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新・鉄道綜合スレ

3720チバQ:2021/12/27(月) 17:07:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/4093a2935dd08535dc54c6bfc0669da94aa00727
西九州新幹線、経済効果呼ぶか 来秋開業、長崎駅周辺など開発進む 佐賀区間は着工めど立たず
12/27(月) 11:39配信


 九州新幹線長崎ルートは2022年秋、武雄温泉-長崎が「西九州新幹線」として暫定開業する。九州では鹿児島ルート(博多-鹿児島中央)以来の新たなフル規格の新幹線だ。ただ、佐賀県区間の整備方式がいまだ決まっておらず、九州経済全体の浮揚につながるか不透明な部分もある。

 「西九州から日本や世界に暖かい風を吹かせられるよう頑張りたい」。22日、西九州新幹線の新車両「かもめ」が公開され、JR九州の青柳俊彦社長が期待感を口にした。

 国土交通省によると、長崎ルートは佐賀市付近を経由して博多-長崎を結ぶ計画。博多-新鳥栖は鹿児島ルートと共用する。佐賀県内の新鳥栖-武雄温泉は整備方式が未決定。このため暫定開業後は、武雄温泉駅で在来線と新幹線の乗り継ぎが必要になる。

 西九州新幹線は大都市や他の新幹線と直結しない“離れ小島”の状態となるが、鹿児島ルートの整備でも、04年にまず八代-鹿児島中央が部分開業。博多-新八代は在来線特急「リレーつばめ」でつないでいた。

西九州新幹線「かもめ」3号車指定席

 ただ、双方のケースには大きく異なる点がある。鹿児島ルートは、新八代駅での乗り継ぎがあっても博多-鹿児島中央の所要時間が約90分短縮された。これに対し長崎ルートは、博多-長崎の所要時間が約1時間50分から約1時間20分になるものの、時短効果は30分程度にとどまる。

 また、鹿児島ルートは部分開業の6年前には残り区間の工事に着手していた。しかし、長崎ルートは佐賀県区間で着工のめどが立たず、全線開業が見通せない。佐賀県が、国が推す新幹線フル規格の整備を求めていないためだ。並行在来線で特急などの本数が減り、むしろ不便になる懸念があるという。

 国の試算では、新鳥栖-武雄温泉を佐賀駅経由でフル規格化する場合の建設費は約6200億円となり、佐賀県には約660億円の負担が生じる見込みだ。同県は博多駅と近い距離にあるため、「多額な財政負担の割にメリットが小さい」とも主張する。

 こうした背景から、長崎ルートには新幹線と在来線の両方を走行できるフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)を導入し、新鳥栖-武雄温泉は在来線の線路を使う計画だった。だが、車両開発の遅れで18年に国が断念。現在は佐賀県と国交省の間で「幅広い協議」が続いており、複数の走行ルート案を比較検証したり、FGTについて改めて議論したりしている。

 来秋の開業が迫る中、長崎駅などの周辺ではホテルや商業施設の開発が進む。しかし、長崎県内のある経済団体幹部は「部分開業では経済効果は限定的だろう」と予測する。

 鹿児島ルートが通る熊本県は、全線開業によって新大阪まで直通運転されることを踏まえ、くまモンを起用した関西戦略に力を入れて熊本の認知度向上につなげた。九州経済調査協会は「観光面などで市場規模が大きい関西圏と直結した意味は大きかった」と強調する。

 交通問題に詳しい熊本学園大の坂本正名誉教授は「長崎ルートも全線開業によって長崎の拠点性が高まり、九州全体の発展にもつながる」と指摘。その上で「佐賀県の主張もよく分かるので、佐賀が置き去りにならないような十分な配慮が必要だ」と話している。(宮崎達也)


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