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欧州情勢・西洋事情

367チバQ:2015/03/21(土) 18:37:08
http://www.47news.jp/47topics/e/263325.php
【フランス全国県議会選】多文化主義に「疑問」も 仏連続テロ後初の選挙

 フランスの全国県議会議員選挙(2回投票制)が22、29日に投開票される。1月の連続テロ後初めての全国レベルの選挙で有権者の反応が注目される。世論調査では、移民やイスラム教に厳しい政策を掲げる極右、国民戦線(FN)が1回目投票の全国集計でトップの約30%を獲得する勢い。「国民の間に多文化主義に対する疑問が広がっている」との指摘も出ている。
 「わが党は移民や治安の問題を40年前から訴えている」。パリ北方エヌ県ビレルコトレットの公民館でFNのフランク・ブリオ候補(57)が拳を振る。パリから車で約1時間半、人口は約1万人。平日夜の聴衆は40人程度だった。FNは全国2千余りの選挙区のうち候補を立てた約1900区のほぼ全てで、こうしたミニ集会を開いている。
 フランスではレベルの異なる公職の兼任が認められており、ブリオ氏は市長兼任。「当市は党勢が拡大している大都市周辺の田舎の典型。都市や郊外の問題が嫌で逃れて来る人が多い」と説明した。
 連続テロ後の1月11日、フランス全土で370万人がデモ行進し「自由・平等・博愛」のスローガンを掲げた。政府は厳しいテロ・過激思想対策を打ち出し、じり貧だった社会党オランド政権の支持率は前月比で20ポイント以上も上昇。「1・11効果」と言われた。
 しかし、ビレルコトレットの左派候補クリスティアンヌ・デュフール氏(59)は「そんなもの、とっくに終わった」とため息をつく。移民や治安、不景気、失業。有権者が向き合う現実は重い。数年前に社会党からFN支持に乗り換えた電気技師ジャンピエール・パネックさん(37)は「既成の大政党は公約を守らない」と政治不信を口にした。
 政治学者のジャンイブ・カミュ氏は「国民の不安の対象がテロやイスラムを越え、多文化主義にまで向かいつつある。有権者は悩んでいる」と指摘。FNは決選となる2回目投票で敗退するケースが多く、実際の議席や議長ポストの獲得は少数にとどまる。しかし大統領選勝利を目指す同党が昨年5月の欧州議会選の約25%からさらに得票を伸ばし、30%に手が届けば衝撃は大きい。
 社会党のバルス首相は「国の未来にとって怖い」と述べ、保守系野党、国民運動連合のサルコジ前大統領は「FNへの投票は死に票」と攻撃するなど危機感を強める。しかしデュフール候補は「今こそ政策で国民に向き合うべきときなのに、単純なFN攻撃ばかり。これでは逆効果になる」と懸念を深めた。(ビレルコトレット共同=松村圭)
(共同通信)


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