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国際政治・世界事情(その2)

1002チバQ:2016/08/22(月) 19:22:36
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160822k0000m030097000c.html
<チュニジア>新内閣発足へ シャヘド首相候補、課題山積
08月21日 23:54毎日新聞

 【カイロ秋山信一】チュニジアの首相候補に任命されたユスフ・シャヘド氏(40)は20日、閣僚候補の名簿をカイドセブシ大統領に提出した。議会の信任を経て、シャヘド新内閣が近く発足する。チュニジアでは治安や経済の混乱が続き、過激派組織「イスラム国」(IS)が浸透する懸念も強まっている。シャヘド氏は20日の記者会見でテロ対策や中小企業支援に重点的に取り組む考えを示した。

 チュニジアの安定化は、地中海地域でのIS対策という意味でも重要な側面を持つ。隣国リビアで過去2年間にISが台頭。チュニジアでも昨年、日本人3人を含む22人が殺害された国立博物館襲撃事件など大規模なテロが相次いだ。今年3月には国境を越えてチュニジアを攻撃する事件も起きた。

 ISにはチュニジア人戦闘員が多く、イタリア南岸に近いチュニジアへの浸透を狙っていることから、欧州諸国もチュニジア情勢を注視し、治安対策などを支援している。

 シャヘド氏は、シド前首相が経済や治安の混乱の責任を問われて議会から不信任されたのを受け、今月3日に次期首相候補に任命された。AFP通信などによると、正式に就任すれば1956年の独立後、最年少の首相となる。

 シャヘド氏は「私の起用は若い世代への信頼の証しでもある」と述べており、20日発表した40人の大臣と次官の候補には35歳以下が5人、女性が8人含まれている。

 また、これまで政府と距離を置いてきた最大労組のチュニジア労働総同盟の元幹部2人を閣僚に登用。財政立て直しのためには増税や補助金削減が必要になる見込みで、労働者層との摩擦を避けるための人選だとみられる。

 シャヘド氏は農業問題の専門家で、与党ニダチュニス(チュニジアの呼びかけ)幹部としてシド前内閣では地方問題相を務めた。

 ただ、シャヘド氏は、カイドセブシ大統領の遠い親戚にあたり、2011年の民主化要求運動「アラブの春」で倒れたベンアリ独裁政権時代の「縁故主義の復活」と批判する声もある。チュニジアでは11年の革命後、大統領が外交や国防、内閣が主な行政の権限を握るなど権力分散が図られたが、再び権力集中が進むとの懸念が出ている。

 チュニジアは「アラブの春」の先駆けとなり、14年には民主的な選挙による政権交代が実現するなど、混迷するアラブ世界では比較的順調に民主化が進んでいる。しかしテロの影響で主要産業の観光が低迷し、経済の立て直しに苦慮している。


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