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欧州情勢・西洋事情

3298チバQ:2019/10/28(月) 20:50:22
https://digital.asahi.com/articles/ASMBX1SSXMBXUHBI003.html?pn=4
「選挙やめろ」殺害予告と戦ったが 独また右翼政党躍進
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エアフルト=野島淳 2019年10月28日07時23分
 「選挙運動をやめなければ刺す」――。右翼過激派からとみられる脅迫メールが、ドイツのある政治家に届いた。脅しに屈せず選挙運動を続けたが、所属政党は27日にあった東部の州議会選で、初めてトップから陥落。大きく伸びたのは、またも右翼政党だった。

 脅迫を受けたのは、中道右派・キリスト教民主同盟(CDU)に所属するマイク・モーリンク氏(47)。ドイツ東部チューリンゲン州議選で、CDUの筆頭候補だった。

 投票日の約1週間前、事務所宛てに脅迫メールが届いたという。モーリンク氏によると、差出人は「グローバルに広がる極右組織」で、「選挙戦をやめなければ、次に公の場に出たところで刺す」などと書かれていた。

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 モーリンク氏はツイッターに動画を投稿。「憎しみや暴力、過激主義、ナチスに居場所はない」と述べ、選挙運動を続けた。

 ドイツでは6月、CDU所属の地方自治体トップの男性(当時65)が、右翼過激派と関係する男に撃たれて死亡。CDUのメルケル首相が進めた難民の受け入れ政策を支持していたことが、動機だったとされる。

 東部ハレでは10月9日、右翼思想を掲げる男がユダヤ教の礼拝所を襲撃。失敗したが、近くにいた通行人ら2人を射殺するテロ事件があったばかりだ。

 脅しにひるまなかったモーリンク氏だったが、州議選の結果は厳しいものになった。開票速報(午後10時時点)によると、CDUの得票率は約22%で、前回2014年から約12ポイント下落。1990年の東西ドイツ統一以来、初めて同州でトップから陥落しただけでなく、3位に沈んだ。

 州都エアフルトであったCDUの集会では、結果を聞いて大勢の支持者が静まりかえった。ヤコブ・キューネルトさん(26)は「すぐには理解できない」と涙を浮かべた。モーリンク氏は支持者を前に「民主的な中道政党が過半数を得られなかった。苦い結果だ」と伏し目がちに語った。

 連邦政府のメルケル政権でCDUと連立する中道左派・社会民主党(SPD)も今回、約8%の4位にとどまった。

 トップは前回2位の左派党で、約31%を得た。旧東独の独裁政党の流れをくむ左翼政党だ。

 ただ、最大の勝者は右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」だった。得票率は約23%と、前回の2倍以上で2位となった。

 13年にできたAfDは、「反移民・難民」や「愛国主義」を掲げ、メルケル政権を批判。支持者を増やしてきた。9月1日にあった東部2州の州議選では、いずれも2位に躍進。他党は、AfDの排外的な主張がドイツで広がる右翼の過激主義を勢いづかせていると批判している。

 特にAfDのチューリンゲン州筆頭候補で元歴史教師のビョルン・ヘッケ氏(47)は、筋金入りの右翼思想の持ち主として知られる。ナチスによるユダヤ人の大量虐殺の犠牲者を慰霊するモニュメントを「恥の記念碑」と述べるなど、復古主義的な考えが危険視されてきた。モーリンク氏も名指しでヘッケ氏を「ナチだ」と非難していた。

 地元メディアによると、ヘッケ氏は27日夜、「ドイツの歴史で我々ほど中傷された党はない。だが今回の結果を勝ち得た」と述べ、自信をみせた。

 AfDも左派党も特にドイツ東部で強く、今回の州議選の結果がそのまま全国の縮図だとは言えない。だが今秋の東部3州の州議選は、右翼政党の躍進と、メルケル政権を支える中道政党の沈滞という現状を一段と印象づけることになった。(エアフルト=野島淳)


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