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欧州情勢・西洋事情

3944チバQ:2021/10/27(水) 01:13:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/0392734af143dd6f1a9152d203c2e874c95c06cd
EU、深まる東西対立 法「優先」原則否定のポーランドへの対応議論
10/23(土) 5:00配信

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毎日新聞
欧州連合(EU)の首脳会議でドイツのメルケル首相(右)らと話すポーランドのモラウィエツキ首相(左)=ベルギーのブリュッセルで2021年10月22日、AP

 欧州連合(EU)は21、22の両日、ブリュッセルで首脳会議を開き、EUの法原則を否定する東欧ポーランドへの対応を議論した。西欧の主要国からは制裁を求める声が上がったが、人権問題などでEUと対立する東欧ハンガリーはポーランドに同調。双方の溝は埋まらず、EUの基本理念や原則を巡る「東西対立」が深まっている。

 ポーランドの憲法裁判所は今月7日、権威主義的な政権の意向に沿う形で、同国の法律がEU法よりも優先される場合があるとの判断を示した。「EU法が加盟国の法律に優先される」とするEUの原則に反しており、欧州統合の基盤が揺らぐ事態となった。

 EU高官によると、首脳会議では一部の加盟国が、EUの理念に重大な侵害があったとして、EU基本条約に基づく制裁手続きなどを求めた。しかし結論には至らず、「政治的対話」を続ける方針を確認して終わった。

 会議に先立ち、オランダのルッテ首相は「(ポーランドに対し)厳しい姿勢で臨む必要がある」と発言。ベルギーのデクロー首相も「クラブの一員として利益を得たいなら、ルールは尊重しないといけない」とポーランドにくぎを刺した。また、欧州議会のサッソリ議長は声明で「EUがこれほど根本的に疑問視されたことはない」としてEUの基本原則の堅持を訴えた。

 これに対し、ポーランドのモラウィエツキ首相は「(EUの行政機関である)欧州委員会や欧州司法裁判所が国家の裁量権について最終的な判断を下すことは受け入れない。我々は恐喝には屈しない」と主張した。ハンガリーのオルバン首相もポーランドを擁護し、「素晴らしい国だ。制裁の必要はない」と語った。

 首脳会議を前にして、フォンデアライエン欧州委員長は19日の欧州議会で、ポーランドに対するEU基本条約に基づく制裁手続きや、「法の支配」を順守しない他の加盟国へのEU資金供給を停止する新たな制度の発動の可能性に言及した。だが、ハンガリーが反対するとみられるため、基本条約に基づく制裁を実施するのは難しい。資金供給を停止する新制度も、ポーランドやハンガリーによる異議申し立て手続きが進行中で、いつから運用できるかが不透明だ。

 ポーランドの政権が進める司法改革は「司法の独立性を損ねている」として、欧州委から繰り返し提訴されている。またLGBTなど性的少数者らへの抑圧姿勢を巡っても、欧州委との対立が続く。ドゥダ政権は強気の姿勢を崩さないものの、国内では親EU派のデモが起きるなど政権批判も強まっている。

 EU加盟国で起きている「東西対立」を巡っては、6月のEU首脳会議で、LGBTなどへの表現を規制する新法を成立させたハンガリーに対し、各国首脳から批判が相次いでいた。【ブリュッセル岩佐淳士】


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