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インド・天竺・中洋スレ

17とはずがたり:2014/06/21(土) 02:14:56

2分でわかる中国用語:中印国境紛争…現在も尾を引く二大国の対立
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1009&f=column_1009_020.shtml
2013/10/09(水) 17:41
 1950年代から60年代に発生した、中国とインドの領土紛争。1962年の本格的軍事衝突を指す場合もある。中国では、「中印辺界自衛反撃戦(中印国境自衛反撃戦」などと呼ぶ。

 中国とインドが争う主要な地域は西部国境のカシミール地方と東部国境のアルナーチャル・プラデーシュ地方。

 カシミール地方は、インドとパキスタン、中国が領有を主張している。中国が実効支配しているのは、アクサイチン地方。インドはカシミール地方全域の領有を主張している。パキスタンもカシミール地方全域の領有を主張していたが、中国とパキスタンがそれぞれ相手の実効支配地域の領有権を認めることで、中国とパキスタンの領土問題はなくなった。

 アルナーチャル・プラデーシュ地方の国境紛争の発端となったのが、清朝期にチベット政府とイギリス領インド帝国が国境線として定めたマクマホン・ラインだ。インド政府は、マクマホン・ラインを国境と主張。中国は、マクマホン・ラインは中国政府が認めた国境ではなく、「“チベット地方政府”が妥協したため『中国領』が削られた」として、同ラインよりも南の国境を主張している。

 インドは1947年に独立。中国では1949年に中華人民共和国が成立。独立した二大国が、国境問題で対立するようになった。

 インドは1951年ごろから、紛争地域で実効支配を確立する動きを強めた。中国は交渉を求めたが、インドは積極的に応じようとはしなかった。1959年にチベット動乱が発生し、ダライ・ラマ14世らがインドに亡命すると、中国は「内政干渉」としてインドを強く非難した。

 中国は62年6月ごろから、「インド側の砲撃で、中国軍人数十人が死傷」、「インド軍が中国領内に侵入して監視所を築いた」などと発表。中国軍は62年10月20日、インドへの本格的攻撃を開始した。

 中国側の動員兵力は8000人、インド側は1万−1万2000人とされる。中国側は戦い優勢にを進めたが、インドの要請により米国がインドの物資面で支援しはじめた直後、中国は戦闘行為の停止を宣言した。

 中国軍は同時に、新たに進出した地域からの自主的撤退を開始。中国政府は、「国境問題は交渉により平和的に解決する。そのための最大の誠意ある努力をする」などと表明した。

 中国側は10月20日の本格的攻撃開始以降も、インドに停戦と双方の軍部隊引き上げを呼びかけた。インドは応じなかった。中国はさらに、捕虜となったインド軍人に対する医療行為の写真を発表するなどで、同紛争についての国際的な政治宣伝にも力を入れた。

 中国が戦争を早く終わらせた理由としては、米国の介入により戦争の長期化と拡大を避けたことがあげられる。インドとの戦争に軍事力や国力を多く割けば、台湾に逃れた蒋介石が「大陸反攻」を発動する可能性もあった。また、中国は経済面で大失敗した「大躍進政策」を実施しており、国民経済が戦争の継続に耐える状態ではなかったとの指摘もある。

 当時は、アジア・アフリカの多くの地域で植民地の独立が活発化していた時期だった。インドのネルー首相(当時)への声望が極めて高かったこともあり、アジア・アフリカにおける中国に対する信用や好感度は低下した。

 日本などでは、軍事的に勝利していた中国が自主的に占領地を放棄したなどに注目し、「中国の誠意」を評価する声も出た。

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 中国は印パ戦争でインドと戦ったパキスタンに接近。現在でも密接な関係を続けている。

 パキスタンは独立以来、「反共」の性格が強い国で、ソ連に対抗するために1955年に発足した中東条約機構(バグダッド条約機構)や、1954年発足の東南アジア条約機構にも加盟した。

 インドはソ連との関係が良好な時期が長く、1971年に「印ソ平和友好協力条約」を結んだ際には「ほとんど東側陣営」ともみなされた。

 中国、インド、パキスタンの3国の関係では、「社会主義国の中国とパキスタンが親密」、「社会主義国の中国が、社会主義に親和的なインドとの対立や緊張関係が続く」という、イデオロギーでは説明できない「ねじれ現象」が発生した。(編集担当:如月隼人)


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