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欧州情勢・西洋事情

3049 チバQ:2019/05/06(月) 07:22:15
https://www.sankei.com/smp/world/news/190505/wor1905050018-s1.html
ピュリズム(大衆迎合主義)勢力が対決する構図で、今後のEUの行方にも影響を及ぼす。極右政党が躍進した4月下旬のスペイン総選挙で懐疑派の勢いが改めて明らかになる中、親EU派では中道右派・左派の2大勢力が初めて過半数を割り込むと予想され、苦しい展開だ。
 「心から祝う」。フランスの極右「国民連合」のルペン党首は4月29日、前日のスペイン総選挙で躍進した極右「ボックス」に祝意を表した。ドイツの右派「ドイツのための選択肢」(AfD)もボックスを「偉大な勝者」とたたえた。

 移民・難民の大量流入やテロ頻発を受けて近年伸長した右派のEU懐疑派は、加盟国の主権を強化し、内側からEUを弱体化させることを狙う。各国の政党は欧州議会で政治理念に応じた会派をつくっており、複数会派に分散する懐疑派の結集も図り、影響力を拡大したい考えだ。
 代表格であるイタリアの右派「同盟」党首のサルビーニ副首相は4月8日、「家族を広げ、新たな欧州の夢に取り組む」と地元の集会で強調。集会には別会派のAfDなども加わって合流を確約した。サルビーニ氏はボックスとの連携もうかがっているようだ。

 欧州議会が4月18日に公表した予想獲得議席によると、同盟や国民連合などの会派「国家と自由の欧州」は現有37議席から62議席に増える勢い。EU懐疑派は他の2会派と合わせ2割超となる。同様に「反エリート」を掲げる急進左派も存在感を保つ。左右のポピュリズム勢力を合わせれば立法手続きを阻止できる3分の1議席に届く可能性があり、EU運営の波乱要因となりうる。
 中道右派「欧州人民党」と中道左派「社会民主進歩同盟」はそれぞれ第1、第2会派の座を守るが、1979年の直接選挙導入後、初めて合計議席が過半数を割ると予想される。二大政党が後退し、議会勢力が細分化する欧州各国の状況を反映している形で、両派の合意を中心とした議会運営に変化が出そうだ。選挙結果は今秋に任期満了となるユンケル欧州委員長の後任選びにも影響する。


 EU懐疑派の伸長の一方で目を引くのが、親EU派のリベラル勢力の奮闘だ。同勢力はマクロン仏大統領の政党「共和国前進」との連携を模索しており、実現すれば一大勢力になる。欧州議会では「キングメーカー」(専門家)になりうるとも目されている。


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