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インド・天竺・中洋スレ

66チバQ:2015/01/05(月) 22:02:03
http://www.sankei.com/world/news/150105/wor1501050001-n1.html
2015.1.5 11:00
【モディ政権考】
イスラム教徒に「ヘイトスピーチ」した女性閣僚“炎上” 露わになったヒンズー至上主義政権のアキレス腱





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イスラム教徒に対するヘイトスピーチを批判され、ニューデリーのインド議会前で報道陣に囲まれるジョティ氏(中央)(AP)
 インドのモディ政権の女性閣僚が、ヘイトスピーチをしたとして非難を浴びる事件が起きた。この閣僚は与党、インド人民党(BJP)所属のサドビ・ニランジャン・ジョティ食品加工業担当相(閣外相)。昨年12月2日にニューデリーで行った地方議会選のための演説で、「(ヒンズー教の神)ラーマ神の子供の政府か、庶子の政府か」を選ぶときだと聴衆に訴え、少数派イスラム教徒などの候補者を批判した。

 これには野党、国民会議派などが猛反発し、ジョティ氏に辞任を要求した。ジョティ氏は議会での閣僚としての初答弁で、謝罪する羽目になった。

 モディ首相も議会で、「こうした発言は絶対に認められない」と述べつつ、「ジョティ氏はすでに謝っている」と説明に追われた。また、「私たちはジョティ氏の経歴もよく知っている」と発言し、ジョティ氏が貧困層が多い北部ウッタルプラデシュ州の下位カースト出身で、高等教育を受けていないことを強調して同情を求めた。

 モディ氏の与党、BJPはヒンズー至上主義団体、民族義勇団(RSS)を母体とし、モディ氏自身もヒンズー至上主義者といわれてきた。今年5月開票の総選挙の選挙運動では、東部ビハール州でBJPの候補者が「モディ氏に反対するものは、(イスラム教国の)パキスタンに行くべきだ」と発言し、ヘイトスピーチの罪で告発される騒ぎになった。

 モディ氏の右腕といわれた党幹部もイスラム教徒に対するヘイトスピーチをしたと非難された。その後、疑いは晴れたものの、一時、選管から選挙運動への参加を禁止された。

 インドでは国民の8割以上がヒンズー教徒だが、多民族、多宗教を認めることは国是となっている。一方で、インドには、イスラム教徒に対する暴力を主導したり、市民の反イスラム感情をあおったりするヒンズー教過激主義者も存在する。

 モディ氏は最近、インド伝統のヨガを宣伝し、国連による「国際ヨガの日」の制定にこぎつけたが、これについて、インドのシンクタンク、オブザーバー研究財団のラジャ・モハン研究員はインド紙インディアン・エクスプレスのコラムで「モディ政権下でインドのソフトパワーを打ち出す大きな可能性を示すものだ」と歓迎しつつ、「ヒンズー教過激主義者の団体は、偏狭の文化と嫌悪の政策を積極的に推進することによって、モディ氏のソフトパワー戦略を傷つけようとしている」と指摘した。

 そのうえで、「政府が、国内でこうした団体に政治的罰を与えずにいることによる対外的な損失を計算しているのかどうか、はっきりしない」と述べ、「もし野放しであれば、ヒンズー過激主義者集団は、インドのソフトパワーの邪魔をするだけではない。友人や仲間との精力的な取り組みを通じて、インド政府のハードパワーを迅速に高めようというモディ氏の望みをも転覆させるだろう」と警告した。

 今回のヘイトスピーチ問題はその後、野党が非難の矛を収め、収束を見た。しかし、宗教上の対立感情が存在するインドでは、政府やBJP関係者のうかつな発言が、今後もモディ政権のアキレス腱(けん)となっていくだろう。

(ニューデリー 岩田智雄)


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