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国際政治・世界事情(その2)

2099チバQ:2019/06/06(木) 15:11:53
アジア系はクール?
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期日前投票所の前で白人の有権者に「最後のお願い」をする自由党のグラディス・リウさん(右)=2019年5月8日、メルボルン、小暮哲夫撮影

 ヤンさんのライバルは、香港出身で自由党のグラディス・リウさん(55)だ。期日前投票所の前で「最後のお願い」をしていた。

 華人ばかりの公民館とは違い、投票に来る姿は、白人もいれば、アジア系もいる。入り口の前で「私はグラディス。自由党の候補者です。よろしく」と、相手が誰でも自分からどんどん近づいていく。

 この地域での飲食店の経営をへて、言語聴覚士としても開業した経験を持つ。3年前の前回総選挙で、同党のギリシャ系候補を応援し、華人有権者に向けた中国語のキャンペーンをソーシャルメディア上で展開。わずかな差での勝利をもたらした立役者と言われた。今回、別の選挙区に移った現職に代わり、候補者に選ばれた。

 「私は選挙区の党員代表170人に選ばれた。華人だけでなく、みんなの代表になれる」

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期日前投票所の前で白人の有権者に「最後のお願い」をする自由党のグラディス・リウさん(左)=2019年5月8日、メルボルン、小暮哲夫撮影

 投票を終えた白人の有権者に「華人対決」の感想を聞いてみる。「このあたりは本当にアジア系が多いから、全く驚かない。労働党に勝って欲しいけど、自由党の候補もアジア系と知って、クール(格好いい)だと思った」。50代という女性、ペニーさんが答えた。

 大接戦になった選挙戦で、わずかな差でグラディスさんに「当確」が出たのは、選挙から4日後たってから。豪州で初の華人の女性下院議員が誕生する。

「天井を破った男」の挑戦
 私にはもう一つ、注目していた選挙区があった。シドニー中心部から西に車で2時間ほど。世界遺産のブルーマウンテンズに近いマッコリー選挙区。ここに「竹の天井を破った男」が立候補していたからだ。

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小学校の日曜マーケットで選挙運動をするキングズリー・リウさん(右)。寄ってきた地元の人とじっくり話し込んでいた=2019年5月5日、豪南東部ブラックヒース、小暮哲夫撮影

 5ログイン前の続き月5日午前、選挙区内の州立小学校では、地元の人たちが手作りの服や民芸品などを持ち寄って開く月に一度の日曜マーケットが開かれていた。そこにテーブルを置いて選挙運動をしていたのが、華人のキングズリー・リウさん(73)だ。

 私は昨年12月、1月のこの欄の記事の取材で彼に会った。欧米やアジアでビジネス経験を積み、1988年に華人として初めて豪州証券取引所で取引をする証券会社のトップになり、竹の天井を破った。その後、弁護士に転身し、06年に事務所を開いた。取材のとき、「さらに自分に何ができるか、と考えて選挙に出る」と語っていた。

 天井を破った男の選挙戦。さぞかしアグレッシブなものかと思ったら、予想を裏切られた。

 「やあ、もう誰に投票するか決めた?」。パンフレットを手に、やってきた人に話しかける。でも、深追いはしない。むしろ、相手が話しかけてくるのを待つ。

「もっと透明性の高い政治を」。ようやく高齢の女性が話しかけてきた。

 「私は、もっと地域に関わっていきます。政策が人々のニーズにマッチするでしょう」。向き合って応じる。

 訪れるほとんどが白人だ。16年の国勢調査で、同選挙区では、英語以外の言葉を話す家庭はわずか9%。それも欧州系の言語ばかりで、中国語を話す、と答えた人は0.3%しかいなかった。


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