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インド・天竺・中洋スレ

63チバQ:2014/12/12(金) 20:15:59
http://www.sankei.com/world/news/141212/wor1412120005-n1.html
2014.12.12 05:00
【ノーベル平和賞】
児童売春いまだ深刻 受賞者出身のインド 救出活動のNGO「受賞は励み」

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9日、インド北部バラナシのグリアの施設で、黙想する売春街の子供ら(岩田智雄撮影)
 働かされる子供たちの救出に尽くしてノーベル平和賞を受賞したインドの人権活動家カイラシュ・サトヤルティさん(60)の母国インドでは、児童労働が深刻だ。なかでも、貧困層が多い北部ウッタルプラデシュ州では、児童売春を強いられる少女が少なくない。ガンジス川を抱く仏教とヒンズー教の聖地、バラナシにある州最大の売春街では、ここで働く女性の娘を母親と同じ職に就かせないための努力が続けられていた。(インド北部バラナシ 岩田智雄)

 その売春地帯は町の中心バラナシ駅からわずか2.5キロのところにあった。1.5キロほどの路地沿いで約350人の女性が働いている。入り口近くに、児童売春・労働から子供を救う活動をしている非政府組織(NGO)「グリア」のビルが建つ。

 売春女性の子供50〜60人が、広間で黙想を始めた。すると、施設に通って4年になる少女、シャシさん(13)が涙を流し出した。

 「子供たちは日ごろ、学校や地域で売春婦の子供だとののしられ、傷ついている。ほとんどみな、父親が誰なのかわからない。心に闇を抱えている」

 グリアを運営するサントラ・マンジュさん(34)はこう話した。

 ここでは黙想や工作、描画、授業を通じて子供に心のケアを行っている。インドでは、大人の売春は売春宿を使ったり、あっせん業者を通じたりしなければ合法だが、18歳未満は違法。かつてこの通りには少女があふれていたが、グリアの活動で約10年前に姿を消した。少女らは別の仕事に就くようになり、シャシさんも「将来は先生になりたい」と言う。ただ依然として3〜4割の少女は、別の場所を見つけて売春するようになるという。

 政府の2011年の調査では、国内で労働を強いられている5〜14歳の子供は減少傾向にあり、売春を除き435万3千人。実態はもっと多いというのが通説で、国連児童基金(ユニセフ)の推計では2800万人に上る。09年には120万人が児童売春を強要されたとの別の政府調査もある。

 マンジュさんの夫でグリア代表のアジート・シンさん(44)は「児童売春は増えているという印象だ。経済が発展したというが、貧しい者はいっそう貧しくなっている」と訴えた。貧困家庭では、良い働き口があるとか、ダウリ(持参財)なしで娘の嫁ぎ先があるといった話に乗せられ、親が子供をわずかな金額で人身売買業者に売り渡してしまう。

 「売春女性の大半はカースト制の不可触民やシュードラなど下位層の出身者。この世界に入った少女は稼ぎの8割を巻き上げられ、奴隷的動労を強いられる」

 ウッタルプラデシュ州では、サトヤルティさんも数年前、れんが工場などで働かされる子供を救出した。シンさんは、今回の授賞について、「この地域の問題が注目され、私たちのようなNGOの活動にも日が当たった」と祝福している。


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