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欧州情勢・西洋事情

750チバQ:2015/09/27(日) 21:44:46
http://mainichi.jp/select/news/20150927k0000m030104000c.html
難民:ドーバー海峡越え狙う 「英国は寛容」情報拡大
毎日新聞 2015年09月26日 22時33分(最終更新 09月26日 23時02分)
 欧州連合(EU)が加盟国の難民受け入れ割り当てを決める中、英国は域内の「移動の自由」を定めたシェンゲン協定に加わっていないことを理由に割り当てには加わらず、難民の受け入れに慎重な姿勢をみせている。だが、英仏間のドーバー海峡にまたがる海峡トンネルの入り口がある仏北部カレー市郊外の難民キャンプでは、約3500人の難民が英国への密入国の機会をうかがっている。【カレー(フランス北部)で宮川裕章、ロンドン矢野純一】

 闇があたりを覆うと、難民がにわかに動き出す。トンネルを通る英国行きの鉄道やトラックの荷台に忍び込もうと、道路脇のフェンスの切れ間をくぐって鉄道の軌道内に黒い影が次々と消えていく。

 「フランスよりも英国の方が宗教の規制が少ないし、言葉も楽だ」。シリア東部デリゾール出身の看護師、サリム・アルジャセムさん(38)は英国を目指す理由をこう語った。勤務先の病院がアサド政権の空爆で半壊し、3カ月前に家族と街を出た。トルコのキャンプに妻と2人の子供を残し、マケドニアやセルビアで足止めされながら、1カ月前にカレーに着いた。有り金3700ユーロ(約50万円)は密航業者への支払いに消えた。

 キャンプの広さは約18ヘクタール。治安当局が今年4月、市内各地に散在していた難民を工場跡地のこの場所に誘導してできあがった。この半年でここに滞留する難民の数は1・5倍に膨らんだ。

 海に囲まれる英国を目指す難民は、ドイツやフランスに比べて少ない。6月までの1年間の難民申請件数は、ドイツの1割にも満たない2万5771件。うちシリア難民は2024件にとどまる。海峡トンネルの大陸側の駅では、英国の入国管理局が旅行者のパスポートを検査。カレーでは、仏当局と協力してトンネル入り口周辺のフェンスを強化し、赤外線センサーや監視カメラなどを設置して密入国を防いでいる。

 「全て政府が面倒を見てくれる」。7月にトラックの荷台に隠れカレーから英国にたどり着いたシリア人男性(38)は、英国での暮らしをこう話す。南部バーミンガムで難民申請を待っている間、住居費、光熱費、水道代の全てを政府が負担してくれたうえに、週約37ポンド(約6800円)を生活費として支給されたという。難民申請中の別のシリア人男性(40)は「フランスは人種差別があると聞いたから英国を選んだ」と話した。

 難民らの目には、英国は他民族に寛容で手厚い制度のある国と映っている。こうした情報は、シリア国内でソーシャルメディアなどで伝わり、待遇や密入国の方法も細かく説明されているという。シリア出身で英国在住の中東情勢専門家のイーサ・シェラー氏は「シリア国内の武装勢力がこうした宣伝を行い、密航の手引きに加担している。戦闘地域から住民を連れ出せるのは武装勢力だけで、密航が資金源になっている」と話す。


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