2原発が立地する茨城県ではなおさらだ。連合傘下の電力総連の支援を受ける国民民主党も、安全基準を満たした原発については再稼働を容認する立場を示している。
「鬼門」の原発問題を回避する形で統一候補構想はまとまる兆しを見せていたが、立憲民主党本部が待ったをかけた。党執行部は小沼氏擁立にこだわり、県連の案を覆して公認を決定した。
積み重ねてきた候補者調整の協議をほごにされた国民民主党と連合には不信感がくすぶる。国民民主党関係者は「藤田氏の問題に続いて、立憲民主党との間に火種が生じた」と語る。
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茨城選挙区の候補選考をめぐる混乱は、旧民進党分裂の遺恨を引きずる両党の関係の縮図のように映る。(松本学)
◇
◇茨城選挙区立候補予定者(改選数2)
上月良祐 56 元農水政務官 自 現
小沼巧 33 元経産省職員 立 新
大内久美子 69 元県議 共 新
海野徹 69 前那珂市長 無 新
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