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欧州情勢・西洋事情
776
:
とはずがたり
:2015/10/08(木) 08:38:05
パッテン卿、労働党新党首の政策を痛烈批判 「イギリス人は危険な夢想にはまっている」
http://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/world/toyokeizai-86618.html
10月04日 07:00東洋経済オンライン
パッテン卿、労働党新党首の政策を痛烈批判 「イギリス人は危険な夢想にはまっている」
英労働党のコービン新党首 (写真:Ben Pruchnie/Getty Images)
(東洋経済オンライン)
英国労働党の新党首の座をコービンが勝ち取った。こうした現象を見るにつけ、この世は矛盾に満ちていると思わずにはいられない。
近年、グローバリゼーションから抜け出そうとする人気取り的な政治反乱が、民主主義体制の先進諸国で数多く発生している。しかし、彼らが主張する「もう一つの道」など、おとぎ話でしかない。
ギリシャの急進左派連合からフランスの国民戦線まで、根拠のない主張と無批判な懐古主義とが作り出す仮想現実に欧州中の有権者が酔っている。こうした傾向は米国でも数年前から顕著となり、ティーパーティー運動の推進力となった。現在ではトランプらの共和党大統領候補が、米国を20世紀以前に戻すような公約をすることを可能にしている。
古臭い社会主義
そうしたおとぎ話的な人気取りの流れが、ついに英国に到達した。右派を見てみれば、欧州連合からの離脱と移民受け入れ反対を唱えるイギリス独立党が登場。党首ファラージは、英国版ベルルスコーニという表現がぴったりの人物だ。
英国の左派にも同様の愚かしさが伝染した。5月の総選挙で敗北した労働党ではミリバンド党首が辞任。後継者を決める選挙戦にひと夏が費やされた。議員生活を30年以上続けたコービンの売りは、その間の議決で自分の党に500回以上も反対票を投じたことだった。
彼が党首選に出馬できたのは、単に数人の国会議員が、労働党は議論を大切にする党だと示そうとしたからだ。しかし古臭い社会主義を熱心に説くコービンは、急速に支持者を増やした。
その主張は以下のようなものだ。エネルギー部門を中心とする産業を国有化して、企業や富裕層に増税。医療、福祉、教育分野の予算は削減が中止され、むしろ増やす。労働組合は1980年代のサッチャー改革以前のような勢力を取り戻し、公共部門の労働者が財政支出の主要な受益者となる。
外交面では防衛予算を削減し、核による戦争抑止政策を放棄するという。コービンは世界中のあらゆる矛盾を米国のせいだとしており、ベネズエラの「社会主義革命」を主導した故チャベス大統領のような指導者が出現すれば、すくに飛行機に乗って会いに行くだろう。
コービンは60%近くの票を得て労働党の党首となった。しかし労働党は、彼が党首では総選挙に勝てない。保守党の一部には、コービンの勝利を宝くじにでも当たったように喜ぶ議員がいるが、今回の番狂わせは誰のためにもならない。
現実逃避から目を覚ませ
第一に、コービンが早々に党首の座から降ろされることはない。むしろその逆で、疎外された多くの若い有権者が刺激され、政府に対して声を挙げるかもしれない。
第二に、実行力を持つ責任ある野党がいなければ、政府は傲慢で自分勝手になる可能性がある。
第三に、来年には英国の欧州連合(EU)残留の是非を問う国民投票が実施されるが、労働党の支持母体である労組の幹部にはEUを金持ちクラブと断ずる者がいる。コービンもそうした見方をした場合、EU残留に必要な保守党と労働党の合意が不可能になる。
第四に、コービンの政治的見解はスコットランド国民党と多くの点で一致しているため、英国内でのスコットランドの扱いはさらに難しくなる。
第五に、右からも左からも非合理的な人気取り政策を提唱する勢力に詰め寄られた保守党政権が、優れた価値観と良識を代弁する政府の役割を放棄してしまう危険性がある。しかし、どれほど大衆に求められても国家というものは、全てをあきらめてさじを投げてしまうことはできないのだ。
コービンの勝利は、英国人がいかに現実から目を背けているを、あらためて浮き彫りにした。国民の目を覚まさせ、そうした危険な夢想に終止符を打つのがキャメロン首相の仕事だ。
(週刊東洋経済10月3日号)
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