したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情(その2)

1979チバQ:2019/01/25(金) 11:13:01
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20190124k0000m030209000c.html
ベネズエラ「2人の大統領」  極まる政局混迷
01月24日 19:33毎日新聞

 【グアルジャ(ブラジル南東部)山本太一】米国など10カ国以上は23日、南米ベネズエラの暫定大統領として、野党が多数を占める国会のフアン・グアイド議長(35)を承認すると発表した。米国などの動きを受け、独裁色を強める反米左派のマドゥロ大統領(56)は米国との外交関係の断絶を宣言。「2人の大統領」が並び立つ異例の事態となり、ベネズエラの政局混迷は極まった。

 米国などは、マドゥロ氏が再選した昨年5月の大統領選について「民主的でなかった」などとして正当性を否定、今月10日の2期目就任を認めていない。米国以外にブラジルやアルゼンチン、コロンビアなど中南米諸国とカナダがグアイド氏を承認した。

 承認に先立ち、グアイド氏は首都カラカスで開かれた反政府デモで暫定大統領に就任したと宣誓した。グアイド氏は今月5日に議長に就任。米国など19カ国などと協調し、主要野党候補の出馬が禁止された大統領選のやり直しを求めてきた。23日はベネズエラで1958年に軍事政権が崩壊した記念日であることからデモを呼びかけて、就任を宣誓。デモには数十万人が参加し、治安当局との衝突などで7人が死亡した。

 一方、大統領宮殿で演説したマドゥロ氏は「介入はこりごりだ」と述べ、米国や野党がクーデターを計画していると批判。在ベネズエラ米外交官に72時間以内の国外退去を求めたが、米政府は「断絶する法的な権限を持っていない」としてグアイド政権と外交関係を維持すると表明した。

 カラカス周辺では21日、少数の兵士グループが軍施設から武器を奪い政権に対する反乱を試みたが、制圧されて20人以上が拘束されるなど緊迫した情勢が続く。マドゥロ氏はクーデター成否の鍵を握るとされる軍に団結を呼びかけ、政権維持に躍起になっている。

 左派政権のメキシコやボリビアはマドゥロ氏を支持すると表明。エネルギー分野でベネズエラとの協力を強化している中国とロシアもマドゥロ氏を支持する。中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)副報道局長は24日、「外部の制裁や干渉は往々にして事態を更に複雑にし、解決の助けにならない」と述べ、米国をけん制した。

 マドゥロ氏は2017年8月、政権派だけで作る制憲議会を発足させ、16年から野党が多数を握る国会の権限を剥奪し、独裁色を強めた。

 トランプ米大統領は23日、ホワイトハウスで記者団にマドゥロ政権が退陣圧力に武力で対抗した場合、軍事行動も検討するのか問われ、「あらゆる選択肢が机上にある」と述べ否定しなかった。軍事介入について、トランプ氏は17年8月に容認する発言をしたが、米政府が後に正式に否定していた。

 トランプ氏は「ベネズエラの民主主義を回復させるため、米国の経済や外交の力を最大限利用する」とする声明も発表。これまで実施してきた経済制裁や外交圧力を一層進めると強調。ロイター通信は23日、ベネズエラの最大の石油輸出先である米政府が石油輸入制限を検討していると報じた。米政府はベネズエラをテロ支援国家に指定することも検討中とみられる。

 ◇ベネズエラを巡る近年の主な動き

年・月

1992・ 2 陸軍中佐のチャベス氏がクーデター未遂

 98・12 チャベス氏が大統領選で初当選

 99・12 国民投票で新憲法案承認、大統領権限を強化

2000・ 7 新憲法下でチャベス大統領が再選

 02・4 軍幹部らによる大統領追い落としの政変が起きたが、チャベス氏は2日で復権

 06・9 国連総会で反米左派のチャベス氏がブッシュ米大統領を「悪魔」と非難

 13・3 チャベス氏が死去。後継指名されていたマドゥロ副大統領が暫定大統領に就任

   4 大統領選でマドゥロ氏が当選

 18・5 マドゥロ大統領が再選。米国やカナダ、中南米諸国の多くは承認せず

   8 マドゥロ氏が演説中、小型無人機「ドローン」が上空で爆発する暗殺未遂事件が発生

19・ 1 グアイド氏が国会議長に就任

   1 マドゥロ大統領の2期目がスタート

  1 グアイド氏が暫定大統領就任を宣言。米国など10カ国以上が承認


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板