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国際政治・世界事情(その2)

3639OS5:2025/04/04(金) 19:59:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b99a93a9a879fb5f0597c0f1b6fd56b5d23c7cc
明かりが消えたパラダイス 長引く停電でサモアが非常事態宣言、経済と生活に重大な支障
4/4(金) 15:42配信

CNN.co.jp
嵐に見舞われた3月のサモアで電力の復旧にあたる作業員

(CNN) 南太平洋の島国サモアが何週間にもわたって繰り返し続く停電に見舞われている。集落は闇に包まれ、経済活動にも日常生活にも大きな支障が出ている。

【画像】サモアのフィアメ・ナオミ・マタアファ首相

サモアで最も人口が多いウポル島は、白砂のビーチを目当てに訪れる観光客も多い。しかし計画停電で1日数時間にわたって電気が使えなくなり、夜間は灯油ランプを使う生活に戻った住民もいる。

首都アピア郊外に住むシェリー・ブリッチさんは、週に1〜2晩の停電が続き、太陽光照明やランタン、ろうそくの使用を強いられているという。

冷凍食品の保存は難しくなったといい、「相当の食品を捨てなければならなかった」とブリッチさんはCNNに語った。それでも「夕食を早めに済ませて早く寝る。順応することを学んだ」と話す。

フィアメ・ナオミ・マタアファ首相は3月31日、30日間の非常事態を宣言し、今回の危機が家庭や企業、必須のサービスに「重大な苦難」をもたらしたと指摘した。

サモアの人口は21万5000人。太平洋で発生するサイクロンに直撃されることも多く、停電は珍しくない。しかし今回ほど長期間にわたって全土で停電が繰り返されることはめったになかった。

理由は幾つもあると当局者は言う。発電所の機械故障、地下ケーブルの不具合、暴風雨による甚大な被害、過去2年間の電力需要の急増。

フィアメ首相によれば、政府の電力会社で発電機3機が故障して、やむなく3月16日からウポル島で計画停電を開始した。

発電所はケーブルの修理を急いでおり、8月に常設の発電機が到着するまでの一時的な措置として、今月5日に大型発電機5機が届く見通し。

首相によると、停電の影響で「重大な支障」が生じた結果、今年の国内総生産(GDP)は16%減少する可能性がある。

商工会議所会頭によると、企業でも生産性が低下しただけでなく、大手メーカーや生産者のほとんどは突然起きる停電の電力サージで機械の故障に見舞われ、修理や交換を待って長期間操業できなくなっているという。

飲食店なども休業を強いられている。アピアでレストランを経営するギャリーさんは「お客さんに帰ってもらわなければならなかったことは1度だけはない。停電が始まって以来、3回も閉店を強いられた」と嘆く。

影響は一般市民から中小事業、学校、大学、大規模インフラプロジェクトに至るまで広範に及ぶ。住民はいら立ちを募らせながらも、慣れるしかなかったと話す。

「最初の数週間は相当大変だった」と話すのは、アピアでアイスクリーム店を営むレイラニ・フルーアンさん。同店はアイスクリームを保存するためチェストフリーザーと呼ばれる大型冷凍庫の購入を強いられた。

埠頭に近かったことが幸いして、今では常時電気が利用できるようになったものの、毎日がどうなるか予想するのは難しいという。

計画停電はろうそくや懐中電灯、ランプのパニック買いも引き起こし、一部では便乗値上げを招いた。現地の販売店によると、ろうそくは急激に値上がりして最低賃金の半日分の給料に相当する値段になったという。

アピア市内の別の日用品店の店員ネシ・レモさんによれば、電池で動く製品は全て売り切れになった。

それでもサモアの人々は停電に慣れているとレモさんは言う。「人口20万人の小さな島だから。昔ながらの灯油に戻るだけ」。自宅も頻繁に停電に見舞われる。それでも当局が通告を出すようになってからは、停電の日の計画が立てやすくなったと言い添えた。


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