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欧州情勢・西洋事情

965チバQ:2015/12/16(水) 22:00:22
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20151215-567-OYT1T50220.html
仏極右政党伸長 「反移民」が揺さぶるEU社会

03:08読売新聞

 欧州連合(EU)で、移民や難民の受け入れに反発する動きの影響が拡大している。

 パリ同時テロの衝撃を受けたフランスで、広域行政単位である地域圏の議会選の決選投票が行われた。「反移民」「反EU」を掲げる極右政党・国民戦線が得票率27%を獲得し、伸長した。

 サルコジ前大統領率いる共和党中心の右派連合の40%には及ばなかったが、オランド大統領を擁する社会党主体の左派連合の29%とほぼ肩を並べた。

 過激派組織「イスラム国」などによるテロへの不安が国民の間で広がったことが、国民戦線への追い風となったのだろう。持論の難民受け入れ制限や国境検査の復活が説得力を持ち出したからだ。

 国民戦線は第1回投票では、13地域圏のうち6圏でトップとなる破竹の勢いを見せていた。

 決選投票で伸び悩んだのは、極右の台頭に危機感を抱く既成政党の支持者が投票所に足を運んだことが大きい。左派連合は一部地域圏で、右派連合の支持に回るという捨て身の戦術をとった。

 それでも国民戦線が昨年の欧州議会選での得票率に上積みし、仏政治で無視できない存在となったことは、否定できまい。

 社会福祉の拡充を訴えるなど、過激なイメージを緩和し、支持層を広げる戦略も奏功している。ルペン党首は2017年の大統領選への出馬に意欲を示しており、台風の目となる可能性がある。

 懸念されるのは、他のEU加盟国でも、「反難民」「反移民」を 標榜 ひょうぼうする右派政党が勢いを増していることだ。

 ポーランドでは、10月の総選挙で右派政党が難民受け入れ拒否を公約し、政権復帰した。デンマークでは、「反移民」政党が右派政権に強い影響力を持っている。

 共通点は、「反EU色」を鮮明にして、親EUの既成政党に対する一般国民の不満の受け皿となっていることだ。この排外主義の急速な広がりが今、多様な民族と文化の共生を図るというEUの理念そのものを脅かしている。

 ドイツのメルケル首相も、「難民危機には課題が多い。(ドイツに)流入する難民の数を減らしていく」と演説した。寛容な難民政策を維持するのが困難な状況に追い込まれつつあるのだろう。

 「反移民」政党の伸長はEUの求心力を弱めかねない。勢いに歯止めをかけるには、EUが難民問題を沈静化させ、治安回復で成果を上げることが重要だ。


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