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欧州情勢・西洋事情

365チバQ:2015/03/17(火) 21:22:00
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015031702000137.html
反EU勢伸長 スペイン・仏 緊縮や移民の不満吸収

2015年3月17日 朝刊


 【パリ=渡辺泰之】欧州で欧州連合(EU)主導の緊縮策などに真っ向から反発する政党が右派、左派を問わず支持を広げている。経済危機に見舞われたスペインでも「反緊縮」を掲げ、EUに懐疑的な左派新党が台頭。フランスや英国でも「反EU」を掲げる極右勢力が存在感を増している。ギリシャで反緊縮を掲げたチプラス政権が誕生したばかりだが、反EU勢力の広がりは、統合の深化を目指す欧州の「火種」になりかねない。
 「ラホイ首相、あなたはスペインをドイツの植民地になるかもしれない国にした」。先月二十五日にマドリードであった新党「ポデモス」(私たちはできるの意)の集会で、イグレシアス党首は首相とEUの盟主、ドイツを挑発した。
 ポデモスは昨年一月に結党したばかりの反緊縮、反EUを掲げる政党。昨年五月の欧州議会選でいきなり五議席を獲得し、世間を驚かせた。イグレシアス氏は、ギリシャのチプラス首相とも親しい関係だ。
 「扇動で福祉国家は保てない」。与党国民党を率いるラホイ首相は先月二十四日、暗にポデモスを批判した。国民党や最大野党の社会労働党が支持率でポデモスを下回る世論調査結果も出ており、十一月の総選挙を控え、存在が無視できなくなってきている。
 二〇一二年に経済危機に陥ったスペインは、EUなどからの金融支援の代わりにギリシャ同様、痛みを伴う緊縮策を課された。現在、失業率は23%と高率。国民に「緊縮疲れ」が出ているとされ、ポデモスは、その不満を吸収している。
 不満を巧みにすくい取り、支持を伸ばしているのはフランスの極右政党「国民戦線(FN)」も同じだ。FNは反EUや移民排斥など極端な思想を掲げる。
 フランスでは今月二十二、二十九日と県議会選挙が実施される。フィガロ紙が十六日に公表した世論調査ではFNが支持率30%で、最大野党「国民運動連合」など保守・中道勢力を抑え、トップに立つなど勢いを増す。ルペン党首は十六日、ラジオ番組で「一つの県でも勝利すれば、本質的な力強さの証明になる」と発言。FNが複数の県で勝利するとの見方もある。
 一七年には大統領選が控えており、FNは「台風の目」になるとみられている。バルス首相は「FNは国の脅威だ。何の解決にもならない」と厳しい口調で非難している。


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