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欧州情勢・西洋事情

459チバQ:2015/05/09(土) 15:50:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150509-00000026-jij-int
ナショナリズムの津波、労働党のむ=保守党の「危険な」戦略奏功か〔深層探訪〕
時事通信 5月9日(土)8時33分配信

ナショナリズムの津波、労働党のむ=保守党の「危険な」戦略奏功か〔深層探訪〕
8日、ロンドンの首相官邸に到着し、笑顔を見せるキャメロン英首相夫妻(AFP=時事)
 英総選挙は、保守党が予想外の過半数を獲得する勝利を収めた。一方の労働党は、スコットランド民族党(SNP)の大攻勢に、前回2010年の総選挙で域内59議席中41議席を得た牙城スコットランドで1議席を除き壊滅。イングランドでも重点選挙区を次々と保守党に奪われた。スコットランドとイングランドのナショナリズムが起こした想定外の津波のはざまにのみ込まれた格好だ。
 
 ▽保守党への逆スイング
 7日午後10時(日本時間8日午前6時)、投票締め切り直後に発表されたBBC放送などの出口調査に基づく予想議席数は、保守党が過半数に迫っていることを示し、BBCの選挙特番のスタジオに衝撃が走った。出演していたアシュダウン自民党元党首は「これが本当なら皆の前で帽子を食べてみせる」と叫んだ。
 前日までの各種世論調査、議席予想はすべて保守、労働両党の大接戦と、どちらも過半数を得られないハングパーラメント(宙づり議会)の出現を予測。イングランドでは保守党から労働党へのスイング(投票先の乗り換え)が観測されていた。しかし、実際に起きたのは逆の揺り戻し。その理由ははっきりしないが、25%程度いるとも言われた態度未決定層が最後の最後に保守党支持に大きく動いた可能性がある。
 労働党のスコットランドでの苦戦は事前に予想されていたものの、アレグザンダー「影の外相」やマーフィー・スコットランド労働党党首ら「安全区」のはずの大物が次々と落選する惨状となった。
 ブレア元首相の側近マンデルソン前企業相はBBCに対し「労働党は二つのナショナリズムに押しつぶされた。スコットランドではSNPにこっぴどくやられ、イングランドではキャメロン首相と保守党にあおられたナショナリストたちにたたかれた」と語った。
 
 ▽待ち構えるEU問題
 反保守党のSNPのスタージョン党首が「キャメロン首相を官邸から閉め出す」ため労働党との連携を呼び掛けたことを逆手に取り、保守党は労働党への攻撃材料として最大限利用。「労働党政権はSNPの人質」「労働党・SNP政権は地獄の組み合わせ」などと、イングランドの有権者に対し、スコットランドへの警戒心や敵対心をあおるキャンペーンを繰り返した。選挙結果はこの戦略が奏功したことを示しているようだ。
 こうした戦略については、保守党内からも「スコットランド内の親英派を損ない、イングランド・ナショナリズムをあおる近視眼的で危険なゲーム」(フォーサイス元スコットランド相)との懸念が出ていた。
 キャメロン政権は公約通り、17年末までに欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を実施する。国内で賛否が伯仲するEU離脱が可決された場合、保守党政権との対決姿勢を強めるSNPがスコットランドのEU残留を求め、再び独立の是非を問う住民投票に向かうシナリオを指摘する声は少なくない。今回の選挙での勝利はキャメロン首相にとって将来支払わなければならない大きなツケとなる可能性がある。(ロンドン時事)


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