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欧州情勢・西洋事情

507チバQ:2015/06/11(木) 23:50:35
http://www.sankei.com/world/news/150611/wor1506110029-n1.html
2015.6.11 21:00

スコットランド くすぶる独立気運 2度目の住民投票実施も 「英国を弱体化させる」と反発の声

 英国からの独立が昨年9月の住民投票で否決されたスコットランドで、独立派の勢いが再び強まっている。英国が2017年末までに行う予定の国民投票で、欧州連合(EU)からの離脱が多数を占めた場合、スコットランドで独立とEU再加盟を問う2度目の住民投票が実施される可能性も指摘される。現地を訪れて「英国の将来像」を探った。(英北部グラスゴー 内藤泰朗)

 「多くの人がまだショックの中にある」

 大英帝国の栄華の跡をいまも残すスコットランド最大の都市グラスゴー中心部で、世論調査や選挙の権威であるストラスクライド大のジョン・カーティス教授(61)が語った。

 5月7日投票の英総選挙(下院、定数650)では、地域政党のスコットランド民族党(SNP)がスコットランドに割り振られた下院59議席中56議席を奪取し、英中央政界で第3党に躍進した。スコットランドはこれまで最大野党、労働党の票田だった。

 教授によると、SNPは1930年代にスコットランドの独立を掲げ設立された弱小政党だったが、総選挙では反緊縮財政を打ち出した唯一の党となり、「社会正義を実現する党」という労働党の看板を奪い、幅広い層の支持を得た。

 それからおよそ1カ月。労働党は路線をめぐる対立のまっただ中にあり、SNPに対抗する余裕はないという。

 次の焦点は来年5月に行われるスコットランド議会選だ。教授は、「財政的に独立は困難だが、SNPが前回に続き再び過半数を制して自治政府を主導する事態となれば、独立を問う2回目の住民投票への機運が広がりかねない」とみる。

 SNPのスタージョン党首は2日、ブリュッセルのEU本部で「スコットランドの未来は欧州にある」と強調。英国のEU離脱は新たな住民投票の引き金となる可能性があると、キャメロン英首相に警告した。

 SNPは何度かの取材申し込みにも応じなかった。この点についてスコットランドの中心都市エディンバラの外交筋は、「(SNPは)短期間に急速に拡大したため、情報管理ができていない可能性がある」と指摘した。

 外交筋は、SNPの党員数が昨年9月の住民投票時からわずか半年で4倍増の10万人を突破し、労働党(党員20万人)と与党・保守党(同15万人)に迫る勢いであることなどを強調した。その上で、「スコットランドの民族主義は独立に向けて一歩前進した。だが、独立は英国を弱体化させ、世界の安定には役立たない」と懸念を表明した。


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