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欧州情勢・西洋事情

976チバQ:2015/12/21(月) 22:00:54
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20151222k0000m030112000c.html
<スペイン総選挙>反緊縮、新政党後押し 2大政党制終幕へ

21:34毎日新聞

 【パリ賀有勇】スペインの総選挙が20日投開票され、与党・国民党(中道右派)が下院(定数350)の第1党を維持したが、過半数を大きく割り込んだ。一方、新興政党のポデモス(急進左派)は21%を得票し、第3党に躍進した。国民党と社会労働党(穏健左派)が交代で国政を担ってきた2大政党制の終わりを印象付ける結果となり、今後は連立協議が行われるが、難航が予想される。

 スペイン内務省の集計によると、下院の獲得議席数は、国民党が123(改選前186)▽社会労働党90(同110)▽ポデモス69▽シウダダノス40--となった。

 スペインでは国民党政権が進めた緊縮政策の下で、欧州債務危機後の回復基調が続いている。だが、経済協力開発機構(OECD)の統計ではスペインの7〜9月の失業率は約22%と依然として高水準にあり、15〜24歳の若者に限ると約48%に跳ね上がる。若者を中心に、経済回復の恩恵が一部にしか行き届いていないとの不満が国民の間には根強い。

 反緊縮を掲げるポデモスは緊縮策や格差拡大に反発した若者らが中心となって2014年に結成。06年に北東部カタルーニャ自治州の独立反対派が結成し、13年から全国展開しているシウダダノスは、失業者の就業支援などを訴えてきた。今回選挙では両党が、これまで政権を担ってきた既成政党を嫌う有権者の受け皿となった。

 マドリードのIT技師、ドゥエロさん(29)は「2大政党だけでは政治に市民の声が反映されない。ポデモスが社会労働党と連立を組み、失業問題を解消してほしい」と、ポデモスに1票を投じた理由を語った。

 開票結果を受け、ラホイ首相は20日夜、マドリードの国民党本部で「スペインには安定した政権が必要だ」と演説し、連立協議を行う意向を示した。しかし、政策が近いとされるシウダダノスと合わせても、過半数には届かない。社会労働党やポデモス、他の左派政党が連立を組むにも、経済政策やカタルーニャ独立運動を巡る姿勢には隔たりがある。

 バレンシア大のアストリッド・バリオ教授(政治学)は、スペイン紙エルペリオディコ(電子版)に「2政党の連立で過半数を確保できるのは国民党と社会労働党の組み合わせのみだ。これ(大連立)は欧州ではあり得ないことではない」と指摘するなど、大連立も選択肢としては残されているが、両党は選挙期間中にその可能性について否定している。

 今後は少数政党を含めた連立協議が行われるが、連立協議が長引いて政局が不安定化すれば、回復基調にあるスペイン経済に悪影響を与えかねない。


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