したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情(その2)

2005チバQ:2019/02/17(日) 13:48:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190215-00000090-mai-n_ame

非常事態宣言で「一石二鳥」狙い トランプ氏、政府再閉鎖の回避と支持層アピール


2/15(金) 21:39配信










トランプ米大統領=米ワシントンで12日、AP

 【ワシントン高本耕太、古本陽荘】メキシコ国境の壁建設を巡り、予算案署名か、国家非常事態宣言かと注目されていたトランプ米大統領は、両方をやってしまう奇策に出た。政府再閉鎖を回避し、支持層にもアピールするという一石二鳥を狙ったものだが、行政府と議会の「抑制と均衡」の関係までも脅かす手法に対し、与党・共和党からも懸念の声が上がっている。

 「先ほど大統領と話をした。大統領は予算案に署名する準備がある。同時に国家非常事態を宣言するだろう」。14日、上院共和党トップのマコネル院内総務が議場でそう告げると、与野党内に衝撃が走った。

 壁建設を最大公約に掲げるトランプ氏は昨年12月、建設費が計上されていない連邦政府の暫定予算案への署名を拒否。政府機関は史上最長となる35日間の一部閉鎖に突入した。市民生活や経済への影響が深刻化し、政権の不支持率が上昇する結果を招いた。政府再閉鎖の回避では、与党含む議会側とホワイトハウスの思惑は一致していた。

 一方で、与野党が今回合意した予算案は、政権側が要求した壁建設費を含む国境警備費の4分の1程度しか計上していない。これをすんなり受け入れることは支持層から大きな譲歩と見られるリスクもトランプ氏は認識していた。署名の意向を示唆して以降、親政権メディアのFOXニュースや保守派論客からは、予算案を「ごみ」「米国民への侮辱」と痛烈に批判する声が相次いでいたためだ。

 米国第一主義の象徴ともいえる壁建設は依然として支持層の人気が高い政策だ。今月11日に南部テキサス州で開かれた今年初の支持者集会で、演壇のトランプ氏の背後に掲げられた大きな横断幕には「壁を完成させろ」と書かれていた。宣言強行の背景には、2020年大統領選での再選をにらみ「有言実行の強い大統領」として、支持をつなぎ留める目的がある。

 ただ、コア支持層からは人気の高い壁建設だが、世論調査では全体の半数以上が反対。政権の排外主義的な政策を敬遠する無党派層のみならず、共和党支持者の離反を招く恐れがある。共和党はこれまで国家非常事態宣言に反対しながら、最終的には容認する形となったためだ。

 ソーシャルメディア上では、14年に不法移民救済のため大統領権限を行使しようとしたオバマ大統領(当時)を「憲法の破壊を許すな」と批判したトランプ氏のツイートが拡散。変節を非難し、指導者としての資質を問う声が飛び交っている。米紙ワシントン・ポストの論説記事は「トランプ政権は新たな『帝政』の段階に入った」と指摘した。

 今後、野党・民主党が支配する下院が非常事態宣言を「無効」とする決議案を可決した場合、上院は18日以内に採決を迫られる。過半数を握る共和党からも賛成に転じる「造反」が出て可決された場合、トランプ氏は拒否権発動で決議の効力を阻むことができる。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板