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欧州情勢・西洋事情

3042 チバQ:2019/05/01(水) 05:19:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190429-00000050-mai-eurp
中道左派が第1党に 国民党は歴史的大敗 スペイン総選挙

4/29(月) 20:45配信��
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支持者に演説する極右政党ボックスのサンティアゴ・アバスカル党首=マドリードで28日、AP

 【パリ賀有勇】スペインの総選挙が28日投開票され、社会労働党(中道左派)が下院(定数350)で123議席(改選前84)を獲得し、第1党となった。同党を軸に連立や閣外協力の駆け引きが始まる。議席のなかった新興極右政党「ボックス」(VOX)は24議席を獲得して国政進出を果たし、5月下旬の欧州議会選挙を前に、他国の右派ポピュリズム(大衆迎合主義)政党を勢い付かせる可能性がある。

 スペイン内務省の開票結果(開票率99・99%)によると、汚職事件でラホイ前首相の不信任案が可決されるまで政権を担い、改選前に134議席だった国民党(中道右派)は66議席と歴史的な大敗を喫した。シウダダノス(中道右派)は57議席(改選前32)、急進左派のポデモス連合は42議席(同67)だった。社会労働党を率いるサンチェス首相は「国民の調和を目指すために、安定政権の構築を図る」と勝利宣言した。

 選挙戦でサンチェス氏は、労働者寄りの政策を打ち出すとともに、反移民を掲げるボックスを含めた右派との対立軸を鮮明にし、従来の左派支持層をつなぎ留めた。国民党は、党幹部の汚職事件への関与に加え、スペインを目指す移民の増加を背景に、ボックスに支持者が流れた。

 スペインでは2015年に2大政党による政権交代から連立政治に移り、複数の政党に分かれる。今後の連立や政策協力のシナリオとして社会労働党とポデモス連合の枠組みが最有力だが、過半数ラインの176には届かず、独立運動を抱える北部バスク自治州や選挙戦で独立問題が争点となった北東部カタルーニャ自治州など、地域政党との協力が不可欠となる。カタルーニャ独立派の地域政党を巡っては今年2月、サンチェス氏と対立して19年予算案への協力を拒否し、総選挙となった経緯がある。

 ◇極右躍進 内外で驚き

 【パリ賀有勇】スペインではフランコ独裁政権時(1939〜75年)の記憶から、国民の間にナショナリズムの高揚に対する抵抗感があり、民主化後も極右勢力が台頭することはなかった。28日の総選挙で、新興極右政党のボックスが24議席を獲得し躍進したことは、国内外で驚きを持って受け止められた。

 スペインメディアによると、ボックスは2013年にサンティアゴ・アバスカル党首(43)らフランコ体制の流れをくむ元国民党員を中心に設立。16年には党員らが、領有権で対立する英領ジブラルタルの岩山「ジブラルタルロック」に国旗を掲げて逮捕された。

 闘牛などのスペインの伝統保護を訴え、北部バスク、北東部カタルーニャ両自治州にみられる独立運動や地域主義を敵視し、州政府の廃止を訴える。アバスカル氏はバスク出身で、実家の衣料品店は独立派組織「バスク祖国と自由」(ETA)によって放火され、自身は護身用拳銃を携行する。

 反移民や反イスラムのほか、同性婚や人工妊娠中絶にも反対する。スペインでは18年の難民・移民の上陸数が欧州諸国で最多となり、勢力拡大につながったといわれる。

 5月下旬には欧州議会選が実施され、反移民で共通するイタリアの「同盟」やフランスの「国民連合」といった政党が足並みをそろえる。ボックスはまだこうした動きに加わっていないが、右派ポピュリズムが世界的に存在感を高める中での躍進は、他国にも影響する可能性がある。


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