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欧州情勢・西洋事情

697チバQ:2015/09/07(月) 21:51:11
<英離脱に拍車か>

EUの指導者が難民問題に一致団結した対応を示せないでいることは、ユーロ圏再編問題や気候変動問題などの協調行動でも、明るい展望は描きにくいことを予兆している。

米金融大手シティのチーフ国際政治アナリスト、ティナ・フォーダム氏は「EUは一度に複数の問題を抱えている」とした上で、難民危機が欧州の政治リスクの主因になっていると指摘。ロイターのインタビューで同氏は「難民や移民をめぐる不和は、EUの団結崩壊を招き、経済やウクライナなど他の問題での政治的息切れをもたらす可能性がある」と語った。

各国政府がこの問題でつまずき、今後控える選挙に影響が及ぶ可能性もある。反移民を掲げるポピュリスト政党の躍進はすでに、北欧の社会モデルを危険にさらしている。

フォーダム氏はまた、英国のキャメロン首相が進めるEUとの関係見直し交渉にも、難民問題が影響を与える可能性があると指摘。キャメロン首相は2017年末までにEU離脱の是非を問う国民投票を実施するとしているが、「負担を受け入れなかったと受け止められれば、国民投票を前に(EUから)譲歩を引き出す力をキャメロン首相から一段と奪うかもしれない」と述べた。

そのキャメロン首相は4日、「数千人」のシリア難民を受け入れる方針を示した。トルコ海岸で溺死した幼児の写真が欧州全体で大きな波紋を呼び、難民受け入れに消極的だったキャメロン首相の姿勢を変えた形となった。

世論調査会社ユーゴブのピーター・ケルナー社長は、EU各国からの無制限な移民流入に関する国民の不安が、「ブレグジット」(英国のEU離脱)の可能性を高めたと分析している。

(Paul Taylor記者、翻訳:宮井伸明、編集:伊藤典子)


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