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欧州情勢・西洋事情

3659チバQ:2020/12/16(水) 10:18:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/b821428007953a2928a1735375a1c8571326933e
拳振り上げ感情爆発「メルケル首相」厳戒ロックダウンの成否
12/15(火) 12:01配信
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12月9日、連邦議会での演説で珍しく感情を露わにコロナ対策への協力を訴えたメルケル独首相。その思いは国民に届くのだろうか (C)EPA=時事
 ドイツのアンゲラ・メルケル首相が12月9日に連邦議会で行った演説は、歴史に残るだろう。普段は冷静沈着なメルケル首相が、珍しく感情を露わにして国民に対しコロナ対策への協力を求めたからだ。普段のポーカーフェースを脱ぎ捨てた、彼女らしからぬ演説は、今日のドイツの事態の異常さを際立たせた。
「努力は不十分だった」
 この演説のテーマは、2021年の予算案だった。メルケル政権はパンデミックによって経済界が受けつつある打撃を緩和するために、あえて巨額の借金を行って市民や企業を支援している。例外的に財政赤字が急増するが、その必要性を国民に説明するのが狙いだった。

 だが演説の後半で、メルケル首相はドイツがパンデミック第2波で苦戦している現状について、苦言を呈した。まず、

「我々がこの予算案を最初に議会で審議した9月29日には、1日あたりの新規感染者数は1827人、集中治療室(ICU)で治療を受けていた重症者は352人、この日の死者は12人でした。しかし12月8日には、新規感染者数が2万815人に達しました。ICUで治療されている重症者は4257人。1日で590人が亡くなりました」

 と具体的な数字によって、パンデミックによる被害が、約2カ月半でいかに深刻化しているかを示した。そして、

「これらの数字は、市民の間の接触が多すぎることを示しています。これまで我々が行ってきた、市民の接触を減らそうとする努力は不十分だったのです」

 と結論付けた。この時メルケル首相は、元科学者らしい一面をのぞかせた。

「私は科学による啓蒙(Aufklärung)の力を信じています。啓蒙主義は、今日のヨーロッパ文明の基礎です。私は社会主義時代の東ドイツで物理学を専攻しました。その理由は、社会主義政権がいくら政治的な出来事や歴史上の事実を捻じ曲げることができても、重力や光の速度などに関する事実や法則を歪曲できないと思ったからです」

 つまり、感染拡大の防止策について懐疑的な市民たちに対し、「新規感染者数や死者数の激増を示す数字を直視しなさい」と訴えたのだ。

新規感染者数が2万人を突破
 ドイツでは10月下旬から新規感染者数が急増し、毎日1万人を超える陽性者が見つかるようになった。このため、メルケル政権は11月2日に「部分的ロックダウン」を発令し、レストラン、喫茶店、劇場、映画館、フィットネスジムなどの営業を禁止するとともに、出張以外の国内旅行を禁じた。

「部分的」と呼ばれた理由は、政府が学校や託児所、商店については閉鎖を命じなかったからだ。特に政権が重視したのは、学校での授業の継続だった。今年3月から5月までのロックダウンでは、学校を休校させたために勉強が大幅に遅れ、両親が子どもたちの自習を助けられない家庭では、一部の生徒たちの学力が低下したからだ。

 しかし、新型コロナウイルスの感染は政府の努力を嘲笑うかのように拡大し続け、11月上旬には初めて新規感染者数が2万人を突破。その数は減る傾向を示さなかった。

 特に深刻なのは、医療資源が逼迫し始めたことだ。今年5月22日には全国の病院のICU約3万2000床の内62%が使用され、38%が空いていたが、12月8日には、空いている比率は18%に減っていた。1日に500人を超える市民が命を落としていた。


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